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<セミナーレポート>大活躍の映像翻訳者が大切にする“3つのポイント”とは?

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8月13日(金)、リモート・セミナー「フリーランスの新・常識2021(夏)~ガイドラインの読み方&超売れっ子映像翻訳者の‘ここだけの話’」が開催された。講師はJVTA代表の新楽直樹。およそ90名が参加し、フリーランスの映像翻訳者としてキャリアを重ねていく上でのポイントや参考事例、意識しておきたい法令に関する話に耳を傾けた。
 

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まずはセミナーのタイトルにもある“超売れっ子映像翻訳者の‘ここだけの話’”のパートから。新楽講師が今回のセミナーのために取材したAさんは、キャリア14年の中日映像翻訳者。映像翻訳会社の経営者(一人社長)でもあり、家族と暮らす自宅兼事務所で、9時から18時をコアタイムとして働いている。中国コンテンツの字幕翻訳をメインとし、会社の年間の受注総量はドラマ作品が120話から150話、映画が5本から6本だ。
 

好調期と低迷期を経て見えたもの
Aさんはフリーランスとしてのデビューから現在に至るまで、好調期と低迷期の両方を経験したという。育児との両立にも苦労したキャリアパスの中で、彼女が見つけたポイントは3つ。「横のつながりを大切にする」「依頼された仕事は断らない」「節税・その他の無駄取りをあなどらない。できることは全部、自分でやる」だ。セミナーでは具体例を交えながら、各項目を解説。Aさんによれば、映像翻訳者同士の“横のつながり(ネットワーク)”は自身の収入を左右するほど大切な要素だという。仕事を相談し合う、提示された相場が適切か確認する、悩みを話す・聞く。仲間の存在が、低迷期を乗り越える力になるという。新楽講師は「キャリアデザインの多様性を認めて、自分に合った方法を見つけることが大切。持続性やリスクヘッジ、発展性を考えて、総合的に進む道を判断しよう」と語った。
 

映像翻訳者が押さえるべき
“ガイドライン”のポイント

後半は、“ガイドラインの読み方”のパートへ。今年3月、内閣官房、公正取引委員会、中小企業庁、厚生労働省の4省庁の連名で「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」が策定された。新楽講師はこのガイドラインを“トラブルを未然に防ぐための知識”として捉えることを前提として、フリーランスの映像翻訳者が特に押さえるべき6つのポイントを提示。取引条件を交わす際の必須事項や「著しく低い報酬の要請」への対策、映像翻訳における“知的財産”などのテーマを掘り下げた。
 

終盤はQ&Aのコーナー。「時代が変わっても、映像翻訳者として大切にしておくべき心構えは?」「仲間はどうやって増やしていったらいい?」「いまはフリーランスとして働いているが、将来は法人化を視野に入れている。今しておくべきことは?」。参加者たちの熱意みなぎる質問が飛び交い、一番の盛り上がりをみせた。新楽講師は最後に「フリーランサーの方を応援しています。頑張ってください!」と参加者にエールを送った。
 

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