【北米在住者対象】映像翻訳は7月から日英クラス開講 通訳・実務翻訳3カ月集中コースは単発コマ受講も可能!リモート個別カウンセリングへ
日本映像翻訳アカデミー ロサンゼルス校では、北米にお住いの方 がキャリアチェンジやキャリアップを目指して、各クラスを受講しています。
<開講コース>(各コース3カ月) 1.日英映像翻訳 基礎:火曜日、水曜日 10AM~1PM 受講期間:7月8日(火)~9月9日(水) 受講料:$1,675 ※モジュール1(英日)の申し込み受け付けは終了しました。 2.平日通訳(初級・中級):水曜日 2PM~5PM 受講期間/モジュール1:4月23日(水)~ 6月25日(水) 受講料:$1,025 受講期間/モジュール2:7月9日(水)~9月9日(水) 受講料:$1,025 3.土曜通訳(中級・上級):土曜日 9AM~12PM 受講期間/モジュール1:4月26日(土)~6月28日(土) 受講料:$1,090 受講期間/モジュール2:7月12日(土)~9月13日(土) 受講料:$1,090 4.土曜実務翻訳(中級・上級):土曜日 1PM~4PM 受講期間/モジュール1:4月26日(土)~6月28日(土) 受講料:$1,090 受講期間/モジュール2:7月12日(土)~9月13日(土) 受講料:$1,090 5.土曜通訳・土曜実務翻訳(中級・上級)セットコース 受講期間/モジュール1:4月26日(土)~6月28日(土) 受講料:$1,730 ※セット割引価格 受講期間/モジュール2:7月12日(土)~9月13日(土) 受講料:$1,730 ※セット割引価格 ※通訳・実務翻訳のクラスは、上記の期間中は1コマからでも受講が可能 です。 ※コース・授業料に関する詳細は▶こちら ※映像翻訳は火曜と水曜の週2コマの受講が必須です。 (どちらか1日だけを受講することはできません) ご検討中の方は今すぐ個別カウンセリングにお申し込みください。 ※各コースのより詳しい内容は▶こちら
これまで1つの講座を約6カ月で学んでいただいていましたが、日英・英日のどちらかだけ学びたい方や、仕事やご家庭などの都合で6カ月間の受講が難しい方もいらっしゃいました。それでもキャリアに繋がる技術を身につけたいという声にお応えし、ロサンゼルス校では2025年4月から、1つの講座を前半(モジュール1)と後半(モジュール2)に分け、3カ月で集中的に学ぶモジュール制を導入 します。3カ月という短期間で高い通訳・翻訳技術を学んでいただきます。講師は北米での実務経験が豊富なプロの通訳者・翻訳者。幅広い分野の教材を使い、実践的な技術を指導します。
ご興味をお持ちの方は、ご自宅から参加できる個別カウンセリングを承ります。下記のフォームより「リモート個別カウンセリング」 にお申し込みください。ご希望の日時にあわせて随時受け付けております。下記のフォームにて受け付けております。
[通学] 日英映像翻訳クラス ※モジュール1(英日)の申し込み受け付けは終了しました。 モジュール2:7月8日(火)~9月9日(水) ● 火曜日・水曜日:午前10時~午後1時 ●9週、全18回
日本のドラマ、ドキュメンタリー、情報番組など幅広いジャンルの素材を用いて、日英の字幕・吹き替えのルールや手法を学習します。授業ではただ言葉を置き換えるだけでなく、視聴者に伝わる効果的な日本語・英語表現を追求します。さらに調べ物のコツや申し送りの書き方など映像翻訳に不可欠な要素を効率的・総合的に養います。数多くの映像翻訳者を輩出してきたJVTA独自のカリキュラムで、映像翻訳のスキルを基礎から身につけ、プロへの第一歩を踏み出しましょう。 ※モジュール2は英日のみです。
[通学] 通訳クラス ●水曜通訳クラス モジュール1:4月23日(水)~ 6月25日(水) ※開講後も途中からの入学可 モジュール2:7月9日(水)~9月9日(水)午後2時~午後5時 ●土曜通訳クラス モジュール1:4月26日(土)~6月28日(土)※開講後も途中からの入学可 モジュール2:7月12日(土)~9月13日(土) 午前9時~正午12時 ●9週 全9回 ※1コマからでも受講が可能
通訳クラスでは、シャドーイングなどの通訳トレーニングを通して、聴解力やリテンション力、即応力などを高めます。通訳者を目指す方だけでなく、職場でバイリンガル業務を担当する中で英語力を強化したい方、ビジネスの現場で活用できる、より実践的な英語コミュニケーション能力を習得したい方にもおすすめです。
[通学] 実務翻訳クラス ●土曜実務翻訳クラス モジュール1:4月26日(土)~6月28日(土)※開講後も途中からの入学可 モジュール2:7月12日(土)~9月13日(土) 午後1時~午後4時 ●9週、全9回 ※1コマからでも受講が可能
契約書やビジネス文書など実践的な教材を用いて、適切な訳語・表現・文体や、翻訳のテクニックなどについて学び、実践的な翻訳力を養います。原文の解釈を細かく確認し、弱点を明らかにしていくので、英語力の強化にもつながります。
◆修了生インタビュー◆ 小川恵里奈さん 「ダブルスクールをしながら プロデビューに向けて今できることを全てやりきる!」菅井桃子さん 「エンタメ業界での経験を活かして映像翻訳に挑戦。日英トライアルに合格した秘訣とは?」
English Clock「ロジカルリーディング力 強化コース」 5月13日から順次開講
英文を「何となく読める」レベルから脱却し 確実な根拠に基づいて理解した内容を 自分の言葉で説明できるようになる
English Clockは“プロの映像翻訳者が持つ思考プロセス”を伝授し、映像翻訳に必須の「英文解釈力」を着実にレベルアップさせることを目的としています。 English Clockの「ロジカルリーディング力 強化コース」では、英文読解を高度な知的活動と捉え、英文を「何となく読める」レベルから脱却し、確実な根拠に基づいて理解した内容を自分の言葉で説明できるようになるまで考え抜くトレーニングを行います。英字紙の社説やドキュメンタリー番組のスクリプトなど、深い内容の素材を訳しながら、英文を貫く論理の見出し方、筋の通った訳文の作り方を学びます。修了後は確かな英文解釈力が身につき、自信が持てるようになったことで映像翻訳の原稿もスキルアップ、多くの修了生がトライアルに合格し、プロの映像翻訳者として活躍しています。
★次期は2025年5月13日から順次開講です。
ロジカルリーディング(全8回)(2025年5月13日から順次開講) 火曜 クラス(13:00~15:20) 水曜 クラス(19:00~21:20) 土曜 クラス(10:30~12:50) ロジカルリーディング・アディショナル5(全5回)(2025年8月5日から順次開講予定) 火曜 クラス(13:00~15:20) 水曜 クラス(19:00~21:20) 土曜 クラス(10:30~12:50) <選択の目安> ロジカルリーディング ●受講対象者:英文を「何となく読める」レベルから脱却し、確実な根拠に基づいて理解した内容を自分の言葉で説明できるようになりたい方 ●英語レベル:目安 TOEIC730点~ ・文章全体の趣旨や目的は理解できる ・難しい概念を表す語彙や、日本語的な考え方では理解が難しい表現、複雑な構造の文が出てくると理解が曖昧になる ・文章内の広い範囲に散らばる情報の関連付けができない ロジカルリーディング・アディショナル5 ※「ロジカルリーディング」の受講が必須です。 ●受講対象者:応用編として、字幕やボイスオーバー原稿の作成を通じて、視聴者の頭の中に理屈がスムーズに入り込むセリフの作成法を学びたい方 ※2022年10月期以前にアディショナル5を受講いただいた方も、2023年4月期からのカリキュラム改定に伴い、再受講が可能となります。再受講を希望される方は、下記メールアドレス宛にご連絡ください。 メール:english-clock(at)jvtacademy.com ※ (at) は @ に置き換えて下さい。 ◆講座の詳細は▶こちら ◆カリキュラムは▶こちら ◆English Clockの主任、山根克之講師 プロフィールは▶こちら
【受講形式】リモート受講 ・ご用意いただくもの PCまたはタブレット カメラ(PC内蔵のものでもOK) マイクロフォン(PC内蔵のものでもOK)※質問をしていただく際に必要です。 安定したネット接続の環境 ※よりクリアにお聴きいただくために、ヘッドホンかイヤホンのご使用をおすすめしています。
■ロジカルリーディング 無料体験レッスン ※体験レッスンへの参加は1回のみとさせていただきます。 過去に参加歴のある方、説明会に参加せずに申し込みをご希望の方は 下記までご連絡ください。
english-clock(at)jvtacademy.com ※(at) を@に置き換えてください。
【スケジュール】
5月開講の期の体験レッスンは終了しました。
体験レッスンに参加しなくても受講は可能です。
下記の申し込みフォームで
「ご参加される日程をお選びください。(必須)」 の項目で
「説明会への参加なしで申し込む」 を選択し、お問い合わせください。
※本ページ下部のフォームからお申し込みください。※お申し込み後、自動返信メールが届きます。もし、届かない場合は下記のアドレスまでお知らせください。
【お申し込み方法】
1)無料体験レッスンへの参加(任意) ※体験レッスンへの参加が難しい方、過去に参加されたことがある方は、 english-clock(at)jvtacademy.comまで申し込み希望のメールをお送りください 。
※(at)を@に置き換えてください。
2)体験レッスン後にお送りする「お申し込みの案内」を確認する
3)JVTA Onlineの申し込みページより手続きを行う ※2)の「お申込みの案内」を確認する前のお申し込みはお控えください ※申し込み後、3営業日を過ぎても契約書面の送付メールが届かない場合には seminar(at)jvta.netまでお問い合わせください
4)JVTA Onlineより申し込み後、画面の指示に従ってお支払い ※振込もしくはクレジット決済
5)入金を確認した時点でお申し込み完了となります ※受講申し込み者数が定員に達した場合には、お申込みをお受けできない場合があります。 予めご了承ください。
ご質問等ある方は、メールでお気軽にお問い合わせください。 お電話:03-3517-5002 メール:english-clock(at)jvtacademy.com ※ (at) は @ に置き換えて下さい。
【山根克之講師コラム】AI時代に生き残る翻訳者になるために AI技術が著しく発達したこの時代、機械翻訳に任せてもそれなりの訳文が出来上がるようになりました。試しに英文を、グーグル翻訳を使って訳してみましょう。 Stratford-upon-Avon, where Shakespeare was born, is visited by a great number of tourists every year. これがグーグル翻訳では「シェイクスピアが生まれたストラトフォード・アポン・エイボンは、毎年多くの観光客が訪れます」 と訳されます。特に問題はありませんね。 では、次の英文はどうでしょう?Japan ruled Taiwan from 1895 to 1945, when Japan surrendered unconditionally to the Allied powers in World War II. グーグル翻訳の訳文は「日本は第二次世界大戦で連合軍に無条件で降伏した1895年から1945年まで台湾を統治しました」 と出てきました。これは明らかな誤訳です。おそらく関係副詞whenがかかる部分を機械的にfrom 1895 to 1945と考えて処理した結果でしょう。でも、日本が連合国軍に無条件降伏したのは1945年のことなので、この場合whenがかかるのはfrom 1895 to 1945ではなく1945です。whenはin 1945と書き換えることができるのです。一般的な歴史の知識があればこれくらいの判断は簡単にできます。 上記の例から何が分かるでしょう? 人は文を読む際、経験から得た知識を応用しながら、きちんとしたロジックが成り立つように解釈しているのです。ロジックが成り立たない時には違和感を覚えるはずです。「1895年から1945年にかけて降伏したというのはおかしいだろう」と考えもせず、目の前にある英文をただ日本語に変換するだけなら機械翻訳でも対応は可能です。そのレベルに留まるなら、翻訳者の存在価値はないと言えるでしょう。AI時代に生き残る翻訳者は、英文を貫く論理を見いだします。
◆English Clock主任講師 山根克之講師のコラムアーカイブは▶こちら ! ◆修了生のインタビューを紹介
・「一人ひとりの翻訳の傾向を把握した的確なフィードバックで自分の弱点に気づけました 」
・「読解力は漠然とした能力ではなく、テクニックだと実感しました」
・「“根拠に基づいた訳文の作り方”を学び誤訳がなくなりました」 ・「“段落のテーマと引き継ぎ”を意識できるようになりました」 ・「情報の取捨選択のスキルが上達しました」 ・「訳文の根拠を言葉にして説明することで自信を持てるようになりました」 ※その他のインタビューはこちら
【JVTA受講生・修了生限定】ロサンゼルス校単発受講申し込みフォーム
JVTAロサンゼルス校の下記クラスの受講を希望される方は、フォームに必要事項を入力の上、送信ボタンを押してください。
お支払いの詳細に関しては、ロサンゼルス校スタッフより別途ご連絡させていただきます。
【対象授業】
※モジュール1のみ
◆通訳(初級・中級)
ロサンゼルス時間:水曜日 2:00PM~5:00PM
日本時間:木曜日6:00 AM~9:00AM
◆通訳(中級・上級)
ロサンゼルス時間:土曜日 9:00AM~12:00PM
日本時間:日曜日 1:00 AM~4:00 AM
◆実務翻訳(中級・上級)
ロサンゼルス時間:土曜日 1:00PM~4:00PM 日本時間日曜日5:00 AM~8:00 AM
【開講時期】
※モジュール1のみ
◆通訳(初級・中級) ロサンゼルス時間:水曜日 2:00PM~5:00PM 日本時間:木曜日6:00 AM~9:00AM
◆通訳(中級・上級) ロサンゼルス時間:土曜日 9:00AM~12:00PM 日本時間:日曜日 1:00 AM~4:00 AM
◆実務翻訳(中級・上級) ロサンゼルス時間:土曜日 1:00PM~4:00PM 日本時間日曜日5:00 AM~8:00 AM
【対象者】 東京校受講生・修了生、ロサンゼルスる校受講生・修了生、映像翻訳Web講座受講生・修了生
【授業料】 1コマ135USドル
【お支払い方法】 ロサンゼルス校への支払いにつきドル払いです。日本からお申し込みの方は、クレジットカードまたは銀行送金でのお支払いとなります。詳細はお申し込み後、担当者よりご案内させていただきます。
【課題】 実務翻訳は前課題あり、通訳は予習あり
事前に課題や予習の配布があるため、ご希望する授業の2週間前までにはお申し込みください。
※セミナー受付終了しました※【北米在住者対象】<4月第4週から開講>早期納入割引キャンペーン実施(4/15まで)通訳・翻訳を3カ月で集中的に学ぶ!
入学申し込みは受け付け中です。ご興味をお持ちの方は無料のリモート個別カウンセリングにお申し込みください。
※受付終了※ 人気の映像翻訳と通訳を1日で体験できる無料イベント開催!
日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、1996年に東京で開校し、数多くのプロの映像翻訳者を輩出してきました。ロサンゼルス校はカリフォルニア州教育局から認可を受けた職業訓練校であり、映像翻訳・通訳・翻訳のコースを提供。北米在住の初心者の方から、すでに現地で翻訳や通訳の業務に携わっている方まで、プロとして必要な技術の習得を目標に受講しています。
また、これまで1つの講座を約6カ月で学んでいただいていましたが、日英・英日のどちらかだけ学びたい方や、仕事やご家庭などの都合で6カ月間の受講が難しい方もいらっしゃいました。それでもキャリアに繋がる技術を身につけたいという声にお応えし、ロサンゼルス校では2025年4月から、1つの講座を前半(モジュール1)と後半(モジュール2)に分け、3カ月で集中的に学ぶモジュール制を導入 します。3カ月という短期間で高い通訳・翻訳技術を学んでいただきます。講師は北米での実務経験が豊富なプロの通訳者・翻訳者。幅広い分野の教材を使い、実践的な技術を指導します。 尚、4月15日(火)までに受講料の全額を納入する方を対象に正規受講料の5%を割り引くキャンペーン を実施します。また、4月12日(土)にはご興味をお持ちの方を対象にした英日映像翻訳・通訳の体験レッスンと業界の動向が分かるセミナーを行います。オンラインでの無料開催ですので、お気軽にご参加ください。
<開講コース>モジュール1(3カ月) ※4/15(火)までの納入で下記受講料から5%割引 1.英日映像翻訳 基礎:火曜日、水曜日 10AM~1PM 受講期間:4月22日(火)~ 6月25日(水) 受講料:$1,675 2.平日通訳(初級・中級):水曜日 2PM~5PM 受講期間:4月23日(水)~ 6月25日(水) 受講料:$1,025 3.土曜通訳(中級・上級):土曜日 9AM~12PM 受講期間:4月26日(土)~6月28日(土) 受講料:$1,090 4.土曜実務翻訳(中級・上級):土曜日 1PM~4PM 受講期間:4月26日(土)~6月28日(土) 受講料:$1,090 5.土曜通訳・土曜実務翻訳(中級・上級)セットコース 受講期間:4月26日(土)~6月28日(土) 受講料:$1,730 ※セット割引価格 ※コース・授業料に関する詳細は▶こちら ※映像翻訳は火曜と水曜の週2コマの受講が必須です。 (どちらか1日だけを受講することはできません)
【4/12(土)10:00から開催 無料セミナー&体験レッスン】
ロサンゼルス校では、4月期からの受講にご興味をお持ちの方を対象に無料イベント を開催します。映像翻訳業界の動向が分かるセミナー、体験レッスン、スクール説明を1日で受けていただきます。 業界セミナーではJVTA代表の新楽直樹が映像翻訳の需要やAI技術の発展における変化について解説。体験レッスンでは英日映像翻訳と通訳にチャレンジしていただきます。またロサンゼルス校マネージャーから入学手続きなどをご案内。当日はご希望やご都合に合わせて参加するセッションを選択していただくことも可能です。■開催日程 開催日:LA時間 2025年4月12日(土)10:00~12:45 ※申し込みは終了しました。
ご希望やご都合に合わせて参加する組み合わせを選択してください。 ① 映像翻訳業界ガイド+英日字幕体験レッスン+通訳体験レッスン+学校説明 ② 映像翻訳業界ガイド+英日字幕体験レッスン+学校説明 ③ 通訳体験レッスン+学校説明
■どれを選択すればいいか迷ったら
※上記日程でご都合の悪い方は、リモート個別カウンセリングも承ります。
■参加費 無料
■参加形式 オンライン(Zoom)
■お申し込み方法
下記のフォームに必要事項を入力し、送信してください。参加方法に関しては、送信後に届く自動返信メールに記載させていただきますので、必ずご確認ください。
■お問い合わせ
ご不明な点は下記にお問い合わせください。
contact(アット)jvta-la.com
※(アット)を@に置き換えてください。
【ロサンゼルス校についてもっと知りたい方はこちら】 ◆ JVTA YouTube「字幕と吹き替えはどう違う? 2分半で知る「映像翻訳の世界」 ▶こちら ◆ 『フレンズ: ザ・リユニオン』 24時間で字幕を完成させた舞台裏とは? ▶こちら ◆ 「倍返しだ!」はどう訳す? 『半沢直樹』 で語る英語字幕 ▶こちら ◆個別カウンセリングも随時、受付中。▶こちら
※受付終了※東京校にてリアル開催!特別無料講演「ロサンゼルス日本映画祭JFFLA これまでとこれから」
※受付終了しました※ ロサンゼルスの映画祭主催者が登壇! JVTA東京校で無料セミナーを開催
2003年からロサンゼルスにて、日本作の映画や日系人監督の作品など、日本との繋がりのある様々な作品を上映する映画祭Japan Film Festival Los Angeles(JFFLA)は、来年の開催で記念すべき20周年を迎えます。ロサンゼルスに現地法人を持つJVTAも字幕を始め、様々な形で映画祭をサポートしてきました。
今回、JFFLAを主催をするNPO法人日米メディア協会の代表であるアサクラ氏をJVTA東京校にお招きし、映画祭の概要と歴史、本年の開催の様子、そしてこれからの展開や課題などについてお話を伺います。
また、日本のコンテンツとして強い求心力を持つアニメや、今年のエミー賞で数々の賞を獲得する快挙を果たした『SHOGUN』、その他近年の米国で人気が高まる日本作品の反応なども、映画祭を運営する視点から語っていただきます。
今回はJVTAの東京校を会場として設け、参加者の皆さまには来場していただく形式となります。
米国における日本映画に対する変化や現況、そしてこれからの動向について詳しく知る機会となります。ぜひお気軽にご参加ください。
<こんな方におすすめ> -映画などの日本コンテンツの海外展開に興味のある方 -ロサンゼルスでの日本文化の広がりなどに興味のある方 -日米の映像作品が好きな方 -現在映画祭を企画、運営されている方 -日本で映像作品を制作しており、海外にも出展してゆきたいと考えている方
【開催日時】11月20日(水) 19:00〜20:30 【参加費】無料 【開催形式】対面のみ 【会場】日本映像翻訳アカデミー 東京校 〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3-2-4 共同ビル(日銀前)3F 地図:こちら
ゲスト:アサクラユウマ(Japan Film Festival Los Angeles主催)
2000年にアメリカに移住。現地の新聞「羅府新報」でエッセイを連載。オレンジ郡日系協会の理事で、現地の雑誌「オレンジネットワーク」のボランティア編集長。現在はロサンゼルスと東京を拠点にして世界中をノマド生活で動き回っている。米国での多くの人との出会いをきっかけに、15年ほど前からJapan Film Festival Los Angelesを通して、日本映画の普及に尽力している。JFFLAウェブサイト
進行役:筆谷 信昭(JVTA取締役兼ロサンゼルス現地法人 代表取締役)
【お申込み方法】※受付は終了しました 【お問い合わせ】 電話 03-3517-5002 メールアドレス seminar@jvta.net
◆【映像翻訳にご興味をお持ちの方は今すぐ「リモート個別相談」へ!】 入学をご検討中の方を対象に、リモート個別相談でカリキュラムや入学手続きをご説明します。 ※詳細・お申し込みはこちら
【JVTAのLA留学とは?】映像翻訳、実務翻訳、通訳 3つの分野を学ぶことで広がるキャリアパス
映像翻訳・通訳・実務翻訳を並行して学ぶ
身につけた語学力を生かせる仕事の選択肢は多いが、「訳す」という点に絞ると思い浮かぶのが「翻訳」と「通訳」だろう。翻訳の中でも分野が分かれており、主にビジネス関連の文章を訳す「実務翻訳」とJVTAが専門とする映像に字幕・吹き替えをつける「映像翻訳」がある。どれも訳すことに変わりないが、アウトプットの方法や細かなテクニックは異なる。このような仕事に就くために独学でスキルを身につける人も少なくない。しかし、基礎を学ぶことは仕事の質を上げるだけではなく、プロとして活躍する上で自信に繋がる。
JVTAで学ぶ方の中には「映像翻訳がやりたい」という方もいれば、「実務翻訳や通訳にも興味がある」という声もある。できるだけ1つに絞って集中的に学ぶことは重要だが、幅広く学ぶことでキャリアの選択肢が広がるのも確かだ。JVTAロサンゼルス校が提供する留学プログラムのメインは映像翻訳だが、実務翻訳と通訳の授業も必ず含まれている。週4回の授業のうち、2回は映像翻訳を学び、その他1回ずつ実務翻訳と通訳を学ぶ。
知っておきたい!同じ「訳す」でも何が違うのか?
映像翻訳は字幕と吹き替えの2つの手法がある。字幕翻訳には字数制限があり、訳した文章をそれに合わせて調整する必要がある。吹き替えは、セリフを元の音声と同じ長さで視聴者のネイティブ言語にすることが求められる。また、どちらにしても映像作品に込められたメッセージや意図を理解した上で訳さなければ、作品の良さや魅力を損なってしまうこともある。つまり、作品解釈と情報の取捨選択が重要なのだ。これが実務翻訳との大きな違いである。
一方で実務翻訳は文字数制限に縛られることはなく、原文のすべての情報をいかに正確に訳せるかが重要になってくる。また、ビジネスで使われるものが多いため、専門用語なども多く扱われる。
通訳においては、話者が話しているそばから訳す「同時通訳」と言葉を区切って訳す「逐次翻訳」があるが、どちらも翻訳と比べると即時性が高く、瞬発力が必要になる。
経験者だから分かる!3つの分野を学ぶメリットとは?
技術が異なる3つの分野に同時に取り組むのは簡単ではないが、JVTAの留学生にはそれを武器にして活躍する人もいる。ロサンゼルス校に留学した中村早希さんは映像翻訳だけではなく、実務翻訳と通訳の仕事も請け負っている。映像翻訳はJVTAに併設する受発注部門からの依頼がほとんどだが、実務翻訳と通訳は知人から紹介してもらうことが多い。8月に行われた留学セミナーでも留学で3つの分野を学べたことは今のキャリアにいい影響を与えていると語っていた。
また留学生からは、実務翻訳や通訳を学ぶことが英語力の強化や映像翻訳のスキルアップに役立つという声も聞かれる。留学生の1人である飯塚早苗さんは、映像翻訳の授業で英語力や解釈力がついたのは、実務翻訳の学びが影響したという。
「実務翻訳は原文に忠実に訳すことが大切で、字幕翻訳にある文字数制限がありません。授業内では英文の解釈に間違いがないか講師に確認することができました。また、読みやすい文章になっているか意識することができました。それが映像翻訳にも生かせたと思います」(飯塚さん)
通訳トレーニングは聞いたそばからすぐに訳していく訓練を行うが、それが映像翻訳や実務翻訳の作業スピードを上げることに効果的だったという声も聞く。またアメリカで通訳・翻訳者として活躍し、ロサンゼルス校の講師でもあるディッキンソン佐恵子さんも通訳トレーニングがもたらす効果を語っている。
ディッキンソン講師
「通訳の場合、音声だけで内容をつかんで訳すので優れた英文の解釈力と分かりやすい表現にしてアウトプットする表現力が求められます。こうした似て非なる作業をすることで、字幕翻訳あるいは実務翻訳に要求されるエッセンスを再認識できるかもしれません。映像翻訳者の方も通訳練習の方法を把握することで、より英語のスキルアップを目指し、通訳という仕事にも興味を持って、ご自身のスキルを研鑽するきっかけになって欲しいと思っています。」(ディッキンソン講師)
3つの分野でプロとして活躍するかは別として、多様なトレーニングを行うことで、総合的な英語力と翻訳力を身につけることに繋がっていることは留学生や講師の経験からも明らかだ。映像翻訳、実務翻訳、通訳で迷っている人は、3つの分野を学んでみるのも選択肢の1つかもしれない。
※受付終了しました※【対面/リモートのハイブリッド開催】産業翻訳者のための映像翻訳1DAYワークショップ ~字幕案件への対応テクニックを学ぶ~
※受付終了 開講日時:12月14日(土)10:00~12:00 受講料:2,750円(税込)
JVTAでは、産業翻訳の分野で高まっている字幕や吹き替えなど映像翻訳のニーズを背景に、従来の産業翻訳とは異なる素材、独自のフォーマットやルールに対応するためのテクニックを手軽に学べる「産業翻訳者のための映像翻訳1DAYワークショップ ~字幕案件への対応テクニックを学ぶ~」を開講します。 本講座は、翻訳業界の新たなトレンドである産業分野での字幕翻訳に求められる知識とスキルを、最重要ポイントに絞ったレクチャーとワークショップを通して身につける一回完結型の講座です。レクチャーパートでは業界およびクライアントの最新動向、映像翻訳の基本的な考え方を解説。後半のワークショップパートでは字幕制作のルールと映像素材のコンテクスト読解のテクニックを踏まえ、実践的な演習の中で日本語表現における字幕翻訳的なアプローチについて学びます。
【当日の内容】
・企業PR動画を素材に、コンテンツのメッセージを字幕制作のルールに基づいて最大化する翻訳アプローチについて学ぶ。
・映像コンテンツの文脈とニュアンスを適切に把握し訳出するための最適な対応方法ついて掘り下げる。
【こんな方におすすめ】
・翻訳実務経験者で映像翻訳について興味のある方
・翻訳実務経験者で映像翻訳の経験がない方
・翻訳実務経験者で対応ジャンルの幅を広げたい方
【開催方法】
ハイブリッド(対面、リモート )
※対面参加の方は、ご自身のPCをご持参ください。
※リモート参加はカメラONを推奨しております。PC及びカメラ、マイクをご用意ください。
【お支払い方法】
クレジットカードまたは銀行振り込み
※下記フォームにてお支払い方法をお選びください。
※下記フォームを送信後に届く自動返信メールにお支払いの詳細を記載しておりますので、必ずご確認ください。
【参加方法】
対面参加の方:JVTA東京校にお越しください。 住所:日本映像翻訳アカデミー 〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3-2-4 共同ビル(日銀前)3F リモート参加の方: 開催日前日までに、当日参加用のZoomリンクをメールにてお送りします。
【講師】
石井清猛(JVTA) Media Translation and Accessibility Lab(翻訳室)リーダー。 日本映像翻訳アカデミーで映像翻訳を学び、プロの映像翻訳者として活躍。その後、同校にて日英・他言語翻訳プロジェクトのチーフディレクターとして、エンタメ、PR、観光など多様な分野の翻訳や映像制作を手掛ける。映像翻訳者の育成にも従事し、同校本科で講師を務める他、企業や国内外の学校教育機関で映像翻訳、海外PR、グローバル教育の講義を多数実施している。
藤田奈緒(JVTA翻訳事業推進部) 会社勤めをしながら映像翻訳者としてキャリアをスタートしたのち、JVTAの映像翻訳ディレクターとして、テレビ放送・動画配信サイト用の映画、ドラマ、リアリティ番組、ドキュメンタリー番組など幅広いジャンルのディレクションを手がける。映像翻訳本科や各イベントでも講師を務めている。
【定員】
対面:最大20名(要PC持参) リモート:最大40名
【前課題の有無】
なし
【申し込み締切】
受付終了しました
【お問い合わせ】
電話 03-3517-5002 メールアドレス seminar@jvta.net
※終了しました※【留学特別オンラインセミナー】現役留学生と講師が本音トーク ~なぜLAで通訳・翻訳を学ぶのか?~
2025年2月9日(日)10:00-11:30 ※日本時間 2025年2月8日(土)17:00-18:30 ※LA時間 オンライン開催/参加無料
ロサンゼルスから留学生と講師が登壇! 留学プログラムの説明付きセミナーを開催
ロサンゼルス校の留学プログラムは、映像翻訳、通訳・実務翻訳、プレパラトリーコースの3つがあり、自身の目的に合わせてコースを選ぶことができます。現在留学生として学ぶ御手洗絵美さんは、通訳・実務翻訳を選択。英語の環境に身を置きながら、キャリアに生かせるスキルを日々学んでいます。
本セミナーでは現地とオンラインで繋ぎ、御手洗さんが実際にどのようなことを学んでいるか、留学したからこそ学べていることとは何かなど、リアルな声をご紹介します。また、御手洗さんを指導する比嘉ディッキンソン佐恵子講師にもご登壇いただき、学びのポイントやスキルを仕事に生かすコツ、ロサンゼルスで学ぶことの優位性などについて伺います。
本セミナーの後半では、日本国内およびアメリカの通訳・翻訳の業界動向について解説。また、2025年4月よりロサンゼルス校の留学プログラムに新たに加わる授業やサポートについてもご説明します。
留学でキャリアに繋がるスキルを習得したい方やプロの翻訳者、通訳者を目指す方には、ロサンゼルスで学ぶイメージがより具体的に湧くはずです。参加は無料ですので、ご気軽にご参加ください。
間もなく幕を開けるグラミー賞やアカデミー賞の授賞式。2026年のFIFAワールドカップ、28年の夏季オリンピック の開催と、ロサンゼルスに世界中の視線が注がれています。
次々に生まれる新たな”ことばの仕事”。それに伴いM-1ビザ(職業訓練ビザ)発給対象校であるJVTAロサンゼルス校も進化を遂げます。
映像・実務の翻訳はもちろん、通訳コースではコミュニケーションスキルを伸ばすカリキュラムをブラッシュアップ。今後の”ことばの仕事”には不可欠な「AI活用の基本技能」などを学ぶコマも増設します。また、制作スタジオや作品上映イベントなどエンタメの現場に足を運ぶ研修ツアー(オプション・選択可)も用意。さらに、新たに現地ホームステイ・賃貸等あっせん企業と協力し、受講生が安心して過ごせるステイ先の選定をサポートします。 ぜひ、当校だけで叶う「特別な留学」をご検討ください。
日本映像翻訳アカデミー・グループ代表/新楽直樹
・こんな方におすすめ ロサンゼルス校への留学を検討中の方 通訳・翻訳の学習に興味をお持ちの方 留学でキャリアに繋がるスキルを習得したい方 英語力を強化しながら、通訳・翻訳を学びたい方
【セミナー内容】 <第1部> 現地から留学生と講師が本音トーク! ・私が留学を決めた理由 ・ロサンゼルス校の授業を大公開 ・留学したからこそ分かるアメリカ文化 ・後悔しないための留学とは? ・最新カリキュラムの紹介
<第2部> グローバルの視点から見た翻訳・通訳の潮流 ロサンゼルス現地法人代表:筆谷信昭
<第3部> 留学プログラムのご案内 ロサンゼルス校留学デスク担当:小林由布子
※第1部と第3部の最後に質疑応答の時間を設けます。
登壇者
御手洗絵美さん(ロサンゼルス校留学生) ホテル勤務、議員秘書などを経てPR・マーケティングの分野で活躍する中、これまで積み上げたキャリアをグローバルに生かしたいと思い、通訳・翻訳を学ぶことを決意。英語力も強化できる環境で学びたいと考え、2024年7月よりJVTAロサンゼルス校に留学。現地で英語力を磨きながら通訳・実務翻訳を学ぶ。
比嘉ディッキンソン佐恵子(通訳者・翻訳者) 通訳・翻訳者として20年以上のキャリアを持つ。米国短期大学でパラリーガル学科を修了。その後、大学院で法務翻訳専攻の修士号(Master of Science in Translation)を取得する。弁護士事務所勤務時には、契約書をはじめとする法務文書の翻訳業務に従事。さらに、大手自動車メーカーでの開発関連や、エンタメ、医療分野など通訳者としても幅広い業界での実務経験を持つ。JVTAロサンゼルス校では、通訳クラスと実務翻訳クラスの講師として日本からの留学生やアメリカ在住者に指導を行う。
進行役:信岡ジュディ(JVTAロサンゼルス校スタッフ、映像翻訳クラス受講生) 日本でバイリンガル環境に育ち、幼少期から映像翻訳に興味を持つ。外国語専門学校でカジュアルなものから法律に至るまで様々なジャンルの英語を学んだ後、さらに語学力を磨くため、2014年に渡米。アメリカでの生活を通じて映像翻訳への情熱が再燃し、JVTAロサンゼルス校で学び始める。現在はロサンゼルス校で映像翻訳の実践クラスを受講しながら、スタッフとして受講生のサポートも行っている。
【開催日】2025年2月9日(日)10:00-11:30 ※日本時間 2025年2月8日(土)17:00-18:30 ※LA時間
【参加費】無料
【参加方法】オンライン(Zoom使用)
【対象者】どなたでも参加可
【申し込み方法】下記フォームに必要事項をご入力の上、送信してください。ご入力いただいたメールアドレス宛に届く自動返信メールに当日ご参加いただけるZoomリンクを記載しておりますので、必ずご確認ください。
その他のお問い合わせはこちらのアドレスにてメールで受け付けております。 ryugaku(at)@jvtacademy.com ※(at)は@に置き換えてください。
AI時代にも活きる、映像翻訳者の「武器」とは
2006年の「Google翻訳」誕生以降、ニューラル機械翻訳の「DeepL」、大規模言語モデルの「ChatGPT」など、機械翻訳(Machine Translation =MT)は目覚ましい進化を遂げている。何よりも高スピードかつ低コストという特長から多方面での導入が進む一方、MTへの慎重な姿勢を崩さない分野もある。映像翻訳がその一つだ。場面に合わせて字幕の文字数を設定・改行したり、俳優の表情や映像の構図といった文字情報以外のコンテクストまでを字幕に落とし込むという機能は、いずれのMTも未だ実現できていない。
そこでJVTAは映像翻訳者の職業訓練校として、字幕制作に特化した翻訳支援型AI「Subit!」の研究開発を進めている。映像翻訳者は「Subit!」を活用することで、これまでの一から翻訳するHuman Translation(HT)案件に加え、ポストエディット(PE)も受注できるようになる。
■PEを新たなビジネスに
PEとは、映像翻訳者がMTによる訳文(MT原稿)をチェックし、誤訳の修正から表記の統一、ブラッシュアップまでを図る工程だ。編集という側面に注目されるあまり、翻訳初心者が受ける仕事と誤解されることもあるが、HT同等の技能がなければPEは務まらない。
「これまでのHTと同様、PEに求められる能力も、基本的な翻訳力、コンテクストを理解するメディアリテラシー、多様なワードチョイスという映像翻訳の3本柱です。MTの進化は映像翻訳者にとって単なる脅威ではなく、これまで培った技術を生かして仕事の幅を広げるチャンスでもあるのです」(JVTA 石井清猛)
JVTAは今夏のサマースクールで、PE体験を取り入れたセミナー「『映像翻訳者×AI』の最新事情を公開!~カギは人間の“言語編集力”。『ポストエディット』の真意を理解しよう~」を開催した。JVTA Media Translation and Accessibility Lab(翻訳室)の石井清猛、JVTA新規事業開発部門で「Subit!」の開発を担う松島朝子が登壇し、およそ160名の参加者に対し、短編映画『A Millennial Job Interview (2017)』のPEを解説した。同作では、就職面接に来たミレニアル世代の女性と、面接官であるベビーブーム世代の男性に生じた世代間ギャップがコミカルに描かれている。
■培った能力でAI時代を生き抜く
「Subit!」が訳出したMT原稿は、作品全体を通して正確性は担保されているものの、直訳調ゆえに台詞として不自然な字幕もあった。その一例が、面接官の態度を高圧的と捉えた女性の”I may have to take off today. It’s mental health day”という台詞だ。「Subit!」では「今日は精神衛生の日だから休まなきゃ」と訳されるが、ここから女性のキャラクターに合わせていかに台詞らしく訳すかがPEのポイントだ。
まず、”mental health”の言い換えとして様々な案が飛び交ったが、もっとも 適している表現として選ばれたのは「心の安定」。さらに「休まなきゃ」は「申請する」に変えることで、最も自然な訳文が出来上がる。ベースとなるMT原稿に、登場人物の表情や口調、前後の場面展開というコンテクストを読み込んで仕上げるPEは、研さんを積んだ映像翻訳者だからこそ成せる仕事でもある。
「作品を深く理解し、表現するという技術は、映像翻訳者にあってAIにはない能力です。MTの進化をやみくもに恐れるのではなく、長所と短所を理解して適切に備えれば、映像翻訳者はAI時代に突入しても長く、幅広く活躍することができるでしょう」(JVTA 石井清猛)
JVTAは昨年10月期より「戦略としてのAI翻訳」をレギュラーコースに導入した。これまでのように翻訳技術を高めながらPEにも対応できるようになることで、映像翻訳者は活躍の場を一層広げることができるだろう。
By Yukiko Takata
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【映像翻訳者のAI戦略】AIにはない「創造力」で、新たな翻訳業界を生き抜く
JVTAは2023年10月期より、英日・日英映像翻訳科の新たなカリキュラムとして「戦略としてのAI翻訳」を導入した。機械翻訳(Machine Translation =MT)の進化を踏まえ、映像翻訳者がAIと共存していくためのビジネス戦略を考える。
「2006年の『Google翻訳』誕生以降、MTの精度は向上し続けています。日進月歩のAI技術を考えれば、人間が取って代わられる日もいつか来るかもしれません。ですが私たちは、AIの長所と短所を学べば、戦略を練って備えることができます。新たなカリキュラムは、既存のサービスやツールに触れながらMTの限界値を探り、映像翻訳者にしかない技術を理解して磨き上げる場としています」(JVTA講師 石井清猛)
同校は1996年の創立以来、「長く、安定して活躍できる言葉のプロフェッショナルを育成する」という理念のもと、映像翻訳科だけでなく様々なコースとカリキュラムを提供してきた。2011年には、「映像のバリアフリー化」による日本語字幕ガイド・音声ガイド制作者の需要を受け、独自にバリアフリー講座を新設している(2024年5月期より「メディア・アクセシビリティ科」として再編)。
「ビジネスの世界は、日々目まぐるしく変化しています。職業訓練校である以上、その流れに合わせてカリキュラムを改編・新設することで、より戦略的なアプローチをしていかなければなりません。この度の『戦略としてのAI翻訳』も、来たるAI時代を見据えたJVTAオリジナルのカリキュラムとなっています」(JVTA講師 石井清猛)
■変わりゆく翻訳需要:MTPE(Machine Translation Post Editing)とは
「戦略としてのAI翻訳」は、総合Ⅰ・ⅡコースでMTの現状や翻訳支援型ツール「OmegaT」の活用方法を学んだ後、実践コースでドキュメンタリー作品のMTPEに取り組む。MTPEとは、MTエンジンから訳出された文章(MT原稿)をベースに、映像翻訳者が誤訳の修正から表記の統一、表現のブラッシュアップまでを行う工程だ。講義では「DeepL Pro」のMT原稿をベースに、直訳調の言葉をより伝わりやすい和語に変換する、人物の雰囲気に合わせて口調を工夫するなど、チームに分かれて原稿を完成させていく。
MTPEは翻訳者が一から訳すHuman Translation(HT)とは異なり、高スピードかつ低コストという特長から多くの企業・団体で導入が進んでいるが、映像翻訳の場合はMTだけで作品を完成させるのは難しい。字幕の文字数設定や改行を要するフォーマッティングの壁、俳優の表情や映像の構図からわかる文字情報以外も字幕化するコンテクストの壁があるためだ。しかし作業効率を追求するクライアントも見え始めていることから、MTPEの需要も今後高まると予想される。「AI×翻訳者」という新たなビジネスの潮流を受け、映像翻訳者はどのように備えるべきなのだろうか。
「MTPEでも、HT同等の能力が求められます。基本的な翻訳力、コンテクストを理解するメディアリテラシー、言葉の引き出しという、映像翻訳の基礎と応用力が全てです。PEの編集という側面だけを捉えて、“翻訳初心者でもできる仕事”と考えるのは誤解であり、むしろ経験を積んだ映像翻訳者にしかできない仕事なのです」(JVTA講師 桜井徹二)
■AIの限界を人間の「戦略」に
桜井講師が「映像翻訳の基礎と応用力が必要」と強調する背景には、クライアントと翻訳者に生じるジョブのミスマッチ問題がある。翻訳者がMTの精度を正確に把握しないまま案件を受注した結果、HT並みの編集作業を要したという実例もある。MTPEの場合、翻訳者はMT原稿の品質を客観的に評価したうえで自分がすべき作業を見積もり、提示されたターゲット品質に向けて翻訳を完成させなければならない。そのためには、多くの作品や原稿に触れた経験値と、研さんを積んだ言語編集力が不可欠なのだ。実践コースでMTPEの課題に取り組んだ受講生からは、「HTで学んだ基礎がPEで役に立った」という声も上がった。
「現在のMTは、感情やユーモア、前後の文脈を読み込んでアウトプットするレベルに至っていません。MT原稿は“平均値”の言葉を並べて直訳するため、台詞の大意を把握するのには役立ちます。ですが映像翻訳の本質は、言葉の裏まで理解して字幕を創造することです。そこがMTの限界値であり、映像翻訳者の武器になると言えます」 (JVTA講師 桜井徹二)
文字以外のコンテクストや台詞に隠されたニュアンスまでを文字化する映像翻訳は、極めて繊細な仕事だ。そのため専門家たちも、「AIが完全に映像翻訳者の代わりとなるのは難しいだろう」との見方を示している。あらゆるネットワークやプラットフォームで言葉が量産されるようになった現代で、多彩な表現力を職能とする映像翻訳者は貴重な存在だ。その価値が広く認知され続けるよう、JVTAは今後も時代に即した技術をカリキュラムに取り入れていく。
by Yukiko Takata
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