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松竹ブロードウェイシネマ『キンキーブーツ』が劇場公開 字幕は修了生の岩辺いずみさん

松竹ブロードウェイシネマ『キンキーブーツ』が劇場公開 字幕は修了生の岩辺いずみさん
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「松竹ブロードウェイシネマ」は、本場ブロードウェイで上演されたミュージカルや舞台などを映像化し、映画館で楽しめるというスペシャル企画。3月5日(金)からは、最新作『キンキーブーツ』が劇場公開されます。この日本語字幕をJVTA修了生の岩辺いずみさんが手がけました。岩辺さんはこれまで同企画で『ロミオとジュリエット』『シラノ・ド・ベルジュラック』の字幕も担当しています。


 
『キンキーブーツ』は、イギリスが舞台の大ヒット映画『キンキーブーツ』(2005年)をミュージカル化。脚本はハーヴェイ・ファイアスタイン、音楽はシンディ・ローパーが手がけ、トニー賞では年間最多13部門ノミネート、そのうちミュージカル作品賞・オリジナル楽曲賞を含め6部門受賞の快挙を果たしました。イギリスの倒産しそうな靴工場を舞台に、経営難に苦しむチャーリーとドラァグクィーンのローラの友情が描かれています。日本でも三浦春馬さん主演で上演され、人気を博しました。
サブ3
©Matt Crockett

 
◆日本語字幕を担当したJVTA修了生・岩辺いずみさんのコメント
本作は今まで担当した同シリーズの『ロミオとジュリエット』や『シラノ・ド・ベルジュラック』と違い、王道のミュージカルです。映画化され、日本でも舞台が上演されたので、知ってる方も多いのではないでしょうか。
サブ2
©Matt Crockett

 
「レイズ・ユー・アップ」をはじめ勢いのある明るい曲が多く、私も楽しんで訳せました。LGBTQを描いた作品なので、言葉選びには気を遣いました。
ドラァグクイーンとトランスヴェスタイトの違いを表すピッタリの日本語がなかったり、どこまでが差別用語か悩んだり・・・。きわどいジョークもあるのですが、原音のシニカルなニュアンスを変えず、客席の笑いに合わせてクスッと笑える訳になるよう何日も考えました。笑ってもらえなくても、雰囲気が伝わればいいなと思います。
Matt Henry (Lola)3
©Matt Crockett

 
字幕翻訳を担当したドラマ『POSE』のプレイ・テル役ビリー・ポーターも、ブロードウェイで主役のローラを演じたことがあるんです。彼はトニー賞を受賞しているのですが、フェイスブックに「レイズ・ユー・アップ」を歌った映像を投稿していて、すごくうれしかったです。

 
春になり、コロナ禍の長いトンネルに光が見え始めたこの時期に、ピッタリの作品です。劇場は感染対策もしっかりしていますので、ぜひ足を運んで気分を上げてください♪

 

メイン画像
©Matt Crockett
『キンキーブーツ』
https://broadwaycinema.jp/_ct/17433467

 

【関連記事】
◆松竹ブロードウェイシネマの公式サイトに岩辺さんのインタビュー記事が掲載されています。
https://broadwaycinema.jp/_ct/17379251
◆修了生の岩辺いずみさんが字幕を担当 ケヴィン・クライン主演の悲恋物語が劇場公開
https://www.jvta.net/tyo/cyrano-de-bergerac/
◆ブロードウェイ版『ロミオとジュリエット』シェイクスピアを訳す難しさとは?
https://www.jvta.net/tyo/romeoandjuliet/
 

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