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【サマスク2023レポート】 フリーランスの新・常識 2023 夏~「選ばれるプロ」だけが始めていることとは?

【サマスク2023レポート】 フリーランスの新・常識 2023 夏~「選ばれるプロ」だけが始めていることとは?
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映像翻訳者の多くがフリーランスとして、仕事をしている。企業に属さない働き方の場合、翻訳業務以外にも営業や収入の管理なども自ら行う必要がある。JVTAではプロデビュー後にこうした実務に対応できるよう、本科のコース内に新楽直樹代表による「フリーランサーの仕事術」という授業を設けている。サマースクールでも「フリーランスの新・常識」と題して昨年から、セミナーを開催し、今年8月にも100名以上が参加。10月から開始されるインボイス制度をはじめ、フリーランスが仕事をする上で心得ておきたいポイントについて、新楽が解説した。

 
翻訳案件受注の際に確認すべきポイントを指南
新楽はプロデビューした修了生から、相談を受けることも多い。「自分が字幕を担当した作品にクレジットがない」といった著作権に関する疑問や、翻訳エージェントとのトライアル合格後に交わすNDA(秘密保持契約)の内容へ懸念などその内容は多岐にわたる。フリーランスとして仕事をする際、契約時に確認しておくべきことを具体的に理解しておかないと、後に大きなトラブルとなるので要注意だ。字幕を手がけた作品がその後、新たなにDVD化されたり、映画祭などで上映されたりする際に二次使用料の支払いがあるか、インボイス制度導入後の自身の立ち位置によってクライアントとの関係性はどう変わるのかといった点が具体的に語られた。

 
選ばれるために、「ひとがやらないこと」をやる
フリーランスが持続的に仕事を得るために必要なことは何か? 新楽は、ひとがやらないことを静かに、丁寧に、粘り強くやり抜こう!と提言する。クライアントと良好な関係を築いてその心を掴んで離さないための3つの資質、それは「ホスピタリティ」「ポライトネス」「GRID(Guts・Resilience・initiative・Tenacity)」だ。メール1通書くのにも相手への配慮を細かく吟味し、時間をかけて文章を紡ぐ。クライアントに興味を持ち、会話の中で相手の実績などに触れていける気遣いを養う。こうした日頃の努力が信頼を得ることに繋がっていくと説いた。参加者からは「インボイス制度への考え方、顧客生涯価値という考え方など、本質的な価値観に触れ、JVTAで学ぶことを選んで本当によかったと改めて思いました」「『私に直接相談してもいいよ』とおっしゃっていたのが印象的でした。」などの声が寄せられた。翻訳の実力をつけるだけではない、フリーランスとしての翻訳者の在り方を改めて問うセミナーとなった。

 

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