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多言語翻訳ルートマップ! ~JVTAから飛び立ったマルチリンガルたち~〈スペイン語の映像翻訳〉

多言語翻訳ルートマップ! ~JVTAから飛び立ったマルチリンガルたち~〈スペイン語の映像翻訳〉
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コロナ禍となっておよそ1年。不自由な日常が続く中でも、言葉と文化の壁を行き来して働くJVTA修了生がいます。英語のみならず、さまざまな言語で未来を拓く映像翻訳者のこれまでとこれからをご紹介! 気になるキャリアへの直行便、離陸します!
 

* * *
 

Flight002:「スペイン語プラス英日翻訳で、より高く飛べる」
映像翻訳者・杉田 洋子さん(日/西/英)
 

5億3800万人。これは、世界のスペイン語話者の人数だ。英語・中国語・ヒンディー語に続いて4番目に多く話されている言葉と映像翻訳のスキルで、杉田洋子さんはさまざまな“壁”を飛び越え、世界を広げている。「スペイン語との出会いは、大学受験のセンター試験(現:共通テスト)の判定結果。『学んでおけば、旅行した時に役立つかも』――ビジネスチャンスを狙っていたわけではないんです」。気軽な理由で始めたスペイン語学習。それは、多様なラテンの世界に引き込まれるきっかけでもあった。「ブラジル音楽のバンドに参加したり、キューバに留学したり…。日本映像翻訳アカデミー(JVTA)で映像翻訳のスキルを身につけた後は、スペイン語の映画やドラマ、ドキュメンタリーの翻訳を手がけるようになりました」。
 

現在は、JVTAで講師も務め、フリーランスとして活動している。「映像翻訳に携わる中で、コンテンツ解釈力、翻訳力、取材・調査力などは必須です(※)。その上で、私がスペイン語の映像翻訳を志す人に伝えたいのは、英語を学ぶことも大切だということです。私はスペイン語のドラマ(ラテンドラマ)シリーズの字幕を5~6名のチームで担当したことがありますが、翻訳者は皆、スペイン語だけでなく英語も使って翻訳作業をしていました。英語のサイトでの調べ物ができることで情報力も増えますし、英訳スクリプトが支給される場合、複数の言語からのアプローチを比較することで、よりセリフのコアに迫ることもできます。また、西日映像翻訳の場合、当然アウトプットは日本語ですから、その表現力も求められます。業界では作品のトーンを汲み取り、適切に字幕や吹き替え原稿を書ける人材が求められています。それは、どの言語でも同じこと。JVTAの講義ではこうした自らの体験を生かしながら実践的なスキルの磨き方を伝えています。私自身、英日の映像翻訳を学んだことで、仕事の仕方も幅も大きく広がりました」。
 

※JVTAが提唱する「映像翻訳に求められる6つの資質」とは?
1-ソース言語解釈力、2-翻訳力、3-取材・調査力、4-ターゲット言語応用表現力
5-コンテンツ解釈力、6-ビジネス対応力
本科のカリキュラムはこれらの資質をバランスよく学べるよう、構成されている。
 

6つの資質
 

コロナ禍になる前、2017年頃には通訳案内士としての活動もスタート。スペイン語圏の訪日客に、日本のさまざまな文化を伝えた。「その方法は、映像翻訳と同じなんです。いま目に見えているものを、視聴者目線で、いかにコンパクトに伝えるか。例えば日光など歴史の深い場所にご案内する機会がよくありますが、細かい数字や人物名などのデータはラテン系にはあまり響かない(笑)。難しい固有名詞を少なめにして、遺産に内在するストーリーを語ることで、相手の心を揺さぶることができます」。映像翻訳者と通訳案内士、両方のキャリアを進んだ杉田さん。「この二つに取り組んだからこそ、“翻訳”というものをより立体的に捉えられるようになったのかもしれません」と話す。
 

毎年11月頃に開催される「ラテンビート映画祭」の運営や映像翻訳ディレクションにも参画。彼女の目の前には、新たに輪郭を帯びたキャリアパスが広がっている。「コロナ禍になって、国境を越えた人の行き来は減りました。でも、デジタル化が加速して世界は互いにアクセスしやすくもなったのではないでしょうか? 海外ではいくつかの国で日本映画祭が開催されていますが、スペイン語圏の国でもそれができたら楽しそうです。映画だけでなく、文化や食べ物も楽しめるような――。映像翻訳者として新たな作品に取り組みながら、未来を感じるようなプロジェクトにも携わっていきたいですね」。
 

lbff2
 

【知っておこう!】
「スペイン語が母国語の国はたくさんあります。同じ言葉でも国によってニュアンスが変わったり、違う物を指したりすることも。映画やドラマの場合は舞台となる国の文化背景にも気を配り、普段からその国のことを学んでおけば、翻訳を手がけるチャンスが巡ってきます」(杉田さん)
 

ラテンビート映画祭(LBFF)https://www.lbff.jp/
スペイン・ラテンアメリカ諸国の新作映画を紹介する映画祭。昨年11月~12月開催の「第17回ラテンビート映画祭」ではオンラインでの上映も実施した。過去の作品は同映画祭公式ウェブサイト内「LBFFアーカイブ」(https://www.lbff.jp/index2.html)をチェック。
 

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