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修了生の蔭山歩美さんが英語字幕を担当 アニメ短編映画『絶望の怪物』が劇場公開!

修了生の蔭山歩美さんが英語字幕を担当 アニメ短編映画『絶望の怪物』が劇場公開!
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アニメーション映画『絶望の怪物』(英タイトル DESPAIR OF THE MONSTER)は、漫画家のコタニジュンヤ氏が監督、原作、脚本、絵コンテ、プロデュースを手がけ、個人製作で作り上げた30分の短編映画です。この作品の英語字幕をJVTA修了生の蔭山歩美さんが手がけました。2019年6月に名古屋・大須シネマでの英語字幕付きで上映につづき、2019年7月、東京・下北沢トリウッドでの上映も決定しました。今回も英語字幕付きです。

 
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(C)JUNYA KOTANI
『絶望の怪物』の主人公は中学生の星野葵。彼女はある日、実は自分と家族が醜い宇宙人だということを知ります。彼らはおぞましい姿を隠すために薬を使って人間に化けてきました。しかし、その薬が葵にだけ徐々に効かなくなっていきます。

 
予告編動画


 
コタニ監督と蔭山さんにお話を聞きました。

 
■コタニジュンヤ監督のメッセージ

もともと1人でマンガを描いていたので、その感覚でアニメ作り始めました。最初はもっと短くて絵も簡単でお手軽なものを作る予定だったのですが、いつのまにか全力じゃないと完成しない企画になってしまっていました。途中、アシスタントを集めようとか、着彩を友人にお願いしようとかも考えましたが、結局1人で完成させました。
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(C)JUNYA KOTANI
海外の映画祭に出品したいと考え、蔭山歩美さんに英語字幕をお願いしました。制作期間は3年ほどあるのですが、後で必要になるだろうと思ってTwitterで適当に翻訳家さんをフォローしていたんです。その中で一番私の活動に興味を示してくれたのが蔭山さんだったんです。もちろん過去の実績も確認しました。あとちょっとしたことですが、the pillowsが好きということでアニメにも理解があるのではという期待もありましたね。

 
字幕に関しては蔭山さんにほぼお任せでしたが、英題に関しては、3年前にパイロット版を作ったときに仮でつけたものを考慮し、蔭山さんからいくつかご提案いただきました。その中から、体言止めの語感を優先し、このタイトルに決めました。もともとは“ DESPAIR OF MONSTER”だったのですが、最終的には、THEが入ったDESPAIR OF THE MONSTERになりました。

 
英語字幕を付けていただき、ここからは私しだいだなと感じています。今回の名古屋の上映を成功させて、東京や海外の映画祭などでも上映できたらと考えています。

 
■英語字幕を手がけたJVTA修了生、蔭山歩美さんのコメント

アイコン
※コタニ監督が蔭山さんをイメージして描いてくれた似顔絵です

 
◆お仕事をいただいたきっかけはTwitter
コタニ監督とはまったく面識はなく、Twitterでなんとなく交流が始まりましたが、翻訳者の候補になっていたことは知りませんでした。しばらくしてからツイッターのダイレクトメールで本件のことを伺い、その後メールのやりとりと打ち合わせを経て正式に英語字幕を受注しました。私も今回の取材で初めて知ったのですが、the pillowsのファンだったこともご縁に繋がったようです。私は彼らの音楽が大好きでライブにも行っていますし、音楽好きということから最近は音楽関連の仕事も頂いています。好きなことやものをアピールするのはフリーランスにとって大切だなと改めて感じました。
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(C)JUNYA KOTANI
◆英語字幕の監修をお願いしたのはジョナサン・M・ホール講師
私は監督やプロデューサーから直接お仕事をいただくことも多く、その際は予算等の条件が合えば他の英語字幕翻訳者にチェックをお願いするようにしています。案件によって誰にお願いするかを決めますが(JVTAの元クラスメイトに頼むこともあります)、今回はJVTAのジョナサン・M・ホール講師にお願いしました。彼の講義を受けたことがある方は分かると思いますが、単なるネイティブチェックというよりは字幕のコンサルタントという感じで、字幕ソフトを使いながらじっくり丁寧に見ていただきました。

 
◆アニメっぽさを意識した字幕作り
私はそれまで実写作品ばかりを担当しており、アニメは初めてでした。そこでジョナサン講師と相談し、「○○くん」はあえて”-kun”とするなど、少しだけアニメっぽい字幕にしてみました。
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(C)JUNYA KOTANI
Netflixなどで配信されているアニメの英語字幕を見ていると、実写以上に原文に忠実に訳されているように感じることがあったため、JVTAでスタンザーニ・ピーニ 詩文奈先生に習ったマンガ翻訳の雰囲気も思い出しながら訳出しました。例えば、「先輩」「〇〇ちゃん」「〇〇さん」など日本語独特の文化や言い回しはあえて訳さずにその言葉を残すことが好まれることもあるのです。とはいえ、字幕は瞬時に読めないといけないので、基本的には実写作品と同様、「情報量の多い説明部分はなるべく情報を盛り込みつつ、字幕で見る視聴者のストレスにならないよう文字数を調整する」などを心がけました。

 
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(C)JUNYA KOTANI
もし、まったくアニメをやったことのない状態でアニメの仕事を引き受けたら「アニメっぽくしなきゃ」と変に意識していたかもしれないので、JVTAの講義でいろいろな種類の映像の課題を経験していてよかったなと思います。

 
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(C)JUNYA KOTANI
30分の短編ですが、とても見応えがあり、引き込まれる作品です。個人的には主演の声優さんの声もとても好みでした。お近くの方はぜひ劇場でご覧ください!

 
キービジュアル
(C)JUNYA KOTANI
『絶望の怪物』
下北沢トリウッド
7月6日(土)〜7月19日(金)までの2週間限定上映
※英語字幕付きの上映です。


 
2019年6月10日(月)~23日(日)19:00-19:30
名古屋・大須シネマで一般公開 ※終了

 
公式サイト http://z-monster.com/


 

※「私も英語字幕づくりで日本の作品を海外に紹介したい!」という方は個別相談へ!
https://www.jvta.net/tyo/kobetsu/
※JVTAでは英語字幕作りを担当。映画祭への出品などもサポートします。翻訳のご依頼はこちらへ
http://www.jvtacademy.com/translation-service/
【関連記事】JVTAが英語字幕を手がけた映画『笑顔の向こうに』がモナコ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞!
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