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多言語翻訳ルートマップ! ~JVTAから飛び立ったマルチリンガルたち~〈中国語の映像翻訳〉

多言語翻訳ルートマップ! ~JVTAから飛び立ったマルチリンガルたち~〈中国語の映像翻訳〉
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コロナ禍となっておよそ1年。不自由な日常が続く中でも、言葉と文化の壁を行き来して働くJVTA修了生がいます。英語のみならず、さまざまな言語で未来を拓く映像翻訳者のこれまでとこれからをご紹介! 気になるキャリアへの直行便、離陸します!
 

* * *
 

Flight001:「日・中・英、どの言語の翻訳も“作品解釈力”がキーワード」
映像翻訳者・幡野 珮蘭さん(日/中/英)
 

日英、日中、英中、中英――3つの言語で映像翻訳をしています。私は台湾出身なので、繁体語と、上海で働いていた頃に習得した簡体語の両方を扱うことができます。日本が好きで、日本の作品をより多くの人に伝えたい私は日英映像翻訳科を修了して、5回目のトライアルでプロになりました。
 

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日英映像翻訳科修了生の幡野珮蘭(ぺいらん)さん
 

子どもの頃の夢は俳優。その後は、語学が好きだったので翻訳者になるのが夢でした。映像や舞台も大好き。日本語は、日本好きな祖母の影響で学ぶように。これらを合わせて何かできたらと考えて、映像翻訳者を目指しました。
 

作品全体像を意識し、より視聴者に伝わる字幕を
翻訳学校は、雰囲気が明るい日本映像翻訳アカデミーに決めました。「日英映像翻訳科」は英語の字幕をつけるスキルを学びますが、網羅的に学ぶ翻訳スキルは中国語訳にもそのまま使えます。プロ5年目のいま振り返ってみても、授業はすごく楽しくて、本当に勉強になりました。学んだことの中で、どんなに忙しくても仕事の際、徹底しているのが作品の解釈・分析です。字幕翻訳は、冒頭から最後まで淡々と訳し終えて完成、というわけにはいきません。その作品が何についての話なのか、誰が何を成し遂げようとしているのか、何を伝えたいのかなど、全体像を常に意識し、原稿を作成していく必要があります。これをやっておくと、より視聴者に伝わる字幕になります。
 

知識とスキルに加えて、もう一つ必要な「仲間」
プロとしてスタートするためのトライアルは、自分の足りないところを振り返り、何度もチャレンジして無事合格しました。諦めずに続けられたのは、授業で出会った友人がいたからこそです。お互いの翻訳チェックもできるし、大好きな語学の話題で盛り上がることもできます。何かしらの形で仲間を見つけること。これもまた、プロとして続けていくのに必要なことではないでしょうか。
 

「なぜ、その訳なのか?」 学校で身につけた“プロの姿勢”
動画配信サービスが発達して、自分が簡体字や繁体字をつけたコンテンツに世界中からアクセスされるのはとても嬉しいです。クライアント様から依頼を受けたら、期待以上のパフォーマンスを発揮すること。目的を達成するためには、その訳じゃないといけないことを説明できること――学校で学んだことが、今のキャリアに生きています。
 

中国語で特に楽しまれている日本の作品
グローバルに人気が出ている中国の作品はこれ!

『鬼滅の刃』が流行っています。『千と千尋の神隠し』は今でも人気ですし、『君の名は。』は劇場公開もされました。今や台湾では、さまざまなアニメ作品が日本とほぼ同じタイミングで公開されているんですよ。中国内地でも、『名探偵コナン』『ワンピース』『ポケットモンスター』『ドラえもん』が見られ続けています。今後も、アニメの日中映像翻訳のニーズは上がっていくのではないでしょうか。グローバルに注目を集めた中国作品なら、『後宮甄嬛傳(宮廷の諍い女)』というテレビドラマ。中国歴史ドラマ人気の火付け役となりました。今は『延禧攻略(瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜)』が人気です。
 

【知っておこう!】
映像翻訳を学んで実感するのは言葉の壁を越えてニュアンスを伝える難しさです。
中国語の作品を日本語訳するキャリアを目指す方は、「トーンダウン」のテクニックを磨くといいでしょう。これも、JVTAで学んだことの一つです。中国語は、はっきりと意思を伝えるのが特徴的な言語だと思います。例えば、中国語の否定的な意味での「別にいいよ(=不要)」を素直に日本語に訳すと、強く伝わりすぎてしまうことがあります。また、中国の“明るくて、皮肉っぽい”ユーモアのセンスを知っておくと後々役立ちます。日常の中に中国語や文化を取り入れるといいでしょう。食べ物や音楽、小説や映画などに触れて“空気”を感じることが、上達の近道だと思います。
 

日本語の作品を中国語訳する場合は、具体的に表現することが大切です。中国語は英語と似て、曖昧な言い回しでは伝わらないことが多い。はっきりとした表現が伝わりやすいと思います。
 

大好きな言語で、唯一無二の翻訳者を目指そう!
映像翻訳者は“黒子”です。視聴者が作品を楽しむことを第一に考え、スーッと頭に入ってくるような、分かりやすい字幕を作ることが大切です。それと、英語を勉強し続けることも大切。調べ物の際は、英語の情報源が他の言語よりも圧倒的に多いので、必ず役に立ちます。
 

今の時代でも、翻訳者という仕事は競争の激しい、人気の職業だと思います。唯一無二の翻訳者を目指して、学び続けましょう! 私の次の目標は、海外の映画祭でプレミア上映される日本映画を翻訳することです。
 

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