News
NEWS
eventinLA

【イベントレポート】仕事も子育ても全力で取り組む。映像翻訳者のパワフルな生き方とは?

【イベントレポート】仕事も子育ても全力で取り組む。映像翻訳者のパワフルな生き方とは?
Tweet about this on TwitterShare on Google+Share on FacebookShare on TumblrPin on PinterestDigg thisEmail this to someonePrint this page

トークイベント「子育てと仕事の両立方法とは?~ママ×映像翻訳者inアメリカ~」がロサンゼルス校で開催されました。本イベントに登壇していただいたのは、ロサンゼルス校の修了生で子育て中のママでもある2名。映像翻訳者・実務翻訳者・通訳者としてマルチに活躍するマクラウドゆかさんと、先日、日英実践クラスを修了したばかりの柳田眞由乃さんです。イベントでは、アメリカに移住したきっかけ、前職について、出産から子育てまでのストーリー、映像翻訳者を目指しJVTAへの入学を決めた理由などを語っていただきました。そして、トークイベントのテーマである子育てと仕事の両立方法をお2人の一日のスケジュールから紐解いていきます。当日は、子育て中のママや、妊娠中の方、フリーランスとして在宅でできるお仕事を始めたい方など、アメリカ在住の女性の方々が参加してくださいました。司会・進行役を務めさせていただいたロサンゼル校スタッフのゲイラー世羅がイベントの様子をレポートします。
 
yanagita-mcloed
(左:柳田眞由乃さん、右:マクラウドゆかさん)
 
■海外で生きていく。アメリカ移住のきっかけは?
ロサンゼルス校では、アメリカにお住いの現地生と日本からの留学生が受講しています。現地生の中には、日系企業にお勤めの駐在員やアメリカで生まれ育ったバイリンガルの方などがいますが、その中でも特に子育て中のママや、ご主人の駐在でロサンゼルスに滞在中の女性、またアメリカ人との結婚を機に移住した主婦の方が多く、アメリカで何をしていくか迷った時に映像翻訳者という道を選び、現在活躍しています。
海外移住のきっかけはさまざまで、ご登壇いただいたマクラウドさんは、学生の頃から海外のロックバンドが大好きで英語や海外の文化に興味を持ち始めました。そして、アメリカへの大学留学をきっかけにロサンゼルに移住。日本を出たいという気持ちが強く、留学を決めたとおっしゃっていました。
一方の柳田さんは、大学時代にオーストラリアへの語学留学と日本の大学を卒業したあとの大学院留学の経験をお持ちです。その後、アメリカに住むご主人との結婚を機に移住しました。お2人とも、ご自身で人生を切り開いていく気持ちが強いのと、実際に行動して目標を達成しているパワフルな女性です。アメリカ在住の参加者の方々も、ご自身の経験と重ね合わせ、共感していました。
 
■仕事が好き、忙しい方が好き。映像翻訳者を目指す前のお仕事は?
アメリカの大学を卒業後、重役秘書兼通訳・翻訳者として日系の食品会社に入社したマクラウドさん。当時のCFOが参加する全ての会議で通訳し、社内文書などの翻訳も担当します。転職後も、海外のクライアントや日本本社とのやりとりで通訳・翻訳業務に従事。さらに、会社員をしながら、フリーで実務翻訳の仕事も受けていたとのことです。
柳田さんは、日本で高校の英語教師として5年間勤務します。教員時代は、英語を教えることは業務全体の2割で、仕事のほとんどがクラスのことや部活動のことなどで、忙しい日々を送っていたそうです。お2人とも、元々忙しい方が好きとのこと。仕事も子育ても全力で取り組めるのは、向上心を持ってなんでも取り組んでいく姿勢があるからだと感じました。
 
■誰にでも挫折はある。
パワフルに何でもこなしてきたお2人ですが、それぞれ挫折も経験しました。マクラウドさんはお子さんを出産後、約5カ月の産休・育休を経て在宅勤務という形態で職場復帰を果たします。復帰後に問題となったのは、アメリカと日本の時差がある中で業務をこなさなければならないことでした。アメリカ現地時間の夕方頃に日本は朝を迎えます。母親にとって一番忙しい夕方の時間と日本のスタッフが動き始めて業務の対応に追われ始める時間帯が重るのです。現在2歳のお子さんの子育て中の柳田さんも、これには共感。柳田さんのお子さんも夕方頃になると黄昏泣きをすることもあり、夕飯の準備から寝かしつけまでの時間帯に世の中のお母さんが一番忙しくなるそうです。当時、マクラウドさんは、片手でお子さんを抱いてあやしながら、もう片方の手でパソコンを操作して会議に参加。その時に、限界を感じたそうです。ここまで無理をして仕事をする必要はない、でも本当は仕事を続けたいという葛藤がある中で、退職を決意します。
柳田さんは、アメリカ1年目が人生で一番落ち込んだ時期だったそうです。当時は、ご主人以外の知り合いがおらず、車社会のアメリカでは運転ができなければどこにも行けない。自分一人では何もすることはできず、ご自身の無力さを実感するばかりだったとのこと。特に教員時代は、忙しい日々を送っていたので、そのギャップもありました。
ご自身の力で人生を切り開いていくタイプのお2人でも、できないことや限界に直面することはあるようですが、それでも辛い状況を乗り越えて、変えていく力に参加者の方々も圧倒されていました。
 
(当日紹介したゲストお2人の人生グラフ)
ママキャリ「仕事と子育ての両立方法とは」_09142019-4-1
ママキャリ「仕事と子育ての両立方法とは」_09142019-8-1
 
■JVTAとの出会い。映像翻訳者を目指したきっかけは?
マクラウドさんも柳田さんも地元のフリーペーパーでJVTAのことを知りました。お2人とも体験レッスンに参加したことがきっかけで映像翻訳に興味持ちます。マクラウドさんは会社員としてもフリーとしても翻訳や通訳業務を担当していたのと、以前から海外の映画やドラマが好きだったこともあり、ご自身でも映画の字幕を担当できるチャンスがあるなら挑戦してみたいと思い、受講を決意しました。修了後のトライアルに合格し、OJTを経て映像翻訳者としてプロデビュー。これまでに、海外アーティストのドキュメンタリーや映画の予告編など幅広い映像作品の字幕を手がけています。
柳田さんは、大人になってから再び学校に通うことや、時間とお金を投資してまで映像翻訳者を目指すべきなのかなど、かなり悩んだようです。最終的には映像翻訳クラスの講師と話す機会があり、背中を押されて受講を決めました。受講を開始してからは翻訳の課題と子育てとを両立する日々がスタート。お子さんが熱を出して迎えに行かなければならない時などもあったそうですが、なんとかコースを修了しました。アメリカに移住して1年目の頃の何者でもない自分からJVTAに入学し、映像翻訳者になるという目標もでき、今ではアメリカ生活を順調に送っているそうです。
 
■1日のスケジュールから紐解く子育てと仕事の両立方法とは?
この日は、お2人の1日のスケジュールを紹介。マクラウドさんと柳田さんの1日のスケジュールがある程度似ていることがわかりました。家事やお子さんの送迎、学業サポートなどの合間を縫って仕事や課題の時間を確保。お子さんの送迎に時間を取られることはアメリカでの子育てに付き物で、参加者の皆さんも共感していました。柳田さんは、お子さんがまだ小さいので、寝かしつけに時間がかかる日があり、夜の時間の過ごし方が読めないようですが、いい意味で諦めること覚えてから、子育てが楽になったとのこと。家事や育児をこなすには必ずその分の時間は取られるので、いかに1日のスケジュールの中で仕事や課題の時間を確保するかが両立のコツということがわかりました。ある程度1日のフォーマットを作ることがポイントです。また、お2人とも、パワフルに生きていこうという向上心があります。強い精神を持つことで、忙しい日々を乗り越えていけるのだなと思いました。
 
今回にお越しくださった方々にイベントの感想を伺いました。
 
●映像翻訳というお仕事に興味が湧きました。
●仕事も子育ても頑張る登壇者2名に感化されました。
●在宅でお仕事ができる翻訳者という仕事に魅力を感じました。
●私も育児中に何か始めたいと思っていたので、真剣に受講を検討したいと思います。
●登壇者のお2人のように私もアメリカでパワフルに生きていきたいです。
 
mamalabo_la_1
JVTAロサンゼル校にはマクラウドさんや柳田さんのように、スキルを磨き、映像翻訳者を目指す方や、現在の仕事に通訳や実務翻訳の技術を生かしている方がいらっしゃいます。今回のイベントは初開催でしたが、仕事も子育てもパワフルにこなす彼女たちの強い生き方は、参加した方々を勇気づけ、これからの生き方の新たなヒントにもなったようです。また、アメリカで何かしたいというやる気のある女性の方々にご参加いただき、ロサンゼルス校に新たなコミュニティができたような感覚もありました。ご参加いただいた皆さま、登壇者のマクラウドさん、柳田さん、ありがとうございました。
 
 

◆留学をご検討中の方へ◆
net_top_LA-soudan20210630
〜今から留学の情報収集を始める!~
6月30日(水)20:00~21:30/日本時間 「リモート留学相談会」を開催します!
参加は無料!現地スタッフがカリキュラム、現地での生活、ビザ申請などに関して説明します。ご自宅から受けていただけますので、お気軽にご参加ください。
※詳細・お申し込みは▶こちら

 

【ロサンゼルス校についてもっと知りたい方はこちら】

◆資料請求は▶こちら
◆個別カウンセリングも承っております。▶こちら
◆ロサンゼルス校修了生で講師さんのマクラウドゆかさんのインタビューは▶こちら
◆修了生柳田眞由乃さんのインタビューは、▶こちら
◆ロサンゼルス校修了生で講師さんの古川晴子さんのインタビューは▶こちら
◆ロサンゼルス校の通訳クラス講師であるオルセン由紀さんのインタビューは▶こちら
◆留学生、伊納華さんのインタビューは ▶こちら
 

Tweet about this on TwitterShare on Google+Share on FacebookShare on TumblrPin on PinterestDigg thisEmail this to someonePrint this page