News
NEWS
TYO

「冠詞の間違い」から「フリーランスの心得」まで。受講中の様々なアドバイスを通して得た“プロの現場で活きる知恵”

「冠詞の間違い」から「フリーランスの心得」まで。受講中の様々なアドバイスを通して得た“プロの現場で活きる知恵”

JVTAでは2026年10月期より、映像翻訳コースがリニューアル。「映像翻訳VODプログラム」として、“オンデマンド授業+個別サポート”の新形式へと生まれ変わる。30年の映像翻訳者育成で培ったノウハウを詰め込んだ「VOD授業」と、JVTAが大切にしてきた“個別に寄り添う指導”をパワーアップさせたトレーナー&メンターによる面談で、プロの映像翻訳者を育成する。

JVTAでは課題のフィードバック、コース修了毎の個別面談、プロ化試験(トライアル)受験者への個別の評価表配布など、これまでも受講生一人ひとりのサポートに力を入れてきた。「映像翻訳VODプログラム」は、その個別サポートを“さらに手厚くする”ということになる。

「プロになった今も受講中のアドバイスが役立っている」というのは、英日・日英の両方を修了し映像翻訳者として活躍している内藤裕子さんだ。内藤さんはドイツのベルリン在住。ベルリンに移住した時から翻訳に携わる機会があったものの、その専門性や難しさを痛感し、学習の必要性を認識。海外からオンラインで学べる翻訳学校を探したところ、JVTAを発見し、映像翻訳の学習をスタートした。最終的に英日・日英両方のトライアルに合格し、英語・日本語の両字幕制作に加え、英日の文書翻訳やマーケティング関連の翻訳、英語でのコンテンツライティングや通訳まで手掛け、幅広く活動している。

経験を活かし、ドイツの日本映画祭「ニッポン・コネクション」で字幕翻訳ワークショップの講師も担当

授業中に薦められたテキストが、仕事でも役立っている
JVTAでは学習中、折に触れて講師やスタッフと個別に面談する機会がある。面談では受講生一人ひとりの学習状況を確認したり、それまでの授業を踏まえた「良いところ・改善すべきところ」などを具体的に示したりしながらアドバイスが与えられる。内藤さんが面談で印象に残っているのは、日英映像翻訳を学習している時に受けた「文法や言葉選びに関する指摘」である。ネイティブ言語が日本語の内藤さんにとって、英文法や適切な英語の単語選びは課題だった。そこで内藤さんは、授業中に講師に薦められた文法書を3冊購入。トライアル合格に向け、徹底的に学習を行った。

「英語の文法ルールからよくある間違いまで網羅した文法書、日英翻訳者による日英翻訳の解説本、そして英語の冠詞の使い方や原理を解説した専門書。この3冊を授業中に教えてもらい、実際に購入して学習しました。授業やトライアルでは、毎回指摘を受ける部分がほとんど同じ。とくに冠詞の間違いが多くありました。『冠詞なんて感覚だろう』と思っていたのですが、実際に専門書を読むと決してそうではないと理解。プロになって仕事をするようになってからも、迷うことがあればこれらのテキストを開いて確認しています」(内藤さん)

多くの講師が言及していた、「字幕の本質」
講師によるフィードバックで伝えられるのは、直すべき点だけではない。良くできた部分には褒めるコメントが入っており、それがうれしくてやる気に繋がったと内藤さんはいう。

「エクセルで字幕案を出す課題では、担当のトニー講師が細かくコメントを入れてくれました。修正点だけではなく、良い案にはGood!など書いてあって、褒められて伸びるタイプの私にとってはとてもうれしかったですね。他の講師の皆さんも、解釈や言葉のニュアンスについてなど、『修正したほうがいい理由』まで細かく書いてくれて勉強になりました」

特に印象に残っている講師のアドバイスはあるか聞いたところ、ある言葉を複数の講師に言われたという。それは「英語字幕で鑑賞する人が、日本語で見た人と同じ印象を受けるようにする」というものだ。

「日本語で不可解に表現されているセリフは、なるべく英語字幕でも不可解なままにしておく。英語字幕で見た人と日本語で見た人が受け取る情報が同じであるべきだと、何人もの講師が言っていました。それが一番印象に残っています」

違う言語で見ても、同じ印象を与えるように。それは字幕翻訳の本質である。実際に仕事をするようになってから、内藤さんはその重要性をさらに強く感じている。

翻訳スキルだけでなく、フリーランスとしての心構えも学んだ
JVTAの映像翻訳コースで学ぶのは、直接的な翻訳スキルだけではない。翻訳者に必要な調べものに関する知識や作品解釈に関する知識、またフリーランスとして働くうえで必要な知識を学ぶ授業もある。内藤さんは、フリーランスの授業でJVTA代表でもある新楽講師に言われた言葉をよく覚えている。

「新楽講師の授業で、『人がやらないことを頑張ってやるべきである』という話がありました。正直その時は、『他の人がやらないのには、何かやらない理由があるのでは?』と少し思っていました。でもフリーランスになって、人と同じことをやっていても仕事はこないということを実感します。あのアドバイスの意味が、今腑に落ちています」

授業や個別面談でもらったアドバイスを、しっかりと自分の学習に取り入れて活かす。それは簡単なようで、実は難しいことだ。その一つひとつを実行したからこそ、内藤さんは幅広い分野で翻訳スキルを活かして活躍することができている。

JVTAの「映像翻訳VODプログラム」では、これまで行ってきた個別サポートを「メンターの個別カウンセリング」「トレーナーのトレーニング・セッション」と明確に定義し、さらに強化して行っていく。100人の映像翻訳者がいれば100通りの翻訳があるように、学習の進捗や得意・不得意も受講生によって千差万別だ。受講生は自分の学習状況に合った助言・指導をもらうことで、より効率的に映像翻訳者を目指していけるだろう。

内藤裕子さん

1984年生まれ、新潟県出身。JVTAの映像翻訳Web講座・日英映像翻訳科を修了。
2015年からベルリン在住、2022年からフリーランスとして字幕翻訳や通訳、コンテンツライティングなどを行う。大学では日本文学、英国の大学院では国際政治を学んだ後、フェアトレード会社やNGOなどを経て渡独。ベルリンの気ままさが性に合うのか居心地がよく、在独10年を越えた。

関連記事

ベルリン在住の修了生が大活躍!ニッポン・コネクション現地レポート
6日間で9本の通訳を完走!映画祭のステージ通訳で見えた、映像翻訳と通訳の共通点

まずは「無料個別説明会」へ!
JVTAでは、映像翻訳に興味がある方に向けた無料の無料個別説明会を随時実施しています。
◆2026年10月スタート「映像翻訳VODプログラム」の詳しい進め方
◆トレーナー&メンターによる個別の学習サポート体制
◆受講後のキャリア形成やトライアルについて

一人ひとりのご状況や疑問に、スタッフが丁寧にお答えします。まずは気軽に参加してみませんか?

◆【映像翻訳VODプログラムを2026年10月より開講!】
~VOD授業×個別サポートで、より効果的かつ効率的にプロを目指す~

10月からの新プログラムスタートに向け、リモートで無料の個別説明会を開催中。新たな映像翻訳VODプログラムの詳細はもちろん、映像翻訳業界の最新情報やプロまでの具体的な道のりなどをマンツーマンでご説明します。お気軽にご参加ください。
※詳細・お申し込みは▶こちら

◆【LAで活躍するプロ通訳者の授業を、日本からもリモートで受講可能!】
新・通訳(バイリンガル・コミュニケーター)養成講座 アドバンスを10月開講!「エンターテイメント」と「身近な医療」の2種のテーマで、通訳の基礎技術+専門用語・知識を習得。現在リモート個別相談を実施中です。詳細は▶こちらから