ティモシー・シャラメ ジャパンプレミアイベント紹介動画の日本語字幕をJVTAが担当
11月20日(月)、ティモシー・シャラメ主演の映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のジャパンプレミアイベントが行われ、12月の公開を待ちきれない多くのファンが六本木ヒルズに集結した。初来日となったウォンカ役のティモシー・シャラメに加え、ウンパルンパ役のヒュー・グラントやポール・キング監督らが登壇。この日の様子をBuzzfeed Backstage Passがとらえた。Buzzfeed Backstage PassはYouTubeチャンネル「BuzzFeed Japan」の番組で、今もっともホットな海外の話題を取り上げている。今回の動画の字幕はJVTAの修了生のM.Tさんが手がけた。
字幕翻訳というと主に映画やドラマとイメージしがちだが、実はニュース動画や情報番組などのニーズも多く、さまざまなジャンルで映像翻訳者が活躍している。今回、字幕を手がけたM.Tさんも、恋愛映画やスポーツイベント映像などのエンタメ案件から企業の製品PR映像などのビジネス案件まで、幅広いジャンルを担当している。
「レッドカーペットの映像翻訳を手掛けたのは今回が初めてですが、ぜひ観に行こうと思っていた作品だったので、ワクワクしながら取り組みました。」(M.Tさん)
レッドカーペットや記者会見、インタビューなどの映像は台本がなく、俳優の素の部分が垣間見える貴重な瞬間、ファンはその言葉の一つひとつに注目している。映画やドラマのセリフを訳す作業とは違う工夫も必要だ。また、公開前の作品の場合、公になっている限られた情報をできるだけ集めるリサーチ力も求められる。
「イベントでは出演者が考えながら話しているので、発言の内容がまとまっておらず分かりづらいことがあります。映画やドラマなどでそのようなセリフが出てきた場合はそれも脚本のうちなのでそのまま訳しますが、イベント映像では情報を伝えることが大切なので、翻訳者側で要約して訳出します。また、各出演者の人柄や過去の作品をある程度知っておくことも、イベント映像の翻訳では重要になります。」(M.Tさん)
今回も約8分の短い映像の中に、主演の2人に加えて、監督やプロデューサーも登場し、制作秘話などが語られている。断片的に作品に関するキーワードが飛び出すことも多く、翻訳者は単に言葉通りに訳すだけではなく、念入りなリサーチに裏付けられた言葉選びが求められる。この作品は、ジョニー・デップ主演でお馴染みの『チャーリーとチョコレート工場』の工場長、ウィリー・ウォンカの若き日の物語。過去作に関するワードも重要だ。
「ジョニー・デップ版の映画はもちろん見たことがありましたが、原作者のロアルド・ダールや1971年版の映画『夢のチョコレート工場』については詳しい知識がなかったため、調べながら訳しました。また、劇中で登場する単語は勝手に創作せず、公式予告動画の日本語字幕を参考にして訳出しています。字幕を読んだ方々に、ティモシー・シャラメの気さくさやヒュー・グラントのシニカルさが伝わっていれば嬉しいです。」(M.Tさん)
★さまざまな要素を盛り込んだ字幕付きの動画はこちら
・『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』公開記念!
ティモシー・シャラメ特別インタビュー Buzzfeed Backstage Pass Wonka
◆JVTAでは、他にもBuzzfeed Backstage Passの動画の日本語字幕を制作中。
下記の動画もぜひご覧ください。
・『ジョン・ウィック:コンセクエンス』チャド・スタエルスキ監督
【JVTA修了生が手がけたティモシー・シャラメ関連の記事】
※情報は記事掲載時のものです。
・『君の名前で僕を呼んで』 ロサンゼルスで行われたQ&Aセッションのレポート
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