海外の大学生に英語字幕制作を指導 完成した字幕付き作品はドイツの世界最大級の日本映画祭で上映
JVTAは約30年にわたり、社会人を対象とした職業訓練校を軸としたスクール事業を運営し、多くのプロの映像翻訳者を輩出してきた。2010年からは日本国内外にある学校教育機関から依頼を受け、これまでのノウハウを活かして正規授業の指導を担当している。
「海外大学字幕プロジェクト(GUSP)」もその一環だ。JVTAの講師による指導の下で、海外の大学で日本語や日本の文化を学ぶ学生が日本の短編映画に英語字幕をつけて世界に発信するという取り組みである。これまで、ゲント大学(ベルギー)やウィーン大学(オーストリア)、ハインリッヒ・ハイネ大学(ドイツ)など世界各地の大学で授業を行っている。
授業は東京にいる講師と各大学の教室をオンラインで繋ぎ、ディスカッション形式で行う。映像翻訳概論やストーリー構成、短編映画の分析、リサーチのスキルなどを学んだうえで、課題作品の英語字幕の制作に取り組む。日本独特の文化や表現などを正しく理解するために丁寧に作品の解釈を行うのもこのプロジェクトの特徴だ。学生たちは、セリフの背景にある人間関係や登場人物の想いまで読み解き、作品の世界観やトーン、キャラクター設定なども考慮しながら、最適な英語表現を考えていく。大学関係者からは「JVTAとの共同プロジェクトは学生にとって、プロが制作する字幕翻訳についての知見を深める絶好の機会」と評価されている。
GUSPで制作された英語字幕は、ドイツのフランクフルトで開催される世界最大級の日本映画祭「ニッポン・コネクション」で実際にスクリーンに映し出される。自らが作った字幕が日本の作品を伝える重要なツールとなって世界の観客に直接届くのは、学生たちにとってかけがえのない体験だ。今年(2025年)は下記の上映プログラムで、学生たちが制作した英語字幕と共に2本の短編映画が上映される。
【JVTA Meets PIA Film Festival: Shorts】
◆課題作品『サンライズ』(八代夏歌監督)
英題:Sunrise
英語字幕制作:ハインリッヒ・ハイネ大学(ドイツ)
◆課題作品『ちあきの変拍子』(白岩周也監督、福留莉玖監督)
英題:Chiaki’s odd time signature
英語字幕制作:ゲント大学(ベルギー)
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「ニッポン・コネクション」は、今年で25回目を迎える歴史ある映画祭。毎年100本あまりの新旧の日本映画が上映される人気イベントだ。近年、世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭)でも濱口竜介監督や黒沢清監督が受賞するなど海外での日本映画の評価は高まっている。JVTAも映画祭出品の英語字幕制作を数多く手がけてきた。今後も「海外大学字幕プロジェクト(GUSP)」を通じて、学生の指導と日本映画の海外発信のサポートを続けていく。
◆ニッポン・コネクション
ドイツ・フランクフルトで開催
2025年5月27日~6月1日
公式サイト:https://nipponconnection.com/ja/start/
【関連記事】
「海外大学字幕プロジェクト(GUSP)」の詳細はこちら
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日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、字幕・吹き替えの翻訳者として活躍するために必要なスキルを学ぶ職業訓練校です。英語から日本語へ翻訳する英日映像翻訳 と日本語から英語へ翻訳する日英映像翻訳 があり、目的に合わせたコースを選んでいただくことができます。コース修了後、当校独自のトライアル(プロ化試験)に合格すれば、併設する翻訳受発注部門よりお仕事を紹介させていただくので、学んだスキルを実践で生かしていただくことができます。 通常の、JVTAの開講月は例年4月と10月ですが、「10月の入学に間に合わなかった」「4月より早く学習をスタートしたい」という声にお応えして、2025年1月に「英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ」の日曜集中クラスを開講します! ご興味をお待ちの方は、「リモート個別相談」 にご参加ください。映像翻訳の世界やJVTAでの学びについて、深く知っていただくことができます。 ※1月入学に向けた体験レッスンが含まれる「リモート・オープンスクール」は、終了しました。4月入学を対象にした開催は1月下旬以降を予定しています。
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英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ コースの詳細は▶こちら その他、コースや入学に関するよくあるご質問は▶こちら 会社概要▶こちら
2025年1月 英日映像翻訳科 日曜集中クラスご検討者向け
リモート個別相談
1月開講 日曜集中クラスをご検討の方は、「リモート個別相談」へお申し込みください。お申し込み後、ご入力いただいたメールアドレス宛にご案内をお送りします。尚、このページで入力いただいた内容はSSLで暗号化されて送信されます。
リモート個別相談では、ご希望の日時で当校スタッフが入学に関するご案内のほか、コース選択や映像翻訳学習・修了後の進路などの不安や疑問にマンツーマンでお答えします。 ※リモート個別相談では字幕翻訳の体験レッスンはございません。 ※2025年1月の英日映像翻訳科 日曜集中クラスは1月16日(木)まで入学可能です。
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【参加条件】 英語力・翻訳経験不問 ※パソコンやタブレットなどで安定して動画配信サービスなどを視聴できる環境が整っていれば、どなたでも無料でご参加いただけます。
【参加形式】 リモートのみ(Zoom ) ※音声を聞き取りやすくするために、イヤホン・ヘッドホンの使用をお勧めします。また質疑応答のタイミングもありますので、マイクをお持ちでしたらご用意ください。
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●これからの映像翻訳者が目指すべき“字幕と吹き替えの二刀流” ●【映像翻訳者のAI戦略】AIにはない「創造力」で、新たな翻訳業界を生き抜く ●動画!【字幕翻訳実況】みんなで字幕翻訳実況【Zoom参加者と一緒に考えてみた】#10 ●動画!「現役受講生に聞いた!Why JVTA?」
あなたの「学び直し」と「新たな学び」を全面サポート! コマ単位受講制度
東京校の本科で1コマ(授業)単位の受講が可能
JVTAでは2024年10月より、受講生・修了生の学びをさらにサポートするための「コマ単位受講制度 」を開始しました。本制度は東京校とロサンゼルス校の映像翻訳本科、また映像翻訳Web講座の受講生・修了生が、JVTAの最新カリキュラムを1コマから再度受講できるという制度です。 ✓トライアル合格に向けて苦手分野を復習したい ✓プロの映像翻訳者としてより活躍するために、スキルを磨きたい ✓しばらく映像翻訳から離れていたが、再度学びたい など、改めて映像翻訳を学び直したい方や、これまで受けたことのない授業を受けたみたいという方におすすめです。現在は全面リモートで授業を行っていますので、日本・海外を問わずどこからでも受講可能です。ぜひ本制度を活用し、映像翻訳者としての更なるステップアップにつなげてください。
現在は2025年4月期のコマ単位受講の申し込みを受付中です。受講に関する詳細は下記をご確認ください。
【対象者】
・東京校の英日・日英映像翻訳を学んでいる方(いずれのどちらか、または両方)
・東京校の英日・日英映像翻訳を修了した方
・LA校で映像翻訳を学んでいる方
・LA校で映像翻訳を修了した方
・映像翻訳Web講座で学んでいる方 、修了した方
※メディア・アクセシビリティ科(旧バリアフリー講座)、English Clock、日本語表現力強化コースのみを受けた方は対象外とさせていただきます。
【受講可能コース】 下記のうち、ご自身がすでに受講を修了した各コースから選択していただくことができます。 受講可能な授業については、こちら でご確認ください。<東京校> 英日映像翻訳(総合コースⅠ 、総合コースⅡ 、実践コース ) ※総合コース・Ⅰ→2013年以前の「入門」または「基礎Ⅰ」 総合コース・Ⅱ→「基礎」または「基礎Ⅱ」と同等。 日英映像翻訳(総合コース 、実践コース ) 【受講形式】 リモート(Zoom) リモート配信にはZoomを使用しています。ご自宅と教室をオンラインで繋ぎ、リアルタイムで授業を受けていただくことができます。・ご用意いただくもの PCまたはタブレット カメラ(PC内蔵のものでもOK) マイクロフォン(PC内蔵のものでもOK)※質問をしていただく際に必要です。 安定したネット接続の環境 ※よりクリアにお聴きいただくために、ヘッドホンかイヤホンのご使用をおすすめしています。【料金】 1コマ:6,050円(税込)
【制限受講数】 1コース最大5コマでの受講が可能です。 例)英日映像翻訳実践コースを修了した方 「総合コース・Ⅰ」最大5コマ、「総合コース・Ⅱ」最大5コマ、「実践コース」最大5コマ【ルール】
・すでに受けたことがあるコースの授業の取り直し、または受講当時にカリキュラムになかった授業を受けることができます。
・まだ受講していないコースの授業を受けることはできませんのでご注意ください。
例)英日映像翻訳を総合2 まで修了している方が、実践 コースの授業を受ける→NG
日英 映像翻訳を実践まで修了している方が、英日 映像翻訳総合コース・Ⅰの授業を受ける→NG
・受けられる授業が確かでない方は、メールにてお問い合わせください。
宛先:seminar(at)jvta.net ※ (at)は@に置き換えてください。
件名:「コマ単位受講制度について」
・ご希望のクラスが上限人数に達した場合は、曜日もしくは期の変更をご相談させていただきます。
・授業はリモートでの出席が必須です。録画受講は対応しておりませんのでご了承ください。
【申し込み締め切り】 各授業の2週間前【支払い方法】 クレジットカードまたは銀行振込 ※銀行振込をお支払い後にキャンセルを希望された場合は、手数料を引いた金額で返金させていただきます。
※クレジットカードの第三者による不正利用を防止するため、カード発行会社の本人認証サービス(3Dセキュア2.0)のご登録が必要となり、未登録のクレジットカードを支払方法に選択された際は決済できない場合がございます。 本人認証サービスの内容はご利用のカード発行会社によって異なりますので、登録方法につきましては、ご利用のカード発行会社へご確認ください。
【申し込み方法】 下記フォームよりお申し込みください。 お支払い情報やその他詳細は、別途メールにてご案内させていただきます。【問い合わせ先】 seminar(at)@jvta.net ※ (at)は@に置き換えてください。
<キャンセルポリシー> ■受講のキャンセルについて 授業当日の8日前(課題配布日の前日)をキャンセル期日とします。 ・期日までのご連絡の場合:以下「■返金額について」の規則に則って返金 ・授業当日から8日前から3日前:キャンセル料 50% ・授業当日から2日前以降:キャンセル料 100% ■返金額について 受講料のお支払い方法によって返金額が異なります。 ・クレジットカード決済でお支払いの方:全額返金 ・銀行振込でお支払いの方:振込手数料を引いた金額を返金 ■キャンセルに関するお願い 定員を設けておりますため、ご都合が悪くなった場合はできるだけ早めにご連絡いただくようお願いいたします。
自分にぴったりの授業があるかな?と思ったら…
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※詳細は英日・日英各画像をクリック!
◆【映像翻訳にご興味をお持ちの方は今すぐ「リモート個別相談」へ!】 入学をご検討中の方を対象に、リモート個別相談でカリキュラムや入学手続きをご説明します。 ※詳細・お申し込みはこちら
メディア・アクセシビリティ科 音声ガイドコースは5月31日(土)開講
「バリアフリー字幕」と「バリアフリー音声ガイド」 すべての人に作品を届け、状況の違いを超えて一緒に映像を楽しみ、 感動を共有するためのスキル
日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は2011年からNPO メディア・アクセス・サポートセンター(MASC)と共同で、“聞こえない、聞こえにくい”人のためのバリアフリー字幕、“見えない、見えにくい”人のためのバリアフリー音声ガイドを学ぶための講座を運営してきました。私たちが開講当初から変わらず掲げてきたミッション、それは映像のバリアフリー化の普及とそれを推進するために欠くことのできない高いスキルを持った優秀な人材を育成することです。 無料説明会・個別相談会では「映像のバリアフリー化」って何? という疑問から、カリキュラムや修了後の仕事のことまで、何でもお答えします。 少しでも興味を持ったら、ぜひとも説明会に参加してください。 まずは知ることから始めましょう。
● 無料説明会 /個別相談会
講座を受講するしないに関わらず、すべての映像翻訳者に役立つヒントが満載。業界の現状や将来性、講義の概要を具体的に直接確認できる貴重な機会ですので、興味のある方はぜひご参加ください。【参加条件】 パソコンやタブレットなどで安定して動画配信サービスなどを視聴できる環境が整っていれば、どなたでも無料でご参加いただけます。 ※音声を聞き取りやすくするために、イヤホン・ヘッドホンの使用をお勧めします。また質疑応答のタイミングもありますので、マイクをお持ちでしたらご用意ください。 ※ご質問やご相談がある方は、「ご要望・連絡事項・ご相談内容」の欄にご記入ください。当日、もしくは後日メールで対応させていただきます。 ※4月と5月の無料説明会は主に音声ガイドについてお話しします。
※所要時間は90分程度を予定しています。 ※現在は、リモートで開催しています。 お申し込み頂いたメールアドレス(pcアドレスでお願いいたします)に 参加用のリンクをお送りいたします。 届かない場合は下記アドレスまでお知らせください。 barrierfree(at) jvtacademy.com ※ (at) は @ に置き換えて下さい。 参加ご希望の場合は、必ず事前に下記フォーム よりお申し込みください。
● コース名
メディア・アクセシビリティ科 字幕ガイドコース/音声ガイドコース
● 曜日・時間
土曜日 10:00~12:30
● 回数・受講期間
音声ガイド(全9回) 字幕ガイド(全12回)
● 開講時期
字幕ガイドコース 2025年夏より開講 音声ガイドコース 2025年5月31日より開講
カリキュラムはこちら
●受講に際しての注意点
・授業では必ずパソコンを使用します。(iPad、タブレットPCは不可) ・最低限のパソコン操作スキルが必要です。(メールの送受信、Microsoft Excel/Wordのファイル作成及び基本的な操作、Web検索など) ・インターネットに接続できる環境(Wi-Fi、有線問わず) ・字幕ガイドコースは、授業内で使用する制作ソフト「Babel」がWindows対応のみのため、Windows PCをご用意ください。
◆講座の詳細と修了生の活躍はこちらをご覧ください。http://www.jvtacademy.com/chair/lesson3.php ※お問い合わせ、お申し込みは お名前、ご連絡先(お電話番号、メールアドレス)、当校での受講歴、翻訳歴などを明記の上 こちらへ barrierfree(at) jvtacademy.com ※ (at) は @ に置き換えて下さい。
● 受講料
※詳細はこちら をご覧ください。
● 受講お申し込み
1)「無料説明会」もしくは「個別相談会」に参加(必須) 2)申込希望フォームより必要事項を記入のうえ送信 3)概要書面を受け取る (国内在住の場合は郵送、海外在住の場合はデータでお送りします 4)JVTA Onlineから申し込み(JVTA Onlineの詳細はこちら ) 5)契約書面の受け取りおよび、受講料の入金 ※その後、必要書類をメールと郵送でお送りします
■受講のキャンセルについて ※お申込みいただいたコースが2カ月を超え、かつ、お支払金額の合計が5万円を超える場合には、受講契約の中途解約(クーリング・オフ)が可能です。
メディア・アクセシビリティ科 無料説明会
参加費 無料開催日時 2025年5月17日(土) 10:30-12:00
2025年5月19日(月) 19:00-20:30
※個別相談をご希望の方は、ご要望欄に希望日時を3つご記入ください。
お問い合わせ 電話 03-3517-5002 メールアドレス barrierfree(at) jvtacademy.com ※(at)は@に置き換えて下さい。
【映像翻訳にご興味をお持ちの方】VOD(ビデオ・オン・デマンド)で字幕の基礎を学ぶ「映像翻訳講座」
【映像翻訳を初めて学ぶ】
あなたの好きな時間にいつでも学べる! 2部構成のVODと添削で字幕の基礎が身につく 映像翻訳を学んでみたい!と考えているすべての方にオススメの初心者のためのミニ講座。ビデオ・オン・デマンド式なので、1ヵ月以内であれば、ご自身の都合のよいタイミングでいつでもビデオを視聴し、課題に取り組むことができます。字数制限や表記の仕方など、基本となる字幕ルールから、翻訳する際に気を配るべきポイントまでを先にビデオでしっかり学んだうえで、短編映画のワンシーンの字幕作りに挑戦していただきます。課題をこなした後は解説ビデオで正しい字幕処理の仕方を確認できるだけでなく、プロの映像翻訳者による個別の添削原稿で具体的なアドバイスをもらうことができます(課題提出から2週間後に返却)。 ※オープンスクールの字幕体験レッスンとは内容が異なります。 ◆YouTube動画「字幕翻訳にチャレンジ!あなたならどう訳す?」の回答と解説は ▼こちら ※出題動画をまだご覧になっていない方は▶こちら 講師: 板垣七重(英日映像翻訳講師、映像翻訳ディレクター) 映像翻訳ディレクター、および本科講師を務める。日本映像翻訳アカデミー修了生。英日総合コースⅠ「吹き替え翻訳の基礎~ボイスオーバー」、課外講座「120分でマスター! 最強の調べもの術」などの講義を受け持つ。 【受講対象】 映像翻訳を初めて学ぶ方 映像翻訳を学び直したい方 映像翻訳に触れてみたい方 映画や海外ドラマが好きな方 【受講形式】 VOD(ビデオ・オン・デマンド) JVTA独自の学習プラットフォーム「JVTA Online」から、ビデオ・オン・デマンドで自分の都合に合わせて受講できるシステムです。
お申し込み・お支払いから5営業日以内に受講のご案内をメールでお送りさせていただきます。
JVTA Onlineとは JVTA OnlineはJVTAが独自に開発したラーニング・マネージメント・システムで、昨年10月より各コースに導入しました。2021年からは受講生以外の方でも登録が可能で、開講予定の講座に申し込みができ、JVTA Online限定で公開している過去のセミナーも視聴することができます。VIDEO <講座の構成と受講の流れ> このVOD講座はVol.1とVol.2の2部構成になっています。具体的な流れは以下をご確認ください。 ①Vol.1の講座動画で字幕の基本ルールをひと通り学ぶ ②Vol.1の講座動画を止めて、演習課題の短編映画『Summer Homework』を視聴 ③映画の内容を把握し演習をこなしたら、Vol.1の講座動画で解説を確認 ④Vol.2の講座動画を見る前に、前課題のワークシートをJVTA Onlineよりダウンロード ⑤前課題のワークシートに字幕を入力し、JVTA Onlineにアップロードをして提出 ※期限は本講座お申し込みから1か月以内となります。 ⑥前課題のご提出2週間後に添削原稿がメールで届く ⑦添削原稿とともに、Vol.2の課題動画の解説を見ながら学習
【価格】 3,000円(税込み)
※お支払いに関する詳細は申し込みフォーム送信後に送られる自動返信メールに記載したおります。 【支払い方法】 ①クレジットカード ②銀行振込 下記お申し込みフォームを送信していただくと、ご入力いただいたメールアドレスに自動返信メールが届きます。お支払い方法の詳細を記載しておりますので、必ずお読みいただき手続きに進んでください。 ※購入後のキャンセルなどについては、下記にお問い合わせください。 Tel: 03-3517-5002 メール:seminar(at)jvta.net ※(at)を@に置き換えてください。
【お問い合わせ】 電話 03-3517-5002
【お申し込み方法】 下記フォームよりお申し込みください。この契約はお申し込み後キャンセルすることができません。お申込み内容をよくご確認のうえお申し込みください。 ●このページで入力いただいた内容はSSLで暗号化されて送信されます。 =======◆YouTube動画で出題したクイズの回答例と解説◆ 回答例:そんな大げさな “It’s not rocket science”は「現代の最先端技術のすべてを駆使して打ち上げるロケットなどの航空宇宙科学技術を持ち出せと言っているわけではない。つまり、そんな難しいことではない」という意味合いで、英語ではよく使われるイディオムです。このように日本語でそのまま訳してもわかりにくい表現は、それを包括するような表現に言い換えるとよいでしょう。もちろん文字数制限や話者のキャラクター、シーンなどによって、別の日本語表現を選択する場合もあります。 ※出題動画は▶こちら ======= JVTAは情報セキュリティの国際規格「ISO/IEC 27001」を取得しています。詳しくはこちら
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◆【映像翻訳にご興味をお持ちの方は今すぐ「リモート個別相談」へ!】 入学をご検討中の方を対象に、リモート個別相談でカリキュラムや入学手続きをご説明します。 ※詳細・お申し込みはこちら
明けの明星が輝く空に 第184回 音楽が語るもの
たとえば皆さんが映画監督だったとしたら、人類の脅威である怪獣が倒される場面で、どんな音楽を劇伴(BGM)として使うだろうか。力強く勇壮なものか、勝利を予感させる晴れやかなものか。興味深いことに、『ゴジラ』(1954年)で使われたのは、そのどちらでもない。「海底下のゴジラ」と名付けられたその曲は、悲哀に満ちた鎮魂歌と呼べるようなものだった。
ゴジラは、ある科学者(芹沢博士)が、偶然作り出していた薬剤によって倒される。それは酸素を破壊し、物体を溶解させてしまうという恐ろしいもので、破壊兵器などに利用されてはならない。そんな思いから、芹沢博士は全ての研究資料を火の中に投じ、唯一製造方法を知る自分自身も、この世から消し去ることを決意する。潜水服に身を包み、海底で息を潜めるゴジラに近づく芹沢博士。この段階では、彼の意図は登場人物たちだけでなく、映画を観る者にも明かされていない。そして、ここで流れる曲が「海底下のゴジラ」だ。
芹沢博士はゴジラに十分近づくと、恐るべき薬剤の入った装置を起動し、命綱とともに空気供給ホースを切断。それが最後の姿となった。一方、ゴジラは海面に浮上し、苦しげな雄叫びをあげる。このカットでは「海底下のゴジラ」はほとんど聞こえないが、ゴジラが海中に没していくところで、再び聞こえてくる。ゴジラが忌むべき存在でしかなかったら、この演出は余計だろう。
ゴジラは核の犠牲者である。水爆実験による放射能を浴びて怪物化した、哀しい存在だ。東京を焼け野原にするのは、人間に対する復讐に違いない。しかし、それが許されるわけもなく、再び人間の手によって苦しみを与えられてしまう。なんと理不尽なことか。本多猪四郎監督は「海底下のゴジラ」を使うことで、ゴジラがどんな存在なのかを示しているのかもしれない。
残念なことに、2作目以降のゴジラは悲劇性が薄れ、作品は娯楽性を高めていく。それでも、ゴジラ登場場面で使われた楽曲の中には、どこか哀しげな調べを持つものもあった。それは、シリーズ4作目『モスラ対ゴジラ』(1964年)での、「ゴジラ進撃す」という一曲だ。管楽器などが重厚で不穏な響きを持つメロディーを奏でた後、主役をヴァイオリンに譲ったところで転調。なんとも叙情的な雰囲気を醸し出す。どこか哀しげな主旋律の裏では、低音のピアノの連打が心をざわつかせるような音を響かせてはいるが、それがなければ、まるで葬送曲のようだ。『ゴジラ』でも音楽を担当した伊福部明氏は、シリーズがエンターテイメント色を強めていく中、ゴジラの悲劇性を忘れないでほしいというメッセージを込めたのかもしれない。
ところで劇場映画とは違い、テレビ番組にはいわゆる主題歌があるが、作品のイメージ形成に大きな役割を果たすという意味では、劇判以上に重要だろう。その点、同じ1971年に放送が始まった『仮面ライダー』と『帰ってきたウルトラマン』は対照的だった。
奇しくも、両番組ともに主題歌を歌ったのは主演俳優だ。仮面ライダー役の藤岡弘(現在の表記は「藤岡弘、」)氏は、眉毛が太く、タフガイといったタイプ。声も低音で、野太かった。担当したのは第1~13話だけだが、藤岡さんの歌う「レッツゴー!!ライダーキック」は、ヒーローものの主題歌にふさわしく、トランペットの音色が印象的な力強い曲調だ。藤岡氏はプロの歌手ではないため、いい意味で無骨であり粗野。低音のパートになると、力を込めて声を出そうとしている様子が感じ取れるのだが、それが逆に歌唱に力強さをもたらしている。
ウルトラマンを演じたのは、残念ながら2023年に鬼籍に入られた団次郎(のち「団時朗」に改名)氏。英国系の血が入っていた団さんは、細身で背が高く、どちらかと言えば繊細そうな表情が印象的な俳優だった。主題歌「帰ってきたウルトラマン」は、『レッツゴー!!ライダーキック』に比べてキーが高く、児童合唱団と一緒に歌う団さんの、力みのない優しい歌声が、明るい曲調に合っていてなんとも爽やかだ。また控えめな伴奏の中には、ハープだろうか、ときおり澄んだ音が響いて、テレビの前の子どもたちを夢の世界に誘っているようでもあった。
これら2曲の主題歌には、両作品の方向性の違いが投影されていたと言っていい。アクション志向の強い『仮面ライダー』は、主人公が変身する前から敵との戦いが繰り広げられる。基本的には変身後も素手での戦いで、どちらかと言えば華麗ではなく泥臭い。それに比べると、ウルトラマンの戦いはスマートだった。もちろん、怪獣と取っ組み合って地面に転がりもするが、最終的には煌びやかな光線技で決着。ライダーキックに比べて虚構性の高いこの決め技は、(怪獣という虚構の象徴とあいまって)より現実から遠い世界に僕らを連れて行ってくれた。
ところで、特撮とは関係ないのだが、現在NHKで放送中の朝ドラ『あんぱん』の主題歌は、ドラマの世界観やテイストと合っているのだろうか?批判的な声がある一方、誰よりも作品を理解している主演の今田美桜さんが「ぴったりだと感じました」と言っているのだから、とやかく言うことではないかもしれない。しかし僕は個人的に、朝ドラを観てほっこりした気分を味わいたい。少なくともそういった意味からいうと、ちょっと違うなあというのが、正直な感想である。
—————————————————————————————– Written by 田近裕志(たぢか・ひろし) JVTA修了生。子供の頃から「ウルトラセブン」などの特撮もの・ヒーローものをこよなく愛す。スポーツ番組の翻訳ディレクターを務める今も、初期衝動を忘れず、制作者目線で考察を深めている。
【最近の私】アーティストと曲名を最近になって知った歌が、YOASOBIの「舞台に立って」。最初に聞いたのはパリ五輪のときで、アスリートたちが奮闘するハイライト映像とマッチしていてシビれました。多分、曲だけ聴いても感動しなかったでしょう。音楽と映像の相乗効果ってスゴイ。
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明けの明星が輝く空に 改めて知る特撮もの・ヒーローものの奥深さ。子供番組に隠された、作り手の思いを探る
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◆【映像翻訳にご興味をお持ちの方は今すぐ「リモート個別相談」へ!】 入学をご検討中の方を対象に、リモート個別相談でカリキュラムや入学手続きをご説明します。 ※詳細・お申し込みはこちら
2025年4月期がスタート! 英日・日英 映像翻訳科クラス担当者からのメッセージ
2025年4月期がスタート。映像翻訳という新たな学習を始める新入生の皆さんや、進級してさらにスキルアップを目指す皆さんは、期待と不安でいっぱいのことと思います。JVTAでは「映像翻訳スクール部門」を設置し、専任のスタッフが受講生・修了生の皆さんをしっかりとサポート。今回は英日・日英の映像翻訳科の担当スタッフからのメッセージを紹介します!
◆英日映像翻訳
この春から新たに英日映像翻訳の学びを始める皆さま、そして進級して更なるスキルアップを目指す皆さま、いよいよ4月期がスタートしましたね!各種スキルをバランスよく身につけて プロへの道のりを歩んでいきましょう。充実した時間をお過ごしいただけるよう、皆さまの学びを全力で応援し、サポートしてまいります。クラス運営に携わるスタッフは全員JVTAの修了生です。ご不安なことやお困りごとがございましたら、私たちスタッフにいつでもお気軽にご相談ください。半年間どうぞよろしくお願いいたします!(山名)
◆日英映像翻訳
Welcome to JVTA! Our J-E Media Translation course is where you will learn all of the skills that you need in order to get started as a J-E media translator. Together we’ll work with a wide range of fascinating and fun Japanese media content (including films, documentaries, TV dramas, manga, and more!) and discuss the most effective approaches for translating it into English for a global audience. We hope you enjoy this very interactive and international class that brings together students from all over the world. Join us in making Japanese media content accessible to English-speaking audiences around the globe! (Jessi)
★コマ単位での受講も可能です!
JVTAではこれまでに英日映像翻訳、日英映像翻訳、映像翻訳Web講座を受講された方を対象に、現在の授業を1コマから受講することができる「コマ単位受講制度」を設けています。受講生、修了生の方でご興味のある方はぜひ、そちらもご活用ください。現在は全面リモート受講なので遠方からの参加も可能です。かつて通学で受講中に地方都市や海外への引っ越しで進級をあきらめた方も受講できますので、ぜひ学び直しにご利用くださいね。
◆コマ単位受講制度 の詳細はこちら
◆「コマ単位受講制度」タイプ別におすすめの講座を紹介
(英日映像翻訳編)はこちら
(日英映像翻訳編)はこちら
◆【映像翻訳にご興味をお持ちの方は今すぐ「リモート個別相談」へ!】 入学をご検討中の方を対象に、リモート個別相談でカリキュラムや入学手続きをご説明します。 ※詳細・お申し込みはこちら
【2025年5月】日英OJT修了生を紹介します
JVTAではスクールに併設された受発注部門が皆さんのデビューをサポートしています。映像翻訳の仕事は映画やドラマだけではありません。特に日英映像翻訳ではマンガやゲーム、企業のPR動画など幅広いジャンルがあり、翻訳者が体験してきた職歴や趣味などを生かして活躍しています。今回はOJTを終え、日英の映像翻訳者としてデビューする修了生を紹介します。
◆蔦谷光香子さん(日英映像翻訳実践コース修了)
職歴:法律事務所にて翻訳を含むパラリーガル業務
【今後どんな作品を手がけたい?】
元々英語のコンテンツを見ることが多かったため、日本のコンテンツに詳しいと言えない反面、海外の映画やドラマを多く鑑賞することで身についた英語の自然な会話やセリフの流れを日英映像翻訳に活かせていると思っています。そのため、ヒューマンドラマなど、人間の何気ない様子を描いた映画やドラマを翻訳するのが夢です。
【日英翻訳の魅力】
必ずしも難しい単語をたくさん知らなくても、良い英語の字幕や吹き替えの原稿が作れるところが日英映像翻訳の魅力だと思います。例えば動詞を一つ差し替えるだけで伝わり方を大きく変えることができたり、語順を入れ替えることでニュアンスを調整できたりするところが英語でアウトプットすることの面白さだと感じています。
◆Gabor Sacharovskyさん(日英映像翻訳実践コース修了)
職歴:イベントスタッフ
【JVTAを選んだ理由、JVTAでの思い出】
After finishing my degree in Japanese Studies I decided to start looking for a job in translation. I went to live in Japan for a year after graduation and decided to do a course at JVTA during that time since it seemed a perfect fit for my goals of becoming a translator. I really enjoyed the course and how flexible it was due it being online. The high emphasis on practical knowledge was really beneficial as it made me feel ready for tackling actual jobs now that I finished the course. I have been hugely invested in Japanese media since I was a child. JVTA granted me the opportunity to see the type of work that goes into my favorite shows in the background when they bring them to a foreign audience.
【今後どんな作品を手がけたい?】
Since I am just starting out, I would like to translate videos from many different genres to hone my skills. In the long term though, I would like to focus on fictional stories, especially fantasy and sci-fi ones. Given the chance, I would also like to contribute to bringing yet-to-be-translated retro anime to the English-speaking world. I enjoyed the manga translation classes as well so I would like to try my hands at that too in the future. In recent years, I became interested in video games so translating them is another challenge I would like to tackle in the course of my career. Lastly, I would be very happy to take on projects that involve my native language, Hungarian.
★JVTAスタッフ一同、これからの活躍を期待しています!
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今年も字幕翻訳でサポート!ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025の見どころを紹介
米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭 「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025」(SSFF & ASIA 2025)が5月28日(水)より開幕する。本映画祭は米国俳優協会(SAG )の会員でもある俳優の別所哲也氏が創立した映画祭。今年で27年目となり、年々その開催規模は大きくなっている。今年の映画祭のテーマは「creative active generative」。世界中のフィルムメイカーたちの ”creative” が集結する映画祭で、作品とオーディエンス、クリエイターと企業が出あい、新たな化学反応が生まれる場を”active” に創出し、さらに「生成AI」にも通じる新たなテクノロジーで新時代のクリエイティブを生み出していきたい(”generative”)という思いが込められたテーマである。 JVTAでは20年以上にわたり、本映画祭を字幕翻訳でサポート。今年も上映作品のほとんどを、100名以上のJVTA修了生が翻訳している。 本映画祭は映画上映だけでなく、豪華ゲストが登場するイベントや体験型ワークショップなども実施される。今回は、そんなSSFF & ASIA 2025の注目ポイントを紹介する。TAKANAWA GATEWAY CITYで初開催【オープニングセレモニー】 今年の映画祭オープニングセレモニーは、2025年3月27日にまちびらきとなったTAKANAWA GATEWAY CITYで初開催。映画祭代表の別所哲也氏に加え、SSFF & ASIA 2025の審査員を務める映画監督の岩井俊二氏や、ドラマ『愛の不時着』に出演している韓流スターのオ・マンソク氏など、豪華ゲストが来場予定である。 同会場では「オープニングイベント」として、「JAPAN-KOREA Friendly Concert」も開催。こちらは別所哲也氏、オ・マンソク氏に加え、韓国で国民の夫と呼ばれるユ・ジュンサン氏、元宝塚歌劇団宙組トップスターの朝夏まなと氏、そして『ファントム』など数多くのミュージカルに出演する俳優の加藤和樹氏が出演する、一夜限りのライブコンサートだ。 この他、岩井俊二氏とノミネート作の監督が登場するトークイベントや、ハリウッド式の脚本術を学べるセミナーなども用意されている。今年から新スタート【ホラー&サスペンス カテゴリー】 新カテゴリーとなる「ホラー&サスペンス」では、11人の日本人監督によるスリリングなホラー作品を上映。背筋の凍るような作品や不気味な雰囲気の作品を、30分以下で楽しむことができる。5月30日(水)には、表参道ヒルズ スペースオーにて一挙上映も実施。特別ゲストとして、ホラー好きで知られる乃木坂46の元メンバー生駒里奈氏と、人気YouTuber都市ボーイズのはやせやすひろ氏も登場し、“恐怖の夜”を盛り上げる。韓流スターやK-POPシンガーが出演する【K-SHORT】 2025年は日韓国交正常化60周年ということで、韓国ショートフィルムの特別上映も開催。前述のユ・ジュンサン氏が監督したモキュメンタリー(ドキュメンタリー風のフィクション)である作品や、韓国のトロット(演歌歌謡)歌手として活躍し絶大な人気を誇るイム・ヨンウン主演のミュージックドラマなどが上映される。さらにユ・ジュンサン氏によるトークも実施予定だ。 今回紹介したイベントやプログラムは、SSFF & ASIA 2025のラインナップのほんの一部である。このほかにも様々な上映作品やイベントが用意されているので、詳細はぜひ公式サイトでチェックしてほしい。 また、一部の上映プログラムはすでにオンラインで視聴可能となっている。1本30分前後のショートフィルムは、勉強や仕事、家事の息抜きに見るのにもぴったり。開催期間中に1本でも多くの作品を見て、ショートフィルムの魅力を存分に楽しもう。【開催概要】 ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2025 東京会場開催:2025年5月28日(水)~6月11日(水) 公式サイトは▶こちら
オンライングランドシアターでの上映 2025年4月24日(木)~6月30日(月) 視聴については▶こちら ※期間により配信プログラムが異なります
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普段見ないジャンルにチャレンジするも良し!ゴールデンウイークは映像作品を楽しもう
JVTAの映像翻訳科では、JVTAの受発注部門で活躍する映像翻訳ディレクターをはじめ、フリーの映像翻訳者、映像以外にも幅広い分野を手掛ける翻訳者、さらに脚本家や日本語ライティングのプロフェッショナルなど、映像翻訳に必要とされる様々なスキルを指導できる講師陣が教鞭をとっています。 今回は2024年10月から加わった新講師の4名に、連休中に見たい映像作品やおすすめの映像作品についてリサーチ。映像翻訳のプロはどんな作品を見ているのか?映像翻訳者として“つい見てしまう”ポイントは?などを聞きました。「連休中に映像作品を何か見たいな」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください!
英日映像翻訳科 講師
伊原実希 英日映像翻訳科 総合コース・Ⅰ 「字幕翻訳の基礎①」担当 Q1.このゴールデンウイークに見たい映像作品は? 今さらながら数年前に大ブームになったドラマ『silent』(2022)を一気見したいです。 主題歌の「Subtitle」は、私自身が案件やプライベートを問わず、伝えたい思いが空回ってうまくいかない時によく聴いていたので、本作も自ずと見たいリストに入っていました。最近、吹き替え台本をもとにバリアフリー字幕を作る案件に携わるようになり、本作を思い出しました。作品内では手話に字幕がつくシーンも多いので、ながら見ではなく集中して見られそうなこのゴールデンウイークにどっぷり作品に浸かりたいと思います。Q2.子どもの頃や若い頃に影響を受けた映像作品は? ディズニーの『ムーラン』(1998)。型に囚われず、なりふり構わず、知恵とユーモアで道を切り開くムーランに憧れ… 学生時代はビン底メガネにお下げ髪、色違いのムーミンのトレーナー2枚を着まわして、27時間ぶっ通しで受験勉強に明け暮れる生活を送りました。全力だからこそ見える景色があると信じさせてくれた人です(JVTAではそんなムーランの実写版みたいな人にたくさん出会いました)。くじけそうになったら40:18~のシーンを見つつ、学生時代を思い出して、「私もムーラン!」と自分を奮い立たせています!Q3. 映像作品を見るとき、「職業病」でついつい見てしまうポイントは? 休憩しようと思って見始めたドラマや映画でも、改行位置、表記揺れ、3枚字幕などがついつい気になってしまうことはあるのですが、JVTAのYouTube番組「JVTA+」 で聞いたとある発言をきっかけに「いいところ探し」をする習慣をつけるようになりました。誰よりも作品と言葉に向き合ってきた人が紡いだ字幕を大切にできる人でありたいです。
田中葵 英日映像翻訳科 実践コース 「スポッティングの演習」担当 Q1.このゴールデンウイークに見たい映像作品は? 『アマチュア』(2025):アカデミー賞で主演男優賞を受賞したラミ・マレック主演作品。妻を殺された殺し屋の “アマチュア”が、持ち前の頭脳を武器に復讐をしていく新感覚のスパイ映画。アクションが大好きなので、予告映像を見て絶対に劇場で見たい!と思いました。また、『マトリックス』シリーズでおなじみのローレンス・フィッシュバーンも出演しているので、アクションファンは必見かと思います! 『52ヘルツのクジラたち』(2024):原作は町田そのこさんの小説です。映画化されたとは知らずに、原作を今ちょうど読んでいる最中です。“ヤングケアラー”“児童虐待”“ジェンダー”など日本で今問題になっていることがリアルに描かれている様子がテキストから伝わってきて、ぜひ映像でも確認したいと思いました。Q2.子どもの頃や若い頃に影響を受けた映像作品は? 『トイ・ストーリー』シリーズは全部大好きですが、中でも『トイ・ストーリー3』(2010)は別格です。 「おもちゃって動けるし、話せるんだ!」と、当時人形が大好きだった私は、人形が生きていると信じていました(笑)。この作品のクライマックスで大学生になったアンディがウッディやバズなど、おもちゃを手放す様子が描かれています。人形たちを捨てるのではなく、小さい頃のアンディと同じようにずっと一緒にいてくれる新しい持ち主を見つけて引き継ぐというアンディの人形を思う気持ちに心を打たれました。人形だけではなく、モノを大切に扱うということをアンディから教わったと思います。Q3. 映像作品を見るとき、「職業病」でついつい見てしまうポイントは? 「あんた」「あなた」などある人物に対する呼び方が揺れていたり、「全て」「すべて」など用語の表記が揺れていたりしないかは見てしまうかもしれません。あとは、3枚字幕になっていないか(たまに4枚字幕とかも見ますが…)も見てしまいますね。
片柳伊佐 英日映像翻訳科 実践コース 「模擬発注 ボイスオーバー②」担当 Q1.このゴールデンウイークに見たい映像作品は? 気になっていたのに見られていなかった作品を見たいです。日本語作品では、新たにドラマ化された『阿修羅のごとく』(2025)。原作、ひいては向田邦子ファンなので!見始めたら止まらないと思って避けていましたが、全7話を一気見したいです。海外作品ならドラマシリーズ『メディア王~華麗なる一族~』(2018~2023)。(理由は次の質問への回答をご覧ください。)実在のメディア王マードックがモデルと言われており、その内幕をのぞき見る気持ちになりそうです。Q2.子どもの頃や若い頃に影響を受けた映像作品は? NHK教育テレビの『海外ドキュメンタリー』(1982~1999)(現在の『ドキュランドへようこそ』の前身の番組)の一作品です。今回調べたところ、「メディアと権力」という3回シリーズの「(2)テレビがアメリカ政界を変える」の回だったようです(1993年5月放送)。メディアが社会に与える影響に衝撃を受け、のちに大学でメディア論を専攻するに至りました。今でもメディアやジャーナリズムがテーマの作品に強く惹かれます。(古くは『大統領の陰謀』(1976)、最近だと『セプテンバー5』(2024)。)Q3. 映像作品を見るとき、「職業病」でついつい見てしまうポイントは? 日本のドキュメンタリーで、海外の有識者や専門家へのインタビューに日本語字幕が付いている場合、1行文字数を数えてしまいます。「結構文字数多いけど、意外と読み切れる」なんて思うことも。一方、吹き替え作品で気になるのは、セリフの言い回しやスピード、間の取り方などです。ちょっとした変化でニュアンスが出たり、キャラクター間の違いが際立ったりするのが、魔法を見ている(聞いている?)ようです。
日英映像翻訳科 講師
麻野祥子 日英映像翻訳科 総合コース 「スポッティング実習」担当 Q1. What visual media content do you want to watch over the Golden Week? I have been meaning to watch Adolescence , a British series that has been streaming on Netflix since March this year. It is a four-part mini-series about a 13-year-old boy who is arrested for the murder of his classmate, and the show has received rave reviews – it is said to be a major contender for this year’s Emmys. I have also recently been trying to watch award-winning films that I hadn’t yet watched, including Everything Everywhere All at Once (2022) and Spider-Man: Across the Spider-Verse (2023). Both are, at the time of writing, available on Netflix in Japan, so I’d like to tick them off my to-watch list.Q2. What visual media content were you influenced by in your childhood or youth? Shindler’s List (1993), because it was one of the films that I had to study for English class at college (high school). These film study classes were the first time I learned to look closely at a film and think about what the intention behind each scene or dialogue or camera angle etc. was, so I think it left a lasting impact on me. On a more personal level, I remember watching Frances Ha (2012) as a uni student, and it becoming one of my favourite films. I think it’s a film that a lot of young people can relate to.Q3. How does your work influence what points you tend to focus on when watching visual media content? This isn’t a specific “point” that I tend to notice, but I like to watch German shows or films from time to time, and whenever I do, I usually put English subtitles on. Sometimes, when there is a particular phrase in the original dialogue, such as a joke or something that would be difficult to translate, I go back to the beginning of the scene, switch the subtitles to Japanese, and play the scene again to see how they translated it in the Japanese version. Then I switch back to the English subtitles and resume watching the show. It’s interesting to compare the English and Japanese translations, so I can’t help but go back and check, even if it takes longer for me to finish watching the episode.
皆さんが「見てみたい」と思う作品はありましたか?
好きなジャンルの映像作品はもちろん、普段あまり見ないタイプの作品を見ることも、映像翻訳の学習に大いに役立ちます。連休中も楽しみながら、映像翻訳のセンスを磨いていきましょう!
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