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<セミナーレポート>ゲーム翻訳の胆は世界観を伝える“想像力”!

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ゲーム翻訳の魅力について熱く語るセミナー、「知られざる日英ゲームローカライズの世界!~ようこそ、ゲーム翻訳の沼へ~」を8月16日(月)に開催。67名が参加した。
 
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■ゲームに造詣が深い二人の講師が熱く解説
講師は、ゲームを通して日本語を習得し、『ファイナルファンタジーIX』をはじめとする数々のゲームのローカライズに関わってきたタイラー・ジェイムズと、ゲームローカライズからキャリアをスタートし、本校の日英映像翻訳の講師としても活躍しているアリス・バイロンの2人。
 

■文化の違いも反映されるゲームのローカライズ
本セミナーは、ゲームのローカライズの仕組みとゲーム翻訳の特徴について解説することからスタートした。日本のゲームを海外で販売する際には、単に日本語を英語に翻訳するだけでなく、文化の違いを反映したものへと作り変える部分も出てくる。例えば、『カービィのエアライド』のパッケージでは、日本版は愛らしさが全面に出ているのに対し、米国版はパワフルでシャープなデザインへと変更されている点を指摘。日本ではおなじみの“トイレの花子さん”がうまく訳しきれていないテキストが紹介された場面では、参加者からチャットで代案が次々と出されるなど、冒頭から大いに盛り上がった。
 

■プレイヤーの気持ちになって翻訳
また、ゲーム翻訳の最大の特徴は、プレイヤーをゲームの世界にいざなうために想像力を駆使する必要があることだと説明。Language(言語能力)、Technical(技術力)、Creative(想像力)の3つのバランスを保ちつつ、ゲーム内で使われるテキストがどのように表示され、どの表現を使えばプレイヤーがワクワクしながらゲームに没頭できるのか。それを想像しながら翻訳していくことが大切だと話した。
 
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■ゲーム翻訳の面白さを体感
続いて、事前に参加者に取り組んでもらった課題をもとに、ゲーム翻訳の独自性を解説。制作ソフトを使ってゲーム翻訳のサンプルを提示しながら、ゲームによく出てくる「アイテム」や「呪文」に適した訳をいろいろと当てはめてみることで、実際の翻訳作業が体感できる内容となっていた。
 

■ニーズの高いゲーム翻訳にぜひ挑戦を!
今回のセミナーは、当校の日英映像翻訳クラスを受講中の方が数多く参加したこともあり、チャットを使ったインタラクティブな内容となっていたのが印象的だった。
日本のゲームはアニメに負けず劣らず人気があるコンテンツなので、それだけ翻訳のニーズも高い分野。これまでゲームにはあまり興味がなかった方も、ぜひゲーム翻訳に挑戦してみてはいかがだろう。
 

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