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映像翻訳のスターティングノート 新しい学びを始める前に知っておきたい“リアル”③

映像翻訳のスターティングノート 新しい学びを始める前に知っておきたい“リアル”③
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好きな映像作品に携わる「映像翻訳者」は“憧れの仕事”といわれる職業の一つ。
しかし、メディアでは語られない苦労があることも事実です。「出産や子育てと映像翻訳は両立できる?」「日英映像翻訳者に求められる力の本当のところって?」「なかなかトライアルに受からない」――さまざまなテーマについて“映像翻訳者のリアル”を体験した先輩たちに話を聞きました。
 

Note. 3
自宅で働く。自宅で育てる。育児と並行して翻訳の仕事と向き合うのなら

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語り手①:映像翻訳者・Kさん
2015年映像翻訳Web講座修了。デビュー4年目。3歳娘と1歳息子の育児と奮闘しながら案件をこなす。

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語り手②:映像翻訳者・Nさん
2014年英日映像翻訳科修了。デビュー6年目。5歳の娘を育てながら映像翻訳者として活躍中。
 

* * *
 

意思と具体的なビジョンがあれば、
映像翻訳と育児は両立できる

Nさん:フルタイムで働くお母さん、仕事を辞めて専業主婦になった方――。私の周りには色々な女性がいます。それぞれの苦労を聞いていると、育児をしながら働くのに、「映像翻訳者」という仕事はとても合っていると思いました。“在宅のフリーランス”という形態は、一番ライフワークバランスが良いのではないでしょうか。「映像翻訳者になりたい」という意思と具体的なビジョンがあれば、育児のどの段階でも両立はできると思います。
 

Kさん:ただし、フリーランスの映像翻訳者に産休や育休がないのも事実。有休休暇はありませんし、納期も待ってくれません。子育てしながら映像翻訳することをイメージしている人は、「自分の時間(作業時間)をどうやって確保するか」を考えておいた方がいいと思います。子どもが寝ている早朝や深夜を使う、家族に預けて時間を確保する――。訳はすきま時間に考えることになるかもしれません。授乳中や寝かしつけの中の時間です。
 

Nさん:子どもがいると急な体調の変化などのリスクが常に付きまとうので、納期がタイトな案件は受けられません。受注量を自分で調整できるのがフリーランスの最大のメリットですが、一方で、案件を選ばざるを得ないことで、スキルやノウハウの蓄積が遅れたり、映像翻訳ディレクターからの信頼を得るのに時間が掛かってしまったりというデメリットもありました。子どもが5歳になったいま、徐々に仕事量を増やせるようになってきました。
 

“文字つわり”のような状態にも…
学び始める前に受講プランを立てよう

Nさん:JVTAの「英日映像翻訳科」は全部で1年半のコースです。総合コースⅠ、総合コースⅡ、実践コースと学んで映像翻訳案件を受注するための修了トライアルに臨みます。私はJVTAで学んでいる頃に妊娠しました。その後、臨月に何とか修了トライアルに合格。出産して半年後には映像翻訳の仕事を開始したのですが、保育園になかなか入れず、結局、子どもが1歳半になるまでほとんど稼働できませんでした。
 

Kさん:“つわり”がひどいと課題も満足にこなせません。私の場合“文字つわり”のような状態になりました。文字を見ると酔ってしまうのです。PC画面も見えないし、読書すらできませんでした。JVTAの授業は反転講義で、毎回、前課題を提出する必要があります。出産したら、育児と睡眠不足でとても満足に取り組めません。そのことを意識して受講プランを立てることをお勧めしたいです。
 

オンライン受講でもクラスメートは出来る。
学校で学ぶことを生かして仲間と情報交換するのも◎

Nさん:もう一つ“リアル”な話を。育児のためにセーブしながら働いていると、収入の面ではだいぶ期待と違うかもしれません。「育児しながらでも自分のスキルを活かしたい」「社会とつながっていたい」という動機があれば適職ですが、ある程度の収入が必要な方は、事前にシミュレーションしておいた方がいいと思います。
 

Kさん:育児中の翻訳者さんはたくさんいらっしゃいますが、他の皆さんがどうやってお仕事をされているのか、私ももっと知りたいです。在宅のフリーランス映像翻訳者は育児との親和性が高いからこそ、より良い方法を皆で発信し合えたらいいですね! JVTAはオンライン受講でも同じ時間に“ライブ”で講義を受けるため、自宅にいながらクラスメートが出来ます。横のつながりも大切にしながら、情報交換するのも良いかもしれません。
 

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