【2025年10月期受講生募集】無料の学校説明会を開催中!次回のリモート・オープンスクールは8月31日(日)!
2025年1月12日(日)より、英日映像翻訳 総合コース・Ⅰの日曜集中クラスを開講中! 最終の受付締切は1/16(木)
字幕、吹き替え、多様なジャンルを学べるJVTAで 映像翻訳のプロを目指す!
日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、字幕・吹き替えの翻訳者として活躍するために必要なスキルを学ぶ職業訓練校です。英語から日本語へ翻訳する英日映像翻訳 と日本語から英語へ翻訳する日英映像翻訳 があり、目的に合わせたコースを選んでいただくことができます。コース修了後、当校独自のトライアル(プロ化試験)に合格すれば、併設する翻訳受発注部門よりお仕事を紹介させていただくので、学んだスキルを実践で生かしていただくことができます。 通常の、JVTAの開講月は例年4月と10月ですが、「10月の入学に間に合わなかった」「4月より早く学習をスタートしたい」という声にお応えして、2025年1月に「英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ」の日曜集中クラスを開講します! ご興味をお待ちの方は、「リモート個別相談」 にご参加ください。映像翻訳の世界やJVTAでの学びについて、深く知っていただくことができます。 ※1月入学に向けた体験レッスンが含まれる「リモート・オープンスクール」は、終了しました。4月入学を対象にした開催は1月下旬以降を予定しています。
【こんな方はぜひご参加ください】 ・映像翻訳に興味がある ・語学力を生かせる仕事に就きたい ・好きな映画や海外ドラマに関わる仕事に就きたい ・プロの映像翻訳者を目指したい ・フリーランスとして活躍したい ・手に職をつけたい ・映像翻訳の需要に関して知りたい ・字幕翻訳にチャレンジしてみたい
英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ コースの詳細は▶こちら その他、コースや入学に関するよくあるご質問は▶こちら 会社概要▶こちら
2025年1月 英日映像翻訳科 日曜集中クラスご検討者向け
リモート個別相談
1月開講 日曜集中クラスをご検討の方は、「リモート個別相談」へお申し込みください。お申し込み後、ご入力いただいたメールアドレス宛にご案内をお送りします。尚、このページで入力いただいた内容はSSLで暗号化されて送信されます。
リモート個別相談では、ご希望の日時で当校スタッフが入学に関するご案内のほか、コース選択や映像翻訳学習・修了後の進路などの不安や疑問にマンツーマンでお答えします。 ※リモート個別相談では字幕翻訳の体験レッスンはございません。 ※2025年1月の英日映像翻訳科 日曜集中クラスは1月16日(木)まで入学可能です。
※映像翻訳のプロとして仕事をする際の目安となる英語力については▶こちら
※入学には「リモート個別相談」の参加が必須です。
【参加条件】 英語力・翻訳経験不問 ※パソコンやタブレットなどで安定して動画配信サービスなどを視聴できる環境が整っていれば、どなたでも無料でご参加いただけます。
【参加形式】 リモートのみ(Zoom ) ※音声を聞き取りやすくするために、イヤホン・ヘッドホンの使用をお勧めします。また質疑応答のタイミングもありますので、マイクをお持ちでしたらご用意ください。
【動画で解説!】現役受講生が答える!受講にまつわる5つの質問
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◆【映像翻訳にチャレンジしてみたい方におすすめ】 JVTAオリジナル VOD(ビデオ・オン・デマンド)で 字幕の基礎を学ぶ「映像翻訳講座」
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映画+トークを通して、環境保護やジェンダー平等の問題を「自分ごと」に。「WATCH 2025」上映イベント開催レポート
2025年7月3日(木)~7月13日(日)にかけ、学生がSDGsに関連する海外ドキュメンタリー作品に字幕をつけて上映する無料のオンラインイベント「WATCH 2025: For a Sustainable Future(以下、WATCH 2025)」を開催。本イベントは東京外国語大学(東京都府中市)が共催、神戸市外国語大学(兵庫県神戸市)が協力となる産学連携のインターンシップ・プログラムだ。インターン生が主体となり翻訳、プロモーション、イベント制作を行うことが大きな特徴である。プログラムは2022年より実施しており、今年で4回目となった。 「WATCH 2025」では、国内外の大学から参加した53名のインターン生が日本語字幕を付けた長編ドキュメンタリー2作品、英語字幕を付けた短編ドキュメンタリー作品1作品のオンラインでの無料上映を実施。さらに長編ドキュメンタリー2本は、東京外国語大学の「TUFS Cinema」と連動し、リアルでの上映イベントを開催した。 TUFS Cinemaは、映画を通じ、世界の諸地域における社会・歴史・文化の理解を深めることを目的として東京外国語大学で行われている上映イベントである。今回は「SDGsを考える映画特集」として、「WATCH 2025」のインターン生が字幕を制作した『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』と『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』の2作品を上映。さらに各映画のテーマに造詣の深いゲストを招き、学生とのトークセッションを行った。
(左から)髙梨真央さん、寺村優奈さん、古川高子先生、村山木乃実先生、 内田理香子さん、村上梨緒さん、近藤絢乃さん(司会)、桜井徹二(JVTA)
テクノロジーに囲まれた私たちが、自然保護と幸福を両立するには? 1本目の上映作品は『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』。監督自身がブータンとヨーロッパを旅しながら、気候変動と人間の暮らしの関係を見つめ直すドキュメンタリーだ。自然と調和したブータンの有機農業やGNH(国民総幸福量)の思想を通じ、現代の消費行動や価値観に問いを投げかける作品である。 上映後のトークセッションには、東京外国語大学 世界言語社会教育センター 特任講師で、ヨーロッパ近現代史や自然と人間の社会史について研究している古川高子先生がゲストとして登場。東京外国語大学の寺村優奈さんと髙梨真央さんが共に登壇し、インターン生が作った字幕の感想や、映画の内容から派生した「自然保護とはどうあるべきか」という疑問、自然保護と幸福を両立するにはどうしたらいいのかなどを質問した。 セッションの中で髙梨さんは、「テクノロジーに囲まれた便利な生活をする現代において、どのようにその幸福を享受しながら自然を保護していくことができるのか?」と古川先生に問いかけた。この問いについて古川先生は、「技術と自然は対立するものではなく、どちらも人間をとりまく『環境』である」と回答した。 「テクノロジーと自然は対立するものではなく、どちらも人間を取り巻く『環境』だと考えてみるとどうでしょうか。例えばテクノロジーが進化して、人間を監視したり人間に命令するようになるかもしれません。そうなると、その時点で初めて人間は『命令されない環境』を考えるようになります。 山の中に暮らしているような人は、自分の周りの環境を整えないと、いつ自然に殺されるか分からない生活をしています。それが自然保護をする理由なんです。そしてそれは、長い目で見たら人間の幸福につながるはずです。 テクノロジーに囲まれている私たちも、その進化によっていつその脅威にさらされるか分かりません。進み過ぎたテクノロジーを制限する必要性に迫られるかもしれません。それは決して幸福な状態とは言えないでしょう。 つまり幸福を享受しながら自然保護をするという考えではなく、『自分たちの周りの環境を保護しなければ幸福になれない』と、少し逆転の発想をするのが良いと思います」(古川先生) この回答に髙梨さんは「『自然は大事だから保護しなくてはならない』と考えていたが、環境を守ることが人間を保護することにつながり、最終的に幸福に繋がっていくという意見が新鮮に感じた」と感想を述べた。映画鑑賞と古川先生の解説を通し、地球規模で遠く感じがちな「自然保護」が、自分ごととなった人は多いだろう。
日本とは異なる、イスラムの「平等」の定義 2つ目の上映作品は『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』。女性主導によるモスクの開設を目指す主人公が、イスラム教に対する誤った認識や恐怖が広がりつつある現実に際し、従来のジェンダー・ヒエラルキーからの脱却を目指す物語である。 上映後のトークセッションのゲストは、東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員で宗教学、ペルシア文学、イラン思想を研究する村山木乃実先生。東京外国語大学の内田理佳子さんと東京外国語大学大学院の村上梨緒さんが共に登壇し、イスラムに関する専門用語や日本ではなかなか知る機会の少ないイスラムにおける結婚や離婚、ジェンダーギャップなどについて聞いた。 映画の中では女性がイマーム(導師)となることについて、様々な議論が行われるシーンがあった。それにちなみ、村上さんはイスラムにおけるジェンダー平等について村山先生に質問。すると村山先生は「イスラム圏の一般的理解や政府の見解における『平等』の概念と、他の地域における『平等』の概念は異なる」と解説した。 「日本や他の地域における一般的なジェンダー平等の概念は、『男女が同じ能力や役割を持ち、それを発揮する機会を持つこと』です。一方、イスラムにおける一般的な考え方は『男女それぞれが別々の能力や役割を持ち、それを相互補完的に発揮すること』。根本の考え方が違うので、日本の平等の概念でそのままイスラムの平等を考えることは難しいのです」(村山先生) しかしながらイスラムの世界でも、女性の高等教育や社会進出の広がり、世界的フェミニズム運動に後押しされる形で、従来の男性中心主義の考えに対抗する動きも起きていると村山先生は言う。このような変化が進むためには、女性やマイノリティの問題に関して連帯して変革を求めることが重要であり、そのためには「WATCH 2025」のようなイベントを通して「問題を知る」ことが大切であると結んだ。
終盤には会場参加者からの質疑応答も実施。「『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』の舞台のひとつであるオーストリアの自然保護は、隣国のドイツの影響もうけているのか?」「イマームというものは、誰がどのような形で権威を認めるのか?」など、多数の質問が先生方に寄せられた。映画、トークセッション、さらに質疑応答を通し、世界規模での環境保護やジェンダー平等について理解を深め、更なる興味を掻き立てられる上映イベントとなった。イベントを通し、参加者は自分から遠いと思っていた社会問題を少し身近に感じられるようになっただろう。 「WATCH 2025」のインターンシップ・プログラムの概要や上映作品情報は、公式HPで掲載している。さらに、学生主体でのInstagramとnoteも運営。こちらではインターン生視点での字幕翻訳の感想や、インターン生がプロの映像翻訳者に行ったインタビューなども掲載している。ぜひこちらもチェックしてほしい。 WATCH 2025 公式サイトは▶こちら 公式Instagramは▶こちら 公式noteは▶こちら
◆【2025年10月期の受講申込を受付中 ! 】学校説明会を随時開催! 約1時間でJVTAの詳細が分かるイベントや、体験レッスン付きのリモート・オープンスクールを随時開催しています。映像翻訳にご興味をお持ちの方はお気軽にご参加ください。
「密かな目標が達成できた」METライブビューイング『サロメ』の字幕翻訳を修了生が担当!
近年、映画館で増えている「ライブビューイング」をご存じだろうか? ライブビューイングとは、音楽コンサートやイベント、演劇などを全国各地の映画館でリアルタイム中継することである。チケット入手が困難なコンサートや遠方で開催されるイベントなどを、現場の臨場感を味わいながら近所の映画館で見ることができるシステムだ。2003年頃から行われるようになったライブビューイングは、コロナによる影響も相まって、日本社会に広がっている。 ライブビューイングにいち早く取り組み始めた団体のひとつが、世界3大歌劇場のひとつであるニューヨークのメトロポリタン歌劇場である。メトロポリタン歌劇場では2006年より、世界各地の映画館で最新シーズンのオペラの生中継を開始。時差の関係で生中継が難しい日本では、松竹株式会社が「METライブビューイング」として日本語字幕付きの映像を映画館で上映している。 2025年6月27日(金)に上映が始まるのは、リヒャルト・シュトラウスの『サロメ』である。オスカー・ワイルドの戯曲から生まれたシュトラウスの傑作オペラが、20年ぶりの新演出で上映される。
(c)Evan Zimmerman/Metropolitan Opera
舞台から映像へ。コロナをきっかけに新しいキャリアを模索 本作の日本語字幕を担当したのは、JVTA修了生の前原拓也さんだ。前原さんは大学でドイツ文学を専攻し、ドイツ演劇の研究で修士号を取得。その後舞台芸術の制作会社に身を置きつつ、ドラマトゥルクとしても活動した。 ドラマトゥルクは、作品の演出コンセプトを演出家と一緒に立てるなど、作品ができるまでの過程に壁打ち相手として伴走する役割である。日本ではあまりなじみがないが、ドイツではどの劇場にも雇用されているそうだ。上記の役割に加えて、上演する作品を芸術監督と一緒に考えたり、配布するパンフレットの編集をしたりなど、美術館のキュレーターのように、劇場の頭脳的な役割を担っていると前原さんはいう。前原さんはその後ドイツへ留学し、ドラマトゥルクへの理解をさらに深めた。現在は日本に戻り、SPAC-静岡県舞台芸術センターで働いている。 そんな前原さんは、ドイツ留学前のタイミングでJVTAの英日映像翻訳コースを受講。実践コースまで修了し、トライアル(プロ化試験)にも合格した。ドラマトゥルクとして活動する中、映像翻訳に興味を持ったきっかけは何だったのか? 「大きなきっかけはコロナです。コロナの流行で、舞台芸術は大打撃を受けました。僕自身の仕事も大幅に減り、別の仕事にも目を向けたほうがいいかもしれないと思ったんです」(前原さん) 前原さんは、ドラマトゥルクの仕事の延長でオペラを始めとする舞台の字幕翻訳にも携わっていた。自身で翻訳することもあれば、翻訳者から上がってきた字幕を演出家の要望に合わせて調整するなどの仕事をしていたという。そのような経験から「字幕翻訳はおもしろい」と考え、JVTAで映像翻訳を学ぶことにした。 「舞台字幕は映像の字幕に比べて歴史が浅い。そのため良く言えば自由ですが、悪く言えばクオリティにバラつきがあると思います。JVTAで映像翻訳の確立されたルールを学んだことで、映像の字幕ルールの良い部分を舞台字幕に持ち込みたいと考えています」(前原さん)密かな目標だった「METライブビューイングの翻訳」 METライブビューイングは、メトロポリタン歌劇場で上映された最新オペラをライブ撮影した映像を映画館で見られるものである。臨場感あふれる5.1chサラウンドの音響、映像ならではの多彩なカメラワーク、さらに幕間には歌手へのインタビュー等も加わっている。映像作品として上映されるので、日本語字幕は一般的な映画などと同様に、基本的に映像の下に横出しで表示される。 実は前原さんにとって、METライブビューイングの翻訳は目標のひとつだった。「映像翻訳をやるからには、いつかMETライブビューイングの字幕翻訳をやってみたい」と密かに考えていたという。 念願が叶い、『サロメ』の字幕翻訳を担当することになった。字幕制作作業で印象に残っているのは、「重唱」パートの翻訳だという。オペラでは2つ以上の声部を、各部それぞれ一人の歌手が受け持って歌う「重唱」がある。今回の『サロメ』では、5名のユダヤ人がケンカをするシーンがあった。つまり5人の歌手が同時に歌い続けるのだ。 「5人が持論を話し続けるシーンでは、字幕の出し方に頭を悩ませました。映像が届くまでの準備段階では、台本を基に一旦すべて翻訳しておきましたが、具体的にどのようにハコ切り(原文のどこからどこまでを1枚の字幕にするか決めること)するかは未知数でした。その後実際に届いた映像を見ると、5人を順に映すようなカメラワークがあったので、そこは画面に映っている人が変わっていくタイミングでセリフが出るように調整。またカメラが引いて全員が映る際は、『言い争いをしている』ということを伝えることが重要だと配給の松竹さんとも相談し、あえて字幕を出さずに映像を見せるように判断したところもあります」(前原さん) その他にもオペラと映画作品で違いを感じた部分がある。一般的な映画作品ではセリフに対して字幕で表示できる文字数が少なく、情報の取捨選択に苦心するケースが多い。一方オペラでは、「愛してる」の一言をなん十秒もかけて伝えることもあるという。このような字幕の「長さ」の扱いも、オペラ作品と映画作品で違いを感じたそうだ。JVTAを通して培った、プロとしての自信 元々舞台字幕の制作経験があった前原さん。しかしJVTAの映像翻訳コースで学んだことで得たものは色々あったという。字幕と字幕のつながりを考えることや、翻訳を裏付けるリサーチの仕方など技術的なことも学べたというが、大きいのは「プロの映像翻訳者です」と言えるようになったことだ。 「トライアルに合格し、JVTAからもらった翻訳の仕事もしています。それによって『プロとして映像翻訳をやっています』とはっきり言えるようになりましたし、気持ちの上でも自信がつきました」(前原さん) 今後もチャンスがあれば、METライブビューイングの翻訳に携わりたいと前原さんは考えている。コロナをきっかけに新たなキャリアの選択肢として始めた映像翻訳だったが、結果的に仕事の幅を広げることにつながった。 最後に、今回の『サロメ』の見どころを聞いた。 「サロメを演じるエルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァーがとにかくすばらしいです。サロメという役は高音で歌いっぱなしというとても大変な役なんですが、彼女は本当にすばらしい。これほど良いサロメはなかなか見られないと思います。字幕は、技巧を凝らしたというよりも、あくまで作品が自然に入ってくるように、黒子に徹しました。なので、字幕翻訳者としては、字幕が気にならず、とにかく作品を楽しんでもらえたら何よりです」(前原さん) METライブビューイング『サロメ』は、6月27日(金)~7月3日(木)まで各地の映画館で上映される。チケット詳細等はオフィシャルサイト でご確認を。
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【大学生が翻訳して、考えて、語る。言葉と映像で知るSDGs】「WATCH 2025」を今年も開催!特設サイトはこちらから
※受付終了しました※【サマースクール2025】語学力+αがカギ!今、注目の「新・通訳」という働き方とは?
【JVTAサマースクール2025】 JVTAが毎夏開催するオンラインセミナーシリーズ!
2025年7月31日(木)19:30-20:30 ※日本時間 ※受付終了 オンライン開催/参加無料
インバウンド市場の拡大や海外とのビジネスの増加により、通訳のニーズはますます高まっています。 しかし、AI翻訳ツールの進化により、単なる「言葉の変換」だけではプロとして通用しない時代がやってきました。いま現場で求められているのは、語学力に加えて、コミュニケーション力や柔軟な対応力、現場での判断力など、多角的なスキルを備えた新しいタイプの通訳。 JVTAでは、こうした時代のニーズに応えるプロフェッショナルを「新・通訳」と定義し、実際にさまざまな現場から依頼が増えています。
本セミナーでは、JVTAで通訳コーディネートを担当する丸山雄一郎と、実際に「新・通訳」として活躍する藤田彩乃氏が登壇。 現場のリアルなニーズや、求められるスキル、そして実体験から導き出した「新・通訳」に必要な3つの要素をお伝えします。 実際の現場の声や体験談を聞ける貴重なチャンスです! 通訳・語学分野での新たなキャリアを考えている方、ぜひお気軽にご参加ください。
【こんな方におススメ!】 ・通訳の仕事に興味がある方 ・語学力を活かして新しい仕事に挑戦したい方 ・語学を強みにキャリアの幅を広げたい方 ・「通訳っぽい仕事」を頼まれることがあるが、専門的に学んだことがない方
【当日の内容(予定)】 ・企業や自治体からどんな通訳ニーズがあるのか?
・「新・通訳」に求められるスキルとは?
・実録!通訳の現場で実際にあったこんなこと
・現場経験から見えた、「新・通訳」に必要な3つの力
【登壇者】
藤田彩乃
日本映像翻訳アカデミー(JVTA)東京校修了後、メディア・トランスレーション・センター(MTC)にて映像翻訳者およびディレクターを務める。2008年にはJVTAロサンゼルス校設立のため渡米し、通訳・翻訳の教育および運営に8年間従事した。帰国後は富山市を拠点に、アポロ・イングリッシュ・アカデミーを主宰し英語指導に携わる傍ら、行政・企業・教育・文化など多分野において通訳・翻訳者として活動している。 これまでに、G7富山環境大臣会合(2016年)およびG7富山・金沢教育大臣会合(2023年)のレセプションなど数々の国際会議のバンケットで英語司会を務めたほか、「オリバー・ストーンと考える未来の富山」(2018年)では、オリバー・ストーン監督およびピーター・カズニック氏のアテンド通訳を担当。さらに、富山日米協会主催の特別講演会(2023年)では、リチャード・メイ駐大阪・神戸米国総領事の講演通訳を務め、富山大学開催の「アイルランド・日本交流美術展『怪談』ラフカディオ・ハーンとの邂逅」オープニングセレモニー(2024)でも通訳を担当した。そのほか富山県庁や県内大手企業においても通訳業務を多数務めている。<最新情報> 大阪・関西万博にて、8月27日(水)〜31日(日)に開催される石川県の特別イベント「石川の日 」。初日27日にEXPOアリーナで行われる「Matsuri」ステージの英語&日本語司会を務めることが決定!
丸山雄一郎 (日本映像翻訳アカデミー) JVTAで営業を担当し、官公庁、放送局、大手広告代理店、インバウンド関連団体・企業を主なクライアントとする。通訳者を起用した国際会議やイベントのサポート実績も豊富で、「新・通訳」の分野に関しても現場のニーズやクライアントの要望を熟知している。
◆JVTAオンラインサマースクール2025◆ 2025年7月27日~2025年9月8日 <1セッションごとに完結 無料講座多数> ※無料セミナー有り ラインナップは▶こちら
日程:2025年7月31日(木)19:30~20:30 ※日本時間
参加費:無料 参加方法:オンライン(Zoom使用) 対象者:どなたでも参加可(海外からの参加も可) 申込方法: 以下の申し込みフォームからお申込みください。 参加受付期限:2025年7月31日(木)18:30 その他のお問い合わせはこちらのアドレスにてメールで受け付けております。 seminar(at)@jvta.net ※(at)は@に置き換えてください。※こちらのセミナーの受付は終了しました※
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直訳するか、省略するか、意訳するか。SSFF&ASIA 2025上映作品を翻訳した字幕翻訳者にインタビュー
JVTAが20年以上にわたって字幕翻訳でサポートしている国際短編映画祭 「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025」(SSFF & ASIA 2025)が5月28日(水)より開幕。今年も世界108の国と地域から4,592点の応募が集まり、その中から厳選された約250作品が上映となる。その上映作品のほとんどは、100名以上のJVTA修了生によって翻訳されている。今回は特に注目度の高い2作品について、字幕翻訳を担当したJVTA修了生2名に話を聞いた。翻訳者インタビュー①『マリオン』(MARION)
監督:Joe Weiland & Finn Constantine/フランス・イギリス/13:17/ドラマ/2024
インターナショナルプログラムにおける注目作のひとつは、ケイト・ブランシェットとシエナ・ミラーがプロデュースを務めた『マリオン』。フランスで唯一の女性闘牛士であるマリオンを主人公とした物語だ。セリフは少ないながらも、マリオンの表情や佇まいから、彼女の静かで強い抵抗や覚悟が伝わってくる作品である。 本作の日本語字幕は、修了生の林萌子さんが担当。林さんにとって、本作が初めての短編映画翻訳となった。 尺が短い短編映画では、セリフ一つひとつの影響が大きい。言葉を削りすぎると情報が伝わらず、語りすぎると作品の空気を壊してしまう可能性がある。そのバランスの見極めが難しくもあり、おもしろい点でもあったと林さんは言う。 「セリフの背後にある想いや語られない背景を、最小限の言葉でどこまで伝えられるか。そこに短編映画の翻訳ならではの魅力があると思います」(林萌子さん) セリフが少ない作品だからこそ、表情や間、視線の揺らぎ、緊張感といった非言語の要素が重要だと林さんは考え、言葉にされていない想いや葛藤を読み取ることを意識。そしてその繊細なニュアンスを壊さないよう、「語りすぎないこと」に特にこだわった。どこまで言葉を削ぎ落とし、どこに余白を残すか。そのさじ加減に悩みつつも1枚1枚の字幕に丁寧に向き合い、マリオンの静かな強さや、声にならない感情が字幕から伝わるように翻訳に取り組んだ。それと同時に、「見る人によって様々な解釈ができる作品」であることも大切にした。字幕によって感じ方を狭めることなく、それぞれの解釈を楽しめるように心がけて翻訳していった。翻訳者インタビュー②『NIGEMIZU』
監督:磯部昭子/12:37/日本/ドラマ/2024
ジャパンプログラムの注目作のひとつは、アオイヤマダと松田ゆう姫主演の『NIGEMIZU』だ。海辺の家を舞台に繰り広げられるサスペンス作品である。本作の英語字幕は、修了生の林臻(Chen Lin)さんが担当した。 本作の内容について、林さんはまず「様々な『対比』が印象的だった」と言う。 「主演2人の性格や色、ファッションの違い、そして人物自身の『表』と『裏』が丁寧に描かれており、そういった対比が印象的でした」(林臻(Chen Lin)さん) その対比に関する表現は、英語字幕の制作にも影響を与えている。セリフの英訳自体は難しくなかったものの、その分「言葉選び」が重要となった。正反対の性格をしている2人の主人公には、同じことを言っていても異なるニュアンスがある。特にアオイヤマダが演じる「アオイ」は活発なキャラクター性であるため、少しポップで明るい言い回しになるように調整した。 翻訳中、JVTAの授業での学びを思い出す出来事があった。作中の「ちゃんと塩入っている?」というセリフを訳している時である。林さんはこのセリフについて、最初は調味料全般のことだと考えてseasonという動詞でまとめようとしていた。しかし対象となっているアクアパッツァの歴史や調理工程を調べる中で、「ここは原文に沿ってsaltを使うべきだ」と気づいたと言う。 「本作のように独特の雰囲気のある映画では、意訳を多用することがあります。しかし、考えすぎると原文の意図とズレが生じることもあると実感しました。このセリフを訳しているとき、授業で聞いた『結局、直訳が一番シンプルで良かったかもしれない』という言葉を思い出しました」(林臻(Chen Lin)さん)短編作品だからこそ求められる「映像翻訳者の力量」 短編作品は尺が短いため、セリフが少なかったり物語の背景が詳細に説明されなかったりすることが多い。そんな中、登場人物のセリフや行動、ストーリーの展開やBGMの変化にまで気を配り、作品を読み解き最適な字幕を作る必要がある。尺が短いから簡単ということは決してなく、むしろ映像翻訳者としての力量が試されるのが短編映画の翻訳である。 今回紹介した2作品だけでなく、SSFF & ASIA 2025では多彩な作品が上映される。この機会に1本でも多く鑑賞し、短編映画ならではのストーリー展開や表現方法を堪能してほしい。多種多様な作品に触れることは自分の楽しみになるだけでなく、映像翻訳者として成長するための糧にもなるはずだ。【開催概要】 ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025 東京会場開催:2025年5月28日(水)~6月11日(水)
オンライン グランド シアターでの上映 4月24日(木)~6月30日(月) ※期間により配信プログラムが異なります『マリオン』上映情報 2025年6月8日(日)19:30~21:20 @WITH HARAJUKU HALL 2025年6月12日(木)~ 6月30日(月) @オンライン グランド シアター『NIGEMIZU』上映情報 2025年5月30日(金)15:40~17:30 @表参道ヒルズ スペース オー 2025年6月12日(木)~6月30日(月) @オンライン グランド シアター
今年も字幕翻訳でサポート!ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025の見どころを紹介
◆【2025年10月期の受講申込を受付中 ! 】学校説明会を随時開催! 約1時間でJVTAの詳細が分かるイベントや、体験レッスン付きのリモート・オープンスクールを随時開催しています。映像翻訳にご興味をお持ちの方はお気軽にご参加ください。
今年も字幕翻訳でサポート!ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025の見どころを紹介
米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭 「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025」(SSFF & ASIA 2025)が5月28日(水)より開幕する。本映画祭は米国俳優協会(SAG )の会員でもある俳優の別所哲也氏が創立した映画祭。今年で27年目となり、年々その開催規模は大きくなっている。今年の映画祭のテーマは「creative active generative」。世界中のフィルムメイカーたちの ”creative” が集結する映画祭で、作品とオーディエンス、クリエイターと企業が出あい、新たな化学反応が生まれる場を”active” に創出し、さらに「生成AI」にも通じる新たなテクノロジーで新時代のクリエイティブを生み出していきたい(”generative”)という思いが込められたテーマである。 JVTAでは20年以上にわたり、本映画祭を字幕翻訳でサポート。今年も上映作品のほとんどを、100名以上のJVTA修了生が翻訳している。 本映画祭は映画上映だけでなく、豪華ゲストが登場するイベントや体験型ワークショップなども実施される。今回は、そんなSSFF & ASIA 2025の注目ポイントを紹介する。TAKANAWA GATEWAY CITYで初開催【オープニングセレモニー】 今年の映画祭オープニングセレモニーは、2025年3月27日にまちびらきとなったTAKANAWA GATEWAY CITYで初開催。映画祭代表の別所哲也氏に加え、SSFF & ASIA 2025の審査員を務める映画監督の岩井俊二氏や、ドラマ『愛の不時着』に出演している韓流スターのオ・マンソク氏など、豪華ゲストが来場予定である。 同会場では「オープニングイベント」として、「JAPAN-KOREA Friendly Concert」も開催。こちらは別所哲也氏、オ・マンソク氏に加え、韓国で国民の夫と呼ばれるユ・ジュンサン氏、元宝塚歌劇団宙組トップスターの朝夏まなと氏、そして『ファントム』など数多くのミュージカルに出演する俳優の加藤和樹氏が出演する、一夜限りのライブコンサートだ。 この他、岩井俊二氏とノミネート作の監督が登場するトークイベントや、ハリウッド式の脚本術を学べるセミナーなども用意されている。今年から新スタート【ホラー&サスペンス カテゴリー】 新カテゴリーとなる「ホラー&サスペンス」では、11人の日本人監督によるスリリングなホラー作品を上映。背筋の凍るような作品や不気味な雰囲気の作品を、30分以下で楽しむことができる。5月30日(水)には、表参道ヒルズ スペースオーにて一挙上映も実施。特別ゲストとして、ホラー好きで知られる乃木坂46の元メンバー生駒里奈氏と、人気YouTuber都市ボーイズのはやせやすひろ氏も登場し、“恐怖の夜”を盛り上げる。韓流スターやK-POPシンガーが出演する【K-SHORT】 2025年は日韓国交正常化60周年ということで、韓国ショートフィルムの特別上映も開催。前述のユ・ジュンサン氏が監督したモキュメンタリー(ドキュメンタリー風のフィクション)である作品や、韓国のトロット(演歌歌謡)歌手として活躍し絶大な人気を誇るイム・ヨンウン主演のミュージックドラマなどが上映される。さらにユ・ジュンサン氏によるトークも実施予定だ。 今回紹介したイベントやプログラムは、SSFF & ASIA 2025のラインナップのほんの一部である。このほかにも様々な上映作品やイベントが用意されているので、詳細はぜひ公式サイトでチェックしてほしい。 また、一部の上映プログラムはすでにオンラインで視聴可能となっている。1本30分前後のショートフィルムは、勉強や仕事、家事の息抜きに見るのにもぴったり。開催期間中に1本でも多くの作品を見て、ショートフィルムの魅力を存分に楽しもう。【開催概要】 ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025 東京会場開催:2025年5月28日(水)~6月11日(水) 公式サイトは▶こちら
オンライングランドシアターでの上映 2025年4月24日(木)~6月30日(月) 視聴については▶こちら ※期間により配信プログラムが異なります
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JVTAがサポートしている映画祭については▶こちら
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日本アカデミー賞受賞作品も上映!世界最大級の日本映画祭「ニッポン・コネクション」が今年も開催
世界最大級の日本映画祭「第25回ニッポン・コネクション」が2025年5月27日~6月1日にドイツのフランクフルトで開催される。記念すべき第25回目となる今回は、最新の日本映画67本のプレミア上映を含め、約100本の短編・長編映画がフランクフルト市内10カ所の会場で上映。さらに映画制作者やアーティストの来場、カルチャーイベントなどの開催も予定されている。 今年の映画祭は、前田哲監督によるコメディ『九十歳。何がめでたい』で開幕。草笛光子氏が数々の文学賞を受賞した作家である主人公を演じ、90歳を迎えた女性のユーモアあふれる日常を描いた作品だ。また、第48回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いたインディーズ発のタイムトラベル・コメディ『侍タイムスリッパー』(安田淳一監督)や、同じく日本アカデミー賞を受賞した劇場アニメ『ルックバック』(押山清高監督)など、日本映画界の話題作を幅広く紹介する多彩なラインナップとなっている。
『九十歳。何がめでたい』 Ⓒ2024″90 Years Old-So What?” Film Partners ⒸAiko Sato/Shogakukan
『侍タイムスリッパー』 © 2024 MIRAIEIGASHA
『ルックバック』
JVTAが英語字幕を付けた作品も上映予定。新たな才能と実験的な作品が集められた部門である「ニッポン・ヴィジョンズ」部門にて、『嬉々な生活』(谷口慈彦)と『雨花蓮歌』(朴正一監督)の2作品が上映される。どちらも日本国外初上映となり、『雨花蓮歌』の上映時には朴監督も登壇予定だ。このニッポン・ヴィジョンズ部門では審査委員によって選出される「ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞」、「ニッポン・ストーリーテリング賞」、そして観客投票によって決定する「ニッポン・ヴィジョンズ観客賞」の3つの賞が授与される。JVTAは長年ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞のアワード・スポンサーを務めており、特典として受賞者の次回作に英語字幕を無償で提供する。 ▶ニッポン ・ヴィジョンズ部門の詳細・お申し込みはこちら また、JVTAの日英映像翻訳講師による「Online Workshop: Subtitling」も開催。『ゴジラ-1.0』(2023)の英語字幕翻訳も担当したトニー・キム講師が、実際の日本映画のシーンを取り上げながら字幕制作について解説する。こちらはオンラインで開催されるワークショップなので、日本を含む世界中から参加可能となる。 ■オンライン・ワークショップ Subtitling-Workshop 2025年5月31日(土)14時スタート ※日本では2025年5月31日(土)21時スタート ▶詳細・お申し込みはこちら さらに、JVTAの指導の下で海外の大学で日本語を学ぶ学生が英語字幕をつける海外大学字幕プロジェクト(GUSP)の課題作品となった日本の短編映画も2本上映。JVTA Meets PIA Film Festival: Shortsとして、『サンライズ』(八代夏歌監督)と『ちあきの変拍子』(白岩周也監督、福留莉玖監督)が、海外の大学生が制作した英語字幕付きでお披露目となる。 ▶詳細・お申し込みはこちら この他、国際的に活躍する音楽ユニットのチャラン・ポ・ランタンを始めとする各種コンサートでは、クラシックからJ-POP、ロックまで幅広いジャンルの音楽を楽しむことができる。さらに2025年大阪・関西万博(EXPO 2025)の開催に関連して、ドイツ館のライブ配信ツアーも実施される予定だ。 上映作品の詳細やワークショップ、その他イベント情報については公式サイトからチェックを。「ニッポン・コネクション」公式サイト
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「海外大学字幕プロジェクト(GUSP)」の詳細はこちら
『ゴジラ-1.0』英語字幕に見る 日米における「ゴジラ観」
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普段見ないジャンルにチャレンジするも良し!ゴールデンウイークは映像作品を楽しもう
JVTAの映像翻訳科では、JVTAの受発注部門で活躍する映像翻訳ディレクターをはじめ、フリーの映像翻訳者、映像以外にも幅広い分野を手掛ける翻訳者、さらに脚本家や日本語ライティングのプロフェッショナルなど、映像翻訳に必要とされる様々なスキルを指導できる講師陣が教鞭をとっています。 今回は2024年10月から加わった新講師の4名に、連休中に見たい映像作品やおすすめの映像作品についてリサーチ。映像翻訳のプロはどんな作品を見ているのか?映像翻訳者として“つい見てしまう”ポイントは?などを聞きました。「連休中に映像作品を何か見たいな」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください!
英日映像翻訳科 講師
伊原実希 英日映像翻訳科 総合コース・Ⅰ 「字幕翻訳の基礎①」担当 Q1.このゴールデンウイークに見たい映像作品は? 今さらながら数年前に大ブームになったドラマ『silent』(2022)を一気見したいです。 主題歌の「Subtitle」は、私自身が案件やプライベートを問わず、伝えたい思いが空回ってうまくいかない時によく聴いていたので、本作も自ずと見たいリストに入っていました。最近、吹き替え台本をもとにバリアフリー字幕を作る案件に携わるようになり、本作を思い出しました。作品内では手話に字幕がつくシーンも多いので、ながら見ではなく集中して見られそうなこのゴールデンウイークにどっぷり作品に浸かりたいと思います。Q2.子どもの頃や若い頃に影響を受けた映像作品は? ディズニーの『ムーラン』(1998)。型に囚われず、なりふり構わず、知恵とユーモアで道を切り開くムーランに憧れ… 学生時代はビン底メガネにお下げ髪、色違いのムーミンのトレーナー2枚を着まわして、27時間ぶっ通しで受験勉強に明け暮れる生活を送りました。全力だからこそ見える景色があると信じさせてくれた人です(JVTAではそんなムーランの実写版みたいな人にたくさん出会いました)。くじけそうになったら40:18~のシーンを見つつ、学生時代を思い出して、「私もムーラン!」と自分を奮い立たせています!Q3. 映像作品を見るとき、「職業病」でついつい見てしまうポイントは? 休憩しようと思って見始めたドラマや映画でも、改行位置、表記揺れ、3枚字幕などがついつい気になってしまうことはあるのですが、JVTAのYouTube番組「JVTA+」 で聞いたとある発言をきっかけに「いいところ探し」をする習慣をつけるようになりました。誰よりも作品と言葉に向き合ってきた人が紡いだ字幕を大切にできる人でありたいです。
田中葵 英日映像翻訳科 実践コース 「スポッティングの演習」担当 Q1.このゴールデンウイークに見たい映像作品は? 『アマチュア』(2025):アカデミー賞で主演男優賞を受賞したラミ・マレック主演作品。妻を殺された殺し屋の “アマチュア”が、持ち前の頭脳を武器に復讐をしていく新感覚のスパイ映画。アクションが大好きなので、予告映像を見て絶対に劇場で見たい!と思いました。また、『マトリックス』シリーズでおなじみのローレンス・フィッシュバーンも出演しているので、アクションファンは必見かと思います! 『52ヘルツのクジラたち』(2024):原作は町田そのこさんの小説です。映画化されたとは知らずに、原作を今ちょうど読んでいる最中です。“ヤングケアラー”“児童虐待”“ジェンダー”など日本で今問題になっていることがリアルに描かれている様子がテキストから伝わってきて、ぜひ映像でも確認したいと思いました。Q2.子どもの頃や若い頃に影響を受けた映像作品は? 『トイ・ストーリー』シリーズは全部大好きですが、中でも『トイ・ストーリー3』(2010)は別格です。 「おもちゃって動けるし、話せるんだ!」と、当時人形が大好きだった私は、人形が生きていると信じていました(笑)。この作品のクライマックスで大学生になったアンディがウッディやバズなど、おもちゃを手放す様子が描かれています。人形たちを捨てるのではなく、小さい頃のアンディと同じようにずっと一緒にいてくれる新しい持ち主を見つけて引き継ぐというアンディの人形を思う気持ちに心を打たれました。人形だけではなく、モノを大切に扱うということをアンディから教わったと思います。Q3. 映像作品を見るとき、「職業病」でついつい見てしまうポイントは? 「あんた」「あなた」などある人物に対する呼び方が揺れていたり、「全て」「すべて」など用語の表記が揺れていたりしないかは見てしまうかもしれません。あとは、3枚字幕になっていないか(たまに4枚字幕とかも見ますが…)も見てしまいますね。
片柳伊佐 英日映像翻訳科 実践コース 「模擬発注 ボイスオーバー②」担当 Q1.このゴールデンウイークに見たい映像作品は? 気になっていたのに見られていなかった作品を見たいです。日本語作品では、新たにドラマ化された『阿修羅のごとく』(2025)。原作、ひいては向田邦子ファンなので!見始めたら止まらないと思って避けていましたが、全7話を一気見したいです。海外作品ならドラマシリーズ『メディア王~華麗なる一族~』(2018~2023)。(理由は次の質問への回答をご覧ください。)実在のメディア王マードックがモデルと言われており、その内幕をのぞき見る気持ちになりそうです。Q2.子どもの頃や若い頃に影響を受けた映像作品は? NHK教育テレビの『海外ドキュメンタリー』(1982~1999)(現在の『ドキュランドへようこそ』の前身の番組)の一作品です。今回調べたところ、「メディアと権力」という3回シリーズの「(2)テレビがアメリカ政界を変える」の回だったようです(1993年5月放送)。メディアが社会に与える影響に衝撃を受け、のちに大学でメディア論を専攻するに至りました。今でもメディアやジャーナリズムがテーマの作品に強く惹かれます。(古くは『大統領の陰謀』(1976)、最近だと『セプテンバー5』(2024)。)Q3. 映像作品を見るとき、「職業病」でついつい見てしまうポイントは? 日本のドキュメンタリーで、海外の有識者や専門家へのインタビューに日本語字幕が付いている場合、1行文字数を数えてしまいます。「結構文字数多いけど、意外と読み切れる」なんて思うことも。一方、吹き替え作品で気になるのは、セリフの言い回しやスピード、間の取り方などです。ちょっとした変化でニュアンスが出たり、キャラクター間の違いが際立ったりするのが、魔法を見ている(聞いている?)ようです。
日英映像翻訳科 講師
麻野祥子 日英映像翻訳科 総合コース 「スポッティング実習」担当 Q1. What visual media content do you want to watch over the Golden Week? I have been meaning to watch Adolescence , a British series that has been streaming on Netflix since March this year. It is a four-part mini-series about a 13-year-old boy who is arrested for the murder of his classmate, and the show has received rave reviews – it is said to be a major contender for this year’s Emmys. I have also recently been trying to watch award-winning films that I hadn’t yet watched, including Everything Everywhere All at Once (2022) and Spider-Man: Across the Spider-Verse (2023). Both are, at the time of writing, available on Netflix in Japan, so I’d like to tick them off my to-watch list.Q2. What visual media content were you influenced by in your childhood or youth? Shindler’s List (1993), because it was one of the films that I had to study for English class at college (high school). These film study classes were the first time I learned to look closely at a film and think about what the intention behind each scene or dialogue or camera angle etc. was, so I think it left a lasting impact on me. On a more personal level, I remember watching Frances Ha (2012) as a uni student, and it becoming one of my favourite films. I think it’s a film that a lot of young people can relate to.Q3. How does your work influence what points you tend to focus on when watching visual media content? This isn’t a specific “point” that I tend to notice, but I like to watch German shows or films from time to time, and whenever I do, I usually put English subtitles on. Sometimes, when there is a particular phrase in the original dialogue, such as a joke or something that would be difficult to translate, I go back to the beginning of the scene, switch the subtitles to Japanese, and play the scene again to see how they translated it in the Japanese version. Then I switch back to the English subtitles and resume watching the show. It’s interesting to compare the English and Japanese translations, so I can’t help but go back and check, even if it takes longer for me to finish watching the episode.
皆さんが「見てみたい」と思う作品はありましたか?
好きなジャンルの映像作品はもちろん、普段あまり見ないタイプの作品を見ることも、映像翻訳の学習に大いに役立ちます。連休中も楽しみながら、映像翻訳のセンスを磨いていきましょう!
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あなたの「学び直し」と「新たな学び」を全面サポート! コマ単位受講制度
東京校の本科で1コマ(授業)単位の受講が可能
JVTAでは2024年10月より、受講生・修了生の学びをさらにサポートするための「コマ単位受講制度」を開始しました。本制度は東京校とロサンゼルス校の映像翻訳本科、また映像翻訳Web講座の受講生・修了生が、JVTAの最新カリキュラムを1コマから再度受講できるという制度です。 ✓トライアル合格に向けて苦手分野を復習したい ✓プロの映像翻訳者としてより活躍するために、スキルを磨きたい ✓しばらく映像翻訳から離れていたが、再度学びたい など、改めて映像翻訳を学び直したい方や、これまで受けたことのない授業を受けたみたいという方におすすめです。現在は全面リモートで授業を行っていますので、日本・海外を問わずどこからでも受講可能です。ぜひ本制度を活用し、映像翻訳者としての更なるステップアップにつなげてください。
現在は2025年4月期のコマ単位受講の申し込みを受付中です。受講に関する詳細は下記をご確認ください。
【対象者】
・東京校の英日・日英映像翻訳を学んでいる方(いずれのどちらか、または両方)
・東京校の英日・日英映像翻訳を修了した方
・LA校で映像翻訳を学んでいる方
・LA校で映像翻訳を修了した方
・映像翻訳Web講座で学んでいる方 、修了した方
※メディア・アクセシビリティ科(旧バリアフリー講座)、English Clock、日本語表現力強化コースのみを受けた方は対象外とさせていただきます。
【受講可能コース】 下記のうち、ご自身がすでに受講を修了した各コースから選択していただくことができます。 受講可能な授業については、こちら でご確認ください。<東京校> 英日映像翻訳(総合コースⅠ 、総合コースⅡ 、実践コース ) ※総合コース・Ⅰ→2013年以前の「入門」または「基礎Ⅰ」 総合コース・Ⅱ→「基礎」または「基礎Ⅱ」と同等。 日英映像翻訳(総合コース 、実践コース ) 【受講形式】 リモート(Zoom) リモート配信にはZoomを使用しています。ご自宅と教室をオンラインで繋ぎ、リアルタイムで授業を受けていただくことができます。・ご用意いただくもの PCまたはタブレット カメラ(PC内蔵のものでもOK) マイクロフォン(PC内蔵のものでもOK)※質問をしていただく際に必要です。 安定したネット接続の環境 ※よりクリアにお聴きいただくために、ヘッドホンかイヤホンのご使用をおすすめしています。【料金】 1コマ:6,050円(税込)
【制限受講数】 1コース最大5コマでの受講が可能です。 例)英日映像翻訳実践コースを修了した方 「総合コース・Ⅰ」最大5コマ、「総合コース・Ⅱ」最大5コマ、「実践コース」最大5コマ【ルール】
・すでに受けたことがあるコースの授業の取り直し、または受講当時にカリキュラムになかった授業を受けることができます。
・まだ受講していないコースの授業を受けることはできませんのでご注意ください。
例)英日映像翻訳を総合2 まで修了している方が、実践 コースの授業を受ける→NG
日英 映像翻訳を実践まで修了している方が、英日 映像翻訳総合コース・Ⅰの授業を受ける→NG
・受けられる授業が確かでない方は、メールにてお問い合わせください。
宛先:seminar(at)jvta.net ※ (at)は@に置き換えてください。
件名:「コマ単位受講制度について」
・ご希望のクラスが上限人数に達した場合は、曜日もしくは期の変更をご相談させていただきます。
・授業はリモートでの出席が必須です。録画受講は対応しておりませんのでご了承ください。
【申し込み締め切り】 各授業の2週間前【支払い方法】 クレジットカードまたは銀行振込 ※銀行振込をお支払い後にキャンセルを希望された場合は、手数料を引いた金額で返金させていただきます。
※クレジットカードの第三者による不正利用を防止するため、カード発行会社の本人認証サービス(3Dセキュア2.0)のご登録が必要となり、未登録のクレジットカードを支払方法に選択された際は決済できない場合がございます。 本人認証サービスの内容はご利用のカード発行会社によって異なりますので、登録方法につきましては、ご利用のカード発行会社へご確認ください。
【申し込み方法】 下記フォームよりお申し込みください。 お支払い情報やその他詳細は、別途メールにてご案内させていただきます。【問い合わせ先】 seminar(at)@jvta.net ※ (at)は@に置き換えてください。
<キャンセルポリシー> ■受講のキャンセルについて 授業当日の8日前(課題配布日の前日)をキャンセル期日とします。 ・期日までのご連絡の場合:以下「■返金額について」の規則に則って返金 ・授業当日から8日前から3日前:キャンセル料 50% ・授業当日から2日前以降:キャンセル料 100% ■返金額について 受講料のお支払い方法によって返金額が異なります。 ・クレジットカード決済でお支払いの方:全額返金 ・銀行振込でお支払いの方:振込手数料を引いた金額を返金 ■キャンセルに関するお願い 定員を設けておりますため、ご都合が悪くなった場合はできるだけ早めにご連絡いただくようお願いいたします。
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