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SSFF & ASIA 2026受賞3作品の翻訳者が語る、“短編作品を翻訳するおもしろさ”

6月10日(水)、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2026(SSFF & ASIA 2026)」のアワードセレモニーが開催された。セレモニーでは映画祭代表の別所哲也さん、アンバサダーのLiLiCoさんを始め、審査員を務めた俳優の北村一輝さんや水野美紀さん、映画監督の石井裕也さんなど豪華ゲストが登場。各部門の受賞時には、映像クリエイター陣の想い溢れるスピーチが繰り広げられ、非常に刺激的な一夜となった。

JVTAは毎年同映画祭を字幕翻訳でサポートしている。今年も250本ほどの上映作品を約140名の修了生が翻訳。米国アカデミー賞ノミネートにつながる受賞作5本の中では、3作品の翻訳を修了生が担当した。

映画祭の最高賞「ジョージ・ルーカス アワード」は『スピーディ!』(ジイン・オ監督)
『スピーディ!』の字幕翻訳を手掛けたのは田地野麻里奈さん。アジア人の少女が速読を学ぶ物語である本作について、田地野さんは「独特の雰囲気を持っていて、翻訳していて楽しかった」という。

「グランプリを受賞した作品に携われたことを、大変うれしく思います。また、このような貴重な機会をくださったJVTAの皆様にも感謝いたします。

『スピーディ!』はコメディでありながらどこか奇妙な雰囲気をまとっており、短編ながら非常に引き込まれる作品でした。場面展開が早く、解釈に悩むシーンもありましたが、作品が持つ独特の魅力に惹かれながら翻訳作業を進めました。翻訳を通じてこの作品に携わることができ、とても光栄に思います」(田地野さん)

『スピーディ!』(ジイン・オ監督)

ノンフィクション部門 優秀賞は『3人の調律師』(パヴェウ・ピョートル・ホゼパ監督)
世界で最も権威あるピアノコンクールの舞台裏で働く「調律師たち」にスポットライトを当てた本作を担当したのは青井夕子さん。青井さんはアワードセレモニーの様子をオンライン配信で見ており、受賞の瞬間は思わずガッツポーズをしたそうだ。

「授賞式は夕飯のシュウマイを包みながら見ていたのですが、豪華なゲストが登場し、会場も満員で、その華やかさに驚きました。『3人の調律師』のタイトルが呼ばれた時は、思わず『やった!』とガッツポーズです。同時に、字幕翻訳者として、監督が伝えたかったメッセージを届けられたのだと、ホッとしました。また、受賞作品となったことで、より多くの方に見ていただけるのではないかと思うと、シュウマイを包む手にも力が入ってしまいました」(青井さん)

『3人の調律師』(パヴェウ・ピョートル・ホゼパ監督)

アニメーション部門 優秀賞は『シャリとライカとミックステープ』(キアナ・ナグシネ監督)
不治の病と戦いながら現実の苦悩に向き合うという重くなりがちなテーマを、軽やかで想像力豊かなタッチで描く本作。字幕を担当したのはルマー・レイラさんだ。授賞式ではナグシネ監督の受賞コメントの映像が流れ、監督は作中に登場するライカのモデルとなった愛犬と登場。ルマーさんもその映像を見たという。

「まず、キアナ・ナグシネ監督、受賞おめでとうございます!授賞式の映像を拝見し、作品に登場するライカのモデルになったワンちゃんを見ることができて、心が温まりました。悲しいテーマだったので翻訳しながら泣いてしまったのですが、監督の伝えたかったメッセージが審査員の方々にも届いたと思うと、翻訳者として関わることができたことをとてもうれしく思います」(ルマーさん)

『シャリとライカとミックステープ』(キアナ・ナグシネ監督)

映像翻訳者が考える、短編作品を翻訳するおもしろさとは?
SSFF & ASIA 2026の上映作品は、短いものだと1分程度、長くても25分ほどの作品ばかりだ。一般的に劇場で公開される映画は2時間前後が中心であることを考えると、非常に短い映画である。しかしその「短さ」こそが、翻訳者にとってやりがいを感じる要素でもある。

「短編作品は、スピード感あふれる展開の中に、監督の思いがぎゅっと詰まっています。だからこそ字幕制作では、限られたセリフや映像から何をすくい取り、何を字幕に託すか、長編以上に慎重な判断が求められます。そこが難しさであり、面白さだと私は思います」(青井さん)

「長編映画では時間をかけて登場人物に愛着を持たせることができますが、短編映画では短い尺の中で人物の性格や役割を示し、なおかつ観客の心を動かさなくてはなりません。限られた文字数の中で、どう観客に伝えるか。それを考えることが、楽しくて仕方がありませんでした」(ルマーさん)

「短編映画は説明が少ない分、観る人の解釈に委ねられる部分も多いように感じます。そのため、『自分の捉え方は合っているだろうか』と悩むこともありますが、前後の流れや作品全体の雰囲気を手がかりに訳を考える過程が、短編ならではの面白さだと思います」(田地野さん)

作品自体が短く、得られる情報が限られているからこそ、映像翻訳者に作品を読み解くスキルが求められる。セリフだけでなく画面に映る人やもの、シーンの移り変わり、BGMの変化など、あらゆる手掛かりから作品のメッセージを読み解いて字幕に落とし込んでいく。それこそが短編作品を手掛ける映像翻訳者の腕の見せ所だ。

今回紹介した受賞3作品をはじめ、多くの上映作品は6月末までオンラインで視聴可能。またアワードセレモニーの様子もYouTubeで見ることができる。各翻訳者たちが心血を注いだ字幕にも注目しつつ、お気に入りの1本を見つけてほしい。

■アワードセレモニーのアーカイブ視聴は▶こちら

■SSFF & ASIA 2026 公式サイトは▶こちら

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現役大学生がドキュメンタリー映画2本を翻訳!「外国語のスキル以上に、作品理解や日本語表現力が必要だと感じた」

「WATCH 2026: For a Sustainable Future(以下、WATCH 2026)」は、国内外の大学生がSDGsをテーマにしたドキュメンタリー作品の字幕翻訳を手掛け、その上映とトークセッションなどを行うインターンシップ・プログラムだ。JVTAが主催し、東京外国語大学が共催、神戸市外国語大学が協力の産学協同プロジェクトで、今回で5回目の実施となる。国内外から約25名の大学生がインターンとして参加し、字幕翻訳から上映イベントの企画・運営・広報活動に取り組んでいる。今回上映するのは、日本語字幕をつけた長編ドキュメンタリー1本と英語字幕をつけた短編ドキュメンタリー1本の計2本だ。

『アマニを探して ~少年が見た大地の真実~』は、アフリカが舞台となった長編ドキュメンタリー。ジャーナリストを志望する少年が、ケニアの自然保護区で起きた父親の不可解な殺害事件の真相を追う。そして事件を調べる過程で、地域を取り巻くさまざまな問題をも明らかにしていくという物語だ。インターン生は本作の日本語字幕を制作している。

『主食、崩壊危機。』は、高齢化が進み作り手の数が急激に減少している「米」がテーマ。「令和の百姓一揆」を起こして所得補償を訴える小規模農家と、革命的手法を取り入れ効率化を図る大規模農家。対照的な2つの農家への取材を通し、日本の米作りを考えるドキュメンタリーだ。日本語で作られている本作については、インターン生が英語の字幕を制作している。



プロの映像翻訳者の指導を受けながら、日本語字幕・英語字幕を制作
インターン生のほとんどは翻訳未経験者だ。インターンの初期にJVTAのプロの映像翻訳講師から指導をうけ、それから上映作品の字幕翻訳実務に取り組む。インターン生の鈴木夕佳さん(東京外国語大学卒業、大学院進学予定)は初の字幕づくりを通して、「字幕翻訳には高い外国語スキルが必要だと思っていたが、実際は日本語表現力が必要だと感じた」という。

「字幕翻訳に挑戦する前は、高い外国語のスキルが何よりも重要だというイメージを持っていました。しかし実際に翻訳に携わってみると、それ以上に作品の背景を理解し、自然で分かりやすい日本語に落とし込む表現力が求められると感じました」(鈴木さん)

研修の様子

インターン生は数人でチームを組み、チーム毎にシーンを分担して翻訳作業を進める。お互いに考えた字幕案を比較しフィードバックしあうことで、より良い字幕にすることを目指す。

「字幕翻訳は単に外国語を日本語に置き換える作業ではなく、作品や場面に即した表現を熟考し、限られた文字数で情報を伝える力が求められます。そこに難しさを感じています。チーム内では、このような制約がある中で、どうすれば必要な情報を落とさず、かつ読みやすい字幕にまとめられるか話し合いを重ねてきました。複数の訳案を比較することで、一人では気づけなかった表現や言葉選びを学び合い、それぞれの翻訳に活かすことができています」(鈴木さん)

インターン生が翻訳した両作品は、オンライン上映と東京外国語大学での上映会「TUFS Cinema SDGsを考える映画特集」の2カ所で見ることができる。アフリカの干ばつや日本の米農家減少の問題について、前知識がない人達にも分かりやすく、かつ映画としても楽しめるよう、インターン生は心血を注いで字幕翻訳に取り組んでいる。ぜひその成果を、オンライン上映または東京外国語大学での上映会で見ていただきたい。上映情報、お申込みはWATCH 2026の公式ウェブサイトでチェックを。

■上映作品情報

『アマニを探して ~少年が見た大地の真実~』
ニコール・ゴームリー&デブラ・アロコ監督/2024年/アメリカ、ケニア/80分

トライベッカ映画祭「最優秀新人ドキュメンタリー監督賞」、レインダンス映画祭「最優秀長編ドキュメンタリー賞」受賞作品

ジャーナリストを志望する少年が、ケニアの自然保護区で起きた父親の不可解な殺害事件をめぐって調べを進める。そして真相究明を進める中、地域を取り巻くさまざまな問題が明らかになっていく。
学生が制作した日本語字幕つきで上映。

『主食、崩壊危機。』
佐藤洋紀監督/2025年/日本/11分

Yahoo!ニュース「ベスト エキスパート 2026」グランプリ受賞作品分

社会の変化によって、私たちの主食が大きな危機に直面している。本作は日本の主食である米の生産現場を取材しながら、食料をめぐる問題の背景と未来への課題を探っていくドキュメンタリー。
学生が制作した英語字幕つきで上映。

本作品はYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」の協力のもと上映します。
※Yahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートするメディアです。
Yahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」:https://news.yahoo.co.jp/documentary/

■オンライン上映
配信期間:2026年7月9日(木)~7月19日(日)
形式:オンデマンド上映
参加費:無料
視聴方法:WATCH 2026ウェブサイトの「上映作品」より事前申し込み

■上映会「TUFS Cinema SDGsを考える映画特集」
開催日時:2026年7月19日(日)13:00~16:00(12:40開場)
会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバルプロメテウス・ホール(東京都府中市)
※同時にZoomでのライブ配信も実施。
参加費:会場・オンライン共に無料
参加方法:会場参加は東京外国語大学 TUFS Cinema申込ページより申し込み

https://www.tufs.ac.jp/event/2026/260719_c01.html

ライブ配信は下記より申し込み

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeWtEqAYQOEDY-czLpLE7urKuW6w8o27FvDMqF41A5z2oml0A/viewform

【当日の内容】

映画『主食、崩壊危機。』本編上映(11分)
上映後トーク(30分)
講演者 佐藤 洋紀(映像ディレクター)

休憩

映画『アマニを探して ~少年が見た大地の真実~』本編上映(80分)
上映後トーク(45分)
講演者 大石 高典(東京外国語大学大学院総合国際学研究院・准教授)

各作品やインターンシップ・プログラムの詳細はWATCH 2026公式ウェブサイトから

◆【映像翻訳科 次期開講は2026年10月予定】
映像翻訳にご興味をお持ちの方に向け、リモート個別相談を開催しています。映像翻訳の詳細はJVTAのカリキュラム等についてマンツーマンでご説明します。お気軽にご参加ください。
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【英日・日英映像翻訳科 次期開講は2026年10月予定】映像翻訳にご興味をお持ちの方は、リモート個別相談へ!


2025年1月12日(日)より、英日映像翻訳 総合コース・Ⅰの日曜集中クラスを開講中!
最終の受付締切は1/16(木)

字幕、吹き替え、多様なジャンルを学べるJVTAで
映像翻訳のプロを目指す!

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、字幕・吹き替えの翻訳者として活躍するために必要なスキルを学ぶ職業訓練校です。英語から日本語へ翻訳する英日映像翻訳と日本語から英語へ翻訳する日英映像翻訳があり、目的に合わせたコースを選んでいただくことができます。コース修了後、当校独自のトライアル(プロ化試験)に合格すれば、併設する翻訳受発注部門よりお仕事を紹介させていただくので、学んだスキルを実践で生かしていただくことができます。

通常の、JVTAの開講月は例年4月と10月ですが、「10月の入学に間に合わなかった」「4月より早く学習をスタートしたい」という声にお応えして、2025年1月に「英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ」の日曜集中クラスを開講します!
ご興味をお待ちの方は、「リモート個別相談」にご参加ください。映像翻訳の世界やJVTAでの学びについて、深く知っていただくことができます。
※1月入学に向けた体験レッスンが含まれる「リモート・オープンスクール」は、終了しました。4月入学を対象にした開催は1月下旬以降を予定しています。

【こんな方はぜひご参加ください】
・映像翻訳に興味がある
・語学力を生かせる仕事に就きたい
・好きな映画や海外ドラマに関わる仕事に就きたい
・プロの映像翻訳者を目指したい
・フリーランスとして活躍したい
・手に職をつけたい
・映像翻訳の需要に関して知りたい
・字幕翻訳にチャレンジしてみたい


英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ コースの詳細は▶こちら
その他、コースや入学に関するよくあるご質問は▶こちら
会社概要▶こちら

2025年1月 英日映像翻訳科 日曜集中クラスご検討者向け

リモート個別相談

1月開講 日曜集中クラスをご検討の方は、「リモート個別相談」へお申し込みください。お申し込み後、ご入力いただいたメールアドレス宛にご案内をお送りします。
尚、このページで入力いただいた内容はSSLで暗号化されて送信されます。

リモート個別相談では、ご希望の日時で当校スタッフが入学に関するご案内のほか、コース選択や映像翻訳学習・修了後の進路などの不安や疑問にマンツーマンでお答えします。
※リモート個別相談では字幕翻訳の体験レッスンはございません。
※2025年1月の英日映像翻訳科 日曜集中クラスは1月16日(木)まで入学可能です。

※映像翻訳のプロとして仕事をする際の目安となる英語力については▶こちら

※入学には「リモート個別相談」の参加が必須です。


【参加条件】
英語力・翻訳経験不問
※パソコンやタブレットなどで安定して動画配信サービスなどを視聴できる環境が整っていれば、どなたでも無料でご参加いただけます。
 

【参加形式】
リモートのみ(Zoom )
※音声を聞き取りやすくするために、イヤホン・ヘッドホンの使用をお勧めします。また質疑応答のタイミングもありますので、マイクをお持ちでしたらご用意ください。
 


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【イベントレポート】2026年4月期ウェルカムパーティーをリモート開催! 「ココでしか聞けない」話題も満載

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は毎期、新しく映像翻訳を学び始めた方を迎えたウェルカムパーティーを開催している。

今回は受講生・講師・スタッフ合わせて約50名が参加。「英日映像翻訳総合コース・Ⅰ/総合コース・Ⅱ/実践コース」「日英映像翻訳総合コース/実践コース」、バリアフリー字幕や音声ガイド制作のスキルを学ぶ「メディア・アクセシビリティ科 字幕ガイドコース」、そして映像翻訳Web講座からも受講生が参加。映像翻訳コースの受講者の中には2026年4月期より導入された「タイムシフト受講」で学ぶ受講生もおり、いつも映像で見ている講師やスクールスタッフと初めて直接交流するという人もいた。

ここだけの裏話も披露。JVTA活動レポート
パーティーはJVTA代表の新楽からの挨拶でスタート。ちょうどウェルカムパーティー開催日の午後、JVTAの修了生数名が東京オフィスを訪問してくれたことにも触れつつ、「映像翻訳もメディア・アクセシビリティも、仕事の需要が増えている。ぜひスキルを身につけて、活躍していってほしい」と語った。さらに、新楽の家族であるポメラニアンのラク君も登場し、パーティーは一気に和やかな雰囲気となった。

司会の藤田・石井と新楽代表


乾杯に続き、参加スタッフの紹介を実施し、その後はJVTA各部署からの「活動レポート」を紹介。HPやメールマガジンでは紹介しきれない様々な仕事・活動について、各担当者が裏話を交えて披露した。

翻訳受発注部門からはJVTAが長年サポートしている「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF & ASIA)をはじめ、最近手掛けた韓日合作ドラマの字幕翻訳や人気海外ドラマの吹き替え案件について、さらにJVTAだからこそできる「チーム翻訳」の手法などを紹介。

また日本語から9カ国後に翻訳したショートアニメや、日本史の知識が求められた地方のPR用ショート動画の字幕翻訳等についても伝えられ、「英語だけでなく他言語について知識や興味がある方は、今後ぜひ手を挙げてほしい」と将来的な仕事の可能性にも触れた。

またメディア・アクセシビリティ科は、SSFF & ASIAでユニバーサル上映される短編映画『彼方の声』のバリアフリー字幕・音声ガイドを手掛けたことを紹介。同作は現在YouTubeで配信されているが、配信開始後すぐに1万回再生を突破したという最新情報も披露された。

この他、学校教育部門やコーポレート・コミュニケーション部門も最近の活動を報告。受講生にとって、多岐にわたるJVTAの取り組みを知る良い機会となった。

質問に生でお答え!出張版「Tiny Plus Radio」
活動レポート終了後は、JVTAのYouTubeチャンネルの人気企画「Tiny Plus Radio」が出張版を実施!パーソナリティであり英日映像翻訳科で教える桜井徹二講師が、ウェルカムパーティー出席者から寄せられたメッセージを生で紹介した。

「毎回課題がとても新鮮で、大変ですが楽しく取り組んでいます」という受講の感想から、「映像翻訳者の皆さんのお薦めのマウスを教えてほしい」「JVTA在学中にやっておいたほうがいいことは?」という相談まで、メッセージは多種多様。参加スタッフがチャット機能を使ってお薦めを教えるなど、インタラクティブな「Tiny Plus Radio」となった。

出張版「Tiny Plus Radio」



授業中には聞きづらいことを思い切って質問!
パーティー後半は交流タイム。交流タイムの前半はクラス毎、後半は全クラスシャッフルでブレイクアウトルームに分かれ、時間いっぱいまで受講生・講師・スタッフでの交流を楽しんだ。

ある受講生が「最近は映像作品を見るときに言葉に注目し、メモをするようになった」と学習を始めてからの変化を語ると、「ある意味、何も考えずに見ることができなくなりました」と笑ってコメントする人も。日々の生活の中で「映像翻訳者脳」が働いてしまうという話題で盛り上がった。

また別のグループでは「繰り返し仕事を頼みたくなる人材とは?」と、将来の仕事に向けた実務的な内容を質問。それに対し参加していた講師・スタッフは「コミュニケーションの取りやすさは大切。納品し終えた後でも確認事項が発生することがあるので、積極的に対応してくれる人は頼りになります」「たとえ翻訳にミスがあったとしても、そのミスを次に生かせるかどうかで印象は変わります。常に学ぶ姿勢がある人は長くやっていきたいと思います」など、かなり具体的な例もあげて説明。受講生は真剣な表情でその回答を聞いていた。

参加者の中にはアメリカやカナダなど、日本国外からアクセスしている人もいた。日本語ネイティブと英語ネイティブが交ざったグループは「ネイティブ言語が異なるクラスメートの訳例を見るのが面白い」という話で盛り上がったり、学習中の悩み事に講師が回答したり…普段の授業ではなかなか知ることができないお互いの人となりから、深い仕事の話まで、「この機会だからこそ!」という話題で盛り上がっていた。

「修了したら終わり」ではないのがJVTA
名残惜しくもパーティーは終了へ。石井講師は締めの言葉として「JVTAで学ぶ同じ仲間として、励まし合いながらスキルを磨いて頑張ってほしい」と思いを伝えた。

「今、映像翻訳もメディア・アクセシビリティもジャンルの垣根を越えて、一緒に仕事をする機会が増えています。『コンテンツをもっと多くの人が楽しめるように』という願いは共通です。そのために、皆さんのスキルを発揮してほしいと思います」(石井講師)

石井講師のメッセージに加え、新楽代表も「JVTAは『修了したから終わり』ではない。私たちは応援し続けるので、なんでも相談してください」と力強いエールを送った。

JVTAは皆さんのこれからの学習、そしてプロとしての活躍を引き続き応援していきます。


最後は恒例の記念撮影!

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今年は字幕翻訳ワークショップを現地で開催!世界最大級の日本映画祭「ニッポン・コネクション」

世界最大級の日本映画祭「第26回ニッポン・コネクション」(以下、ニチコネ)が2026年6月2日~6月7日にドイツのフランクフルトで開催される。今年は短編・長編合わせて140本以上が上映。さらに日本文化を様々な角度から体験できるワークショップや展示、パフォーマンスも行われる。JVTAは同映画祭にて、毎年アワード・スポンサーを務めている。

今年の上映ラインナップは特に豪華だ。2025年に邦画実写作品として歴代興行収入第1位の記録を塗り替えた『国宝』(李相日監督)を始め、第49回日本アカデミー賞の優秀作品賞に選出された『爆弾』(永井聡監督)、『ファーストキス 1ST KISS』(塚原あゆ子監督)、『TOKYOタクシー』(山田洋次監督)などが並ぶ。『爆弾』『ファーストキス 1ST KISS』『TOKYOタクシー』の3作は、今回がドイツ初上映。すべて英語字幕付きでの上映となる。

© Katsuhiro Go/KODANSHA Ltd. All Rights Reserved © 2025 FUJI TELEVISION NETWORK, INC./Warner Bros. Japan LLC/ KODANSHA LTD. All rights reserved
© 2025 TOHO.CO., LTD./AOI Pro. Inc.
©2025 “TOKYO TAXI” Film Partners, Remake rights: courtesy of Pathé- Une HIRONDELLE PRODUCTIONS
Based on the film “UNE BELLE COURSE” written by Christian Carion and Cyril Gély directed by Christian Carion
©2022 – UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS – PATHE FILMS – ARTEMIS PRODUCTIONS – TF1 FILMS PRODUCTION

JVTAが英語字幕を手掛けた作品も上映。監督のゲスト登壇もあり
JVTAが英語字幕制作に携わった作品も多数上映される。短編作品では『水底のミメシス』(長澤太一監督)と『ばあちゃんの引っ越し』(北村伊知郎監督)、長編作品では『長い夜』(草刈悠生監督)の英語字幕をJVTAが手掛けている。3作とも同映画祭が日本国外での初上映だ。さらにこの3作品は、それぞれの上映会に監督がゲスト登壇を予定している。

また『長い夜』は、JVTAがアワード・スポンサーを務める「ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞」にもノミネート。同部門の受賞者には特典として、JVTAが無償で次回作の英語字幕を提供する。過去には、『ケイコ 目を澄ませて』や『夜明けのすべて』などを手掛けた三宅唱監督も同部門を受賞。三宅監督の作品としては、昨年公開され、第78回ロカルノ国際映画祭で最高賞である金豹賞を受賞した『旅と日々』も同映画祭で上映予定だ。

◆ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞についてはこちらもチェック

字幕ワークショップは久しぶりの現地開催
毎年恒例のJVTAによる「Workshop: Subtitling」も行われる。昨年まではオンラインで実施していたが、今年久しぶりに現地の会場でリアル開催となる。JVTAの麻野祥子ディレクターが日本からドイツへ飛び、ドイツ在住で翻訳者・ライターとして活躍するJVTA修了生の内藤裕子さんと共に講師を担当。ワークショップでは今年の上映作品の中から短いシーンを取り上げ、参加者に字幕翻訳を体験してもらう。映像翻訳の奥深さやテクニックが分かるワークショップだ。

Workshop: Subtitling 2026年6月6日(土) 11:30に開催 ※ドイツ時間

さらに、JVTAの指導の下、海外の大学で日本語を学ぶ学生が英語字幕をつける海外大学字幕プロジェクト(GUSP)の課題作品となった日本の短編映画も上映。JVTA Meets PIA Film Festival: Shortsとして、『僕はガタロウ』(久保地穂乃監督)、『宮沢さんは剥がさせないっ!』(金澤誠人監督)、『紅の空』(瀨川翔監督)の3作品が、海外の大学生による英語字幕付きでお披露目となる。同上映会場でもJVTAの麻野祥子ディレクターが登壇予定だ。

今年の「ニッポン・ライジングスター賞」は、俳優の山田杏奈さん。映画祭では出演作を3作品上映の他、ご本人が登壇するトークイベントも開催される。さらに2025年に逝去した日本映画を代表する俳優・仲代達矢さんの功績を称え、9作品が「ニッポン・レトロ」で上映。歴史ある名作から新進気鋭の作品まで、幅広く上映されるのもニチコネの魅力である。

上映作品の詳細やその他情報については公式サイトからチェックを。
◆「ニッポン・コネクション」公式サイト

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アカデミー賞俳優のミシェル・ヨーが1人5役!『サンディワラ』の字幕を担当した映像翻訳者にインタビュー

JVTAは国際短編映画祭 「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)を20年以上にわたって字幕翻訳でサポートしている。今年、上映作品の字幕翻訳に携わった映像翻訳者は約140名。ジャンルも言語も違う、世界各国から集まった多種多様な作品の翻訳に一丸となって取り組んだ。

アカデミー賞受賞監督と俳優がコラボレーション!
今年のインターナショナルコンペティションでは、アカデミー賞受賞者同士のタッグで作られた作品『サンディワラ』が上映される。『ANORA アノーラ』(2024)のショーン・ベイカー監督が『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)のミシェル・ヨーを主演に迎えた作品だ。マレーシアを舞台にミシェル・ヨーが1人5役に挑んでいる。

『サンディワラ』 監督:Sean Baker/アメリカ・マレーシア/10:51/コメディ、ドラマ/2026

本作の日本語字幕を担当したのは修了生の長井希海さん。長井さんは本作について「とても元気づけられる作品だった」という。

「混沌としていながらも、登場人物それぞれの人生を肯定する温かさが感じられる作品で、とても元気づけられました。また、マレーシアの料理のおいしそうな匂いや、服が肌にはりつくような湿度を画面越しにも感じられ、実際に現地を訪れてみたくなりました」(長井さん)

翻訳作業では、舞台が多民族共生であるマレーシアであることによる影響が随所にあったという。同作のメイン言語は英語だが、登場人物は英語に中国語の普通話(中国本土の公用語)や南方系の方言を自然に混ぜながら話し、マレー語で披露される歌もあった。また、独特の固有名詞も多数登場し、長井さんはそれらを一つひとつ丁寧に調べた。

実は映像翻訳では、映像に映るもの・ことについて「調べる」作業が多い。時には、翻訳者に提供されるスクリプト(台本あるいはセリフの文字起こし原稿)が完璧な状態でないこともある。実際、同作のスクリプトでは「ニョニャ料理」や「チャー・クイ・ティオ(平たい米麺をエビやニラなどと炒めた焼きそば風の料理)」など独特な固有名詞が十分に反映されてなかったという。そのため長井さんはセリフの原音や画面に映し出されている料理・看板などから見当をつけたり、作品の公式SNSや紹介記事をあたったりして一つひとつ丁寧に確認した。「文化的・歴史的背景をしっかりと調べた上で、異なるものが混じりあうからこそ生まれる力強さや魅力が伝わるよう心がけました」と長井さんはいう。

ミシェル・ヨーが1人5役!登場人物の描き分けも重要に
もう1つ意識したのは、登場人物の口調だ。本作では、ミシェル・ヨーが5人の女性を演じている。5人それぞれが演技や口調、ファッション、仕事への向き合い方などに大きく違いがあり、明確にキャラクターが描き分けられている。長井さんは、字幕でもその違いを明確に出せるように気を配った。

「インフルエンサーのセリフは軽快で親しみやすく、料理評論家は少し気取った言い回しに、屋台の料理人は無骨ながら料理への真摯さが伝わる口調にと、短いセリフの中でも人物像の違いが感じられるよう意識しました」(長井さん)

各登場人物の違いがどのように字幕に落とし込まれているか、ぜひ実際に本作を見て確認してほしい。

長井さんは今回、『サンディワラ』をはじめ4作品の翻訳を担当した。マレーシア、ペルーの貧困街、台湾の自然、アメリカの田舎町など、大作映画ではあまり焦点が当たらない地域や題材を描いた作品が多く、それらの翻訳には「自分の知らない世界をのぞき込むような感覚」があり、とても刺激的で楽しい経験だったそうだ。

世界中から集まった作品を数多く見られるのもSSFF&ASIAの魅力のひとつである。インターナショナルコンペティションにはこの他に、ベルギー、フィンランド、ヨルダン、リトアニアなどから作品が集まっている。ほとんどの作品がオンライン視聴可能なので、この機会に多種多様な文化・世界観を楽しんでみてはいかがだろうか。


『サンディワラ』上映情報
2026年6月8日(月)15:10-17:00 @WITH HARAJUKU HALL
2026年6月11日(木)~ 6月30日(火) @オンライン グランド シアター

【SSFF&ASIA 2026 開催概要】
ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2026
5月25日(月)~6月10日(水)アワードセレモニー
詳細は▶公式サイトから

オンライン上映
5月25日(月)~6月30日(火)
※期間により配信プログラムが異なります
オンラインシアターは▶こちらから

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◆【映像翻訳科 次期開講は2026年10月予定】
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あなたの「学び直し」と「新たな学び」を全面サポート! コマ単位受講制度

東京校の本科で1コマ(授業)単位の受講が可能

JVTAでは2024年10月より、受講生・修了生の学びをさらにサポートするための「コマ単位受講制度」を開始しました。本制度は東京校とロサンゼルス校の映像翻訳本科、また映像翻訳Web講座の受講生・修了生が、JVTAの最新カリキュラムを1コマから再度受講できるという制度です。

✓トライアル合格に向けて苦手分野を復習したい
✓プロの映像翻訳者としてより活躍するために、スキルを磨きたい
✓しばらく映像翻訳から離れていたが、再度学びたい

など、改めて映像翻訳を学び直したい方や、これまで受けたことのない授業を受けたみたいという方におすすめです。現在は全面リモートで授業を行っていますので、日本・海外を問わずどこからでも受講可能です。ぜひ本制度を活用し、映像翻訳者としての更なるステップアップにつなげてください。

現在は2025年10月期のコマ単位受講の申し込みを受付中です。受講に関する詳細は下記をご確認ください。



【対象者】


【受講可能コース】
下記のうち、ご自身がすでに受講を修了した各コースから選択していただくことができます。
受講可能な授業については、こちらでご確認ください。
<東京校>
英日映像翻訳(総合コースⅠ総合コースⅡ実践コース
 ※総合コース・Ⅰ→2013年以前の「入門」または「基礎Ⅰ」
  総合コース・Ⅱ→「基礎」または「基礎Ⅱ」と同等。
日英映像翻訳(総合コース実践コース


【受講形式】リモート(Zoom)
リモート配信にはZoomを使用しています。ご自宅と教室をオンラインで繋ぎ、リアルタイムで授業を受けていただくことができます。
・ご用意いただくもの
PCまたはタブレット
カメラ(PC内蔵のものでもOK)
マイクロフォン(PC内蔵のものでもOK)※質問をしていただく際に必要です。
安定したネット接続の環境
※よりクリアにお聴きいただくために、ヘッドホンかイヤホンのご使用をおすすめしています。

【料金】
1コマ:6,050円(税込)

【制限受講数】
1コース最大5コマでの受講が可能です。
例)英日映像翻訳実践コースを修了した方
「総合コース・Ⅰ」最大5コマ、「総合コース・Ⅱ」最大5コマ、「実践コース」最大5コマ

【ルール】


【申し込み締め切り】
各授業の2週間前

【支払い方法】
クレジットカードまたは銀行振込
※銀行振込をお支払い後にキャンセルを希望された場合は、手数料を引いた金額で返金させていただきます。

※クレジットカードの第三者による不正利用を防止するため、カード発行会社の本人認証サービス(3Dセキュア2.0)のご登録が必要となり、未登録のクレジットカードを支払方法に選択された際は決済できない場合がございます。
本人認証サービスの内容はご利用のカード発行会社によって異なりますので、登録方法につきましては、ご利用のカード発行会社へご確認ください。



【申し込み方法】
下記フォームよりお申し込みください。
お支払い情報やその他詳細は、別途メールにてご案内させていただきます。

【問い合わせ先】
seminar(at)@jvta.net
※ (at)は@に置き換えてください。

<キャンセルポリシー>
■受講のキャンセルについて
授業当日の8日前(課題配布日の前日)をキャンセル期日とします。
 ・期日までのご連絡の場合:以下「■返金額について」の規則に則って返金
 ・授業当日から8日前から3日前:キャンセル料 50%
 ・授業当日から2日前以降:キャンセル料 100%
■返金額について
受講料のお支払い方法によって返金額が異なります。
 ・クレジットカード決済でお支払いの方:全額返金
 ・銀行振込でお支払いの方:振込手数料を引いた金額を返金
■キャンセルに関するお願い
定員を設けておりますため、ご都合が悪くなった場合はできるだけ早めにご連絡いただくようお願いいたします。



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アカデミー賞受賞者同士による作品も上映!ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2026を、今年も字幕翻訳でサポート

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭 「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2026」(SSFF & ASIA 2026)が5月末より開催される。同映画祭は米国俳優協会(SAG )の会員でもある俳優の別所哲也氏が創立した、ショートフィルムに特化した映画祭。グランプリ作品には、ジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」が贈られる。さらにインターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門の優秀賞を含む5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得することになる。

今年は 5月25日(月)のオープニングセレモニーを皮切りに、東京会場での上映やオンラインでの上映が行われる。今回のテーマは「CINEMA ENGINEERING(シネマエンジニアリング)」。“動画が溢れ、アルゴリズムに消費される現代だからこそ、「映画体験」の真の価値とは何かを一緒に考えていく映画祭にしたい”という思いのもと、世界中のクリエイターによる作品を一堂に集めている。

JVTAは20年以上にわたり、同映画祭を字幕翻訳でサポートしている。今年も上映作品のほとんどをJVTA修了生が翻訳。毎年、この映画祭の翻訳に携わることを楽しみにしている翻訳者も多い。JVTA修了生にとって、大きな活躍の場である。

人気監督・俳優が携わる特別上映作品や、「食と記憶」をテーマにした特集プログラムなど、注目ポイント多数!
SSFF & ASIAの見どころのひとつは、世界で活躍する映画監督や俳優が携わる作品が多数上映されること。今年はショーン・ベイカー(『アノーラ』)監督×ミシェル・ヨー(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)主演という、アカデミー賞受賞者同士による作品『サンディワラ』や、「K-POP界の王子」と呼ばれるSHINeeのリーダー、オンユ主演のホラー作品『4時44分 恐怖の時刻』、さらに『エターナル・サンシャイン』のチャーリー・カウフマン監督による『How to Shoot a Ghost』などが登場する。

『サンディワラ』
『4時44分 恐怖の時刻』


日本作品では、オダギリジョーさんと有村架純さん主演作品『mopim(ムパン)』や、芥川賞受賞歴のある又吉直樹さんが原作・脚本を手掛けた時代劇『死生の峠』など話題作が多数上映。

また今年の特集プログラムのひとつである「カリナリープログラム:食の記憶」では、実在するラーメン店「麺処まろ」をモチーフに、俳優の齊藤工さんがプロデュースしたショートフィルム『私たちが麺処まろに通うまでに至った件』を始め食がテーマとなった作品が集まっている。

『mopim(ムパン)』
『私たちが麺処まろに通うまでに至った件』


上映作品は毎年200作品以上!JVTAが一丸となって取り組むSSFF&ASIA
SSFF&ASIAの魅力のひとつは、その上映作品数だ。約5,000点以上の応募の中から選ばれた、尺もジャンルもテーマも様々な幅広い作品が約250作品上映される。

作品が多いということは、それだけ字幕制作も多いということ。今年は140名近くのJVTA修了生が、上映作品の字幕翻訳に取り組んでいる。近年、SSFF&ASIAの全体管理を担当しているのが小畑愛沙子ディレクターだ。

「SSFF&ASIAのディレクターを担当するようになって、今年で6年目になりました。毎年3月頃から準備が始まるのですが、2月頃になると『もうすぐだな』とワクワクします」(小畑ディレクター)

小畑ディレクターは映画祭事務局と収録スタジオの間に立ち、映像素材の管理や全体スケジュールの調整を行っている。

「SSFF&ASIAで上映される作品は、毎年250作品ほどあります。プログラムごとに締め切りがあるので、全体的な進行に気を配っています。翻訳者手配や翻訳作業管理は他の映像翻訳ディレクターとも手分けして行っているので、各ディレクター陣との細やかな情報共有も欠かせません。また、完成した字幕は映像に焼き付けて上映用のデータとして事務局に納品するため、スタジオと収録日程の調整も行っています」(小畑ディレクター)

小畑ディレクターを中心に、JVTAの映像翻訳受発注部門と修了生である翻訳者が一丸となって取り組むのがSSFF&ASIAの字幕翻訳。作品ジャンルも尺も言語も様々な上映作品の翻訳に取り組むことは、映像翻訳者にとっても貴重な経験となる。

SSFF&ASIAの上映作品は、短いもので数十秒、長くても25分程度だ。尺が短い作品であっても、「作品の持つパワーは圧倒的」だと小畑ディレクターは言う。

「SSFF&ASIAの上映作品は短尺とはいえ、あっと驚く展開や、じわじわ来る余韻など、作品の持つパワーは圧倒的です。また、作品のテーマも人との絆、ジェンダー、紛争など多岐にわたります。今年は新たに『食』や『アート』のプログラムも登場しました。自分の気になるテーマで、お気に入りの作品を探すのも面白いかもしれません」(小畑ディレクター)

会場上映では、上映後に監督や出演者のトークショーが行われることもある。クリエイターの話を直接聞けるというのも、SSFF&ASIAの魅力のひとつだ。都内近郊に住んでいる方は、ぜひ積極的に会場まで足を運んでほしい。

5月25日(月)は豪華ゲストが集まるオープニングセレモニーも開催
SSFF & ASIA 2026のラインナップは、そのうちの多くがオンラインでも視聴可能となっている。東京会場に足を運べない人でも楽しむことができるので、ぜひチェックしてほしい。数十秒~25分程度で観られるのが、ショートフィルムの良さ。隙間時間に気軽に楽しむことができる。

また、毎年豪華なオープニングセレモニーが開催されるのも注目のひとつ。今年はTAKANAWA GATEWAY CITYに新たにオープンした、MoN Takanawa: The Museum of Narrativesで映画祭のオープニングセレモニー&レッドカーペットが実施される、映画祭代表 別所哲也さん、映画祭アンバサダーLiLiCoさん、そしてTAKANAWA GATEWAY CITY AWARDを受賞する是枝裕和監督を始め、豪華ゲストが来場予定だ。

オープニングセレモニーの参加チケットは、一般の人でも購入可能。開催概要やゲスト情報、チケットに関する詳細は、公式ウェブサイトでチェックを。

JVTAは字幕翻訳サポートを始め、今年も様々な形で同映画祭に協力していく。

【開催概要】
ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2026

5月25日(月)オープニングセレモニー
5月26日(火)~6月9日(火)東京会場で上映
6月10日(水)アワードセレモニー
https://www.shortshorts.org/2026/

オンライン上映
5月25日(月)~6月30日(火)
https://www.shortshorts.org/2026/online/
※期間により配信プログラムが異なります

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