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「日本語はセンスではない」日本語表現力強化コース講師が教える日本語のブラッシュアップ方法

「英語を日本語に訳す翻訳者」と聞くと、多くの人は「高い英語力が必要」と考えるだろう。もちろん一定の英語力は必要だ。しかし、実際の翻訳では、英語力以上に「日本語力」が求められる。JVTAはプロの映像翻訳者を育成するなかで、この日本語力のスキルアップに力を入れている。「映像翻訳者=言葉のプロ」として、日本語表現力の大切さを一貫して説いてきた。

今回JVTAが開催した特別セミナー「コトバを仕事にする前に知っておきたい 日本語ライティング 5つの心得」は、「日本語のライティングを勉強してみたい」「これから翻訳者を目指したい」という日本語ライティングの初級者に向けたセミナーである。JVTAでは、英日映像翻訳者に求められるスキルの1つに「日本語表現力」を掲げ、カリキュラムに組み込んでいる。本セミナーは、実際に「日本語表現力強化コース」を教える丸山雄一郎講師が登壇し、様々な例文を用いながら読み手に伝わる日本語表現について解説した。

◆知っトクポイント◆字幕にも通じる日本語表現のポイント「できるだけシンプルに表現する」

登壇者 丸山雄一郎:「情報を補足してシンプル」にとしています。例文ではこんな文章です。

発電に利用可能な土地はほぼすべて国立・国定公園内にあるため、これを保護する自然公園法が障害となってきたのだ。

という文章です。これも分かりづらくはないかなという文章です。ですがこれを普通に読んだとき、文法がおかしいわけでもないのでスルっといきそうなのですが、「この中身が知りたい」、もしくは仕事で必要となったときに、「障害となってきた」の「障害とはどんな障害なのか?」と考えませんか?障害ってつまりどういうこと?どんな障害なの?何がダメなの?何ができないの?と「はてなマーク」が出てきます。それを埋めてあげたいのです。2文に分けてもいいのですが、1文の中で解決するとしたらと考えて、次の文章を見てみます。

発電に利用可能な土地のほぼすべてが国立・国定公園内にあるため、自然公園法が障害となり、開発が進められないのだ。

最初で「?」のままになっている文章を補足して、その答え(下線部)を1文の中に入れてあげると、読み手にとって非常に分かりやすくなります。

映像翻訳の場合で言えば、原文があるのではてなマークのままということもあると思います。でもその場合はなるべく次の字幕や、次の次の字幕くらいにその答えを言ってあげてほしいです。もしかすると原文と多少順番が違ってきてしまう可能性もあります。ただ、文章を読んでいてはてなマークの答えが分からないまま先に進んでいくのは、非常につらい。そのためなるべく、答えがないものには補足をしてあげたいです。そうするだけで、読み手の理解が変わります。



丸山講師は、頭に「?」が浮かばないような日本語表現の工夫を意識する大切さを伝えた。特に字幕は、前に戻って読み返したり、自分のペースで読み進めたりすることができない。読み手が一読で意味を捉えられるように、時には原文の裏に隠されている情報を足すことも必要になるのだ。

セミナーでは上記のように例文を使ってより良い日本語表現を解説することに加え、日本語の文法に対する考え方、また誰でも簡単にできる「誤字脱字チェックの方法」などが紹介された。終了後のアンケートでは「日本語のリライトが参考になった」「自分の日本語がなぜ不自然になるのか理由が分かった」「翻訳の仕事を始めてから日本語力の重要性に気づいたため、大変勉強になった」などの感想が届き、日本語表現に対する参加者のモチベーションが上がったことが伺えた。

丸山講師はセミナー内で「日本語はセンスではない」と言い切った。日本語表現力は、努力次第で誰でも高められるものなのだ。これから映像翻訳を学ぶ、もしくは学習中の皆さんには、ぜひこの言葉を信じて日本語力を磨いていってほしい。


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映像作品の「音」が持つ役割を探る バリアフリー字幕における音の表現方法

「映像作品の音」と聞くと、どんな音を思い浮かべるだろうか? 作中に流れる音楽、効果音、役者が発するセリフ…映像にはさまざまな音が存在している。では、その音を「聞こえない、聞こえづらい人」へ、効果的に伝えるためにはどうしたらいいのか?

「バリアフリー字幕」とは、音が聞こえない状況でも映像作品を楽しめるようにするための字幕である。映像翻訳の字幕制作では、外国語のセリフを翻訳した日本語を簡潔で分かりやすい字幕にする。対して、バリアフリー字幕は日本語のセリフをそのまま字幕にするだけでなく、映像作品の「音」も情報として伝える。JVTAが開催した特別セミナー「はじめて学ぶ『バリアフリー字幕の世界』<音編>~講師と考える音の表現方法~」では、バリアフリー講座の講師が登壇。「映像の音」に注目し、バリアフリー字幕制作における音の捉え方、表現の仕方を紹介した。

◆知っトクポイント◆ 映像にはどんな音が存在するのか

セミナーではJVTAの「バリアフリー講座」で授業を担当している渡辺三奈講師が、クラシック映画の名作を題材に「音の役割」について解説した。

バリアフリー字幕の制作では字幕にする音を「音情報」、役割のある音を選択することを「音を拾う」と表現する。渡辺講師は、「今回紹介するのは、音がある役割を持っているシーンです」と切り出した。

セミナーで紹介されたそのシーンの中には、音を消して映像だけ見ると不自然に感じる部分がある。自分の部屋にいる登場人物の男性が、何かに気づいてハッと顔を上げる動きをするのだ。実は、そのシーンでは部屋の外で鳴るサイレンの音が入っている。

このシーンについて、渡辺講師は次のように説明した。

「バリアフリー字幕では、音が聞こえなくても男性が顔を上げた理由が分かるよう、文字でその音情報を入れます。そのため、ここには「(サイレンの音)」という音情報を文字で入れることが必要です。ただ、実はサイレンの音は男性が顔を上げる前から鳴っています。段々と音が大きくなって、男性はようやくその音に気づくのです。この音情報の字幕は音が鳴り始めたところではなく、男性が音に気づく瞬間に入れます。」

音が鳴り始めた時点で「(サイレンの音)」という情報を入れてしまうと、視聴者が字幕に注目してしまってシーンの細かいところに目が行かなくなる、と渡辺講師は言う。どうしても人間は字幕を見てしまうので、音情報を表示するタイミングを間違えると、そのシーンで視聴者に注目してもらいたいところから注意を逸らしてしまいかねない。そのため今回の例で言えば、男性が音に気づいたタイミングで字幕を入れるのが一番効果的になる。

セミナーではこうしたなんらかの「役割のある音」の他、「拾う(字幕にする)べき音と拾わなくてもいい音」「同じ音だが役割が異なる音」が、具体的なシーンと共に紹介された。渡辺講師は「音が流れているからといってすべてを字幕として入れればいいわけではなく、その音の役割を見極め、映像を理解するためにふさわしい場所で拾うことがバリアフリー字幕では大切」と語った。

セミナーの後半では日本映画のワンシーンを使い、実際にセミナー参加者が音を拾う体験をした。「海の近くで3人の学生が映画の撮影をしている」というシーンにおいて、どんな音が存在しているか? 渡辺講師が呼びかけると、チャット欄には参加者からさまざまな音情報が届いた。波の音、カモメの声、カバンを閉じるジッパーの音、手を叩く音…普段ならなんとなく聞き流してしまうような、かすかな音にまで注目する。渡辺講師はそれらの音について、シーンの中で持つ役割やどの音を字幕として拾うべきかを丁寧に解説した。

バリアフリー字幕に初めて触れた参加者も多かったのか、「通常の字幕とは違った視点で作品の解釈が必要な字幕作業であることを知ることができた」「視覚で(そのシーンの)場所が海だと分かっているから波や風の音は字幕に入れない、ということには、『なるほど!』と思った」など、映像翻訳とは異なる視点での字幕制作作業に大いに興味を持ったようだ。参加者にとって、映像作品の新たな見方を学ぶことにもつながるセミナーとなった。

バリアフリー字幕は、テレビ放送や動画配信でも気軽に観ることができる。ぜひ、日本の作品でも字幕をオンにして見てほしい。制作側の意図をより深く感じられるはずだ。

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映像作品ファンの意識を調査!SNS企画「みんなはどっち派? #JVTAなんでもアンケート」を実施!

「映画やドラマを見ることが好き」と一言で言っても、その楽しみ方は人それぞれだ。「事前にレビューを見るか見ないか」、「配信ドラマを一気に見るか少しずつ見るか」など、人によって好みが分かれる。また「字幕か吹き替えか?」も人によって異なるだろう。

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)では2023年2月~3月にかけ、公式Twitter(JVTA_TOKYO)にて、フォロー&リツイートキャンペーン「みんなはどっち派? #JVTAなんでもアンケート」を開催した。

全4問の2択の投票で総数は279票。投票理由を投稿してくれた人も多く、それぞれの映像作品の楽しみ方が垣間見えた。

Q1:自分が翻訳に関わるなら「字幕」派?「吹き替え」派

字幕派が81%と吹き替えを大きく上回った。投稿された理由には、「限られた文字数の中でセリフを最大限表現することが楽しい」「原語で聞く人が感じるおもしろさを、限られた字数の中で伝えられるよう考えたい」など、映像翻訳学習者らしい回答が並んだ。

吹き替え派を選んだ人からは、「プロの声優さんが、作ったセリフに命を吹き込んでくれると思うとワクワクする」という理由が届いた。JVTAでは、この投票直後に「みんなで吹き替え!プロの声優×翻訳講師と一緒に大勉強会!」という吹き替え翻訳に特化した特別セミナーを開催した。生配信で披露されたプロの声優の技に参加者は大興奮。このセミナーの後に投票を行ったら、結果が大きく異なったかもしれない。

JVTAへの入学を検討する層としては、「まずは字幕翻訳をやってみたい」という人が多い。しかし吹き替え翻訳の需要も年々高まっている。ながら見(家事や他の事をしながら視聴できる)ができる、文字を読むよりも疲れない、一般社会の活字離れなどの理由から、大手エンタメ配信業者を筆頭に、吹き替え版が増えているのだ。字幕と吹き替えの両方に対応できると、映像翻訳者としての仕事の幅が広がってくだろう。

★「みんなで吹き替え!プロの声優×翻訳講師と一緒に大勉強会!」セミナーレポートはコチラ


Q2: 映画のレビューは事前に「見る」派?それとも「見ない」派

こちらは票が割れる結果となった。

「歴史背景を知らないと楽しめない映画は、理解を深めるため先にあらすじや解説サイト見る」「見るかどうか悩んでいる時は『見た方が良い』的なコメントに背中を押される」という意見が投稿され、「レビュー=ネタばれ」ではない使い方で楽しんでいる方もいることが分かった。

JVTAのYouTubeチャンネルでは、プロの翻訳者が「いい作品の見つけ方」を紹介している。「次は何を見よう?」と悩んでいる方がいたら、ぜひ参考にしてほしい。

【コンテンツ特集】翻訳者なら必見!いい作品の見つけ方とは?

★JVTA修了生の鈴木純一さんによる連載コラム「戦え!シネマッハ!!!!」もおススメ。新作の「予告編」や「悪役」といった切り口で映画作品を紹介している。普段とは違う視点で作品に出会えるかも!

アーカイブはコチラ▶「戦え!シネマッハ!!!!」

★ウルトラマン、仮面ライダー、ゴジラなど特撮作品を見るなら、JVTA修了生、田近裕志さんのコラム「明けの明星が輝く空に」が必見。過去作のオマージュや制作側の想いに関する話が満載!
アーカイブはコチラ▶「明けの明星が輝く空に」


Q3:  配信ドラマを見るなら 「全話一斉配信」派?それとも「毎週配信」派?

結果としては8割が「全話一斉配信派」だった。「一気に集中して見たい」という方もいれば、「先が気になってたまらないので、時間と体力が許す限り見る」という強者も。とはいえ「正確には3~4話ずつを一気に見るのが好き」など、必ずしも「一気に見る」というわけではなく、各々が自分のペースで楽しんでいる様子がうかがえた。

ちなみにシリーズものの翻訳の際には、登場人物の固有名詞や口調、呼称にシリーズを通した統一が必須になる。各話で口調が変わったり、自分のことを「俺」と言っていた主人公が途中から「僕」になったりすると、視聴者に違和感を与えてしまうからだ。そこで映像翻訳者は口調や呼称の統一表を作成し、ブレがないように翻訳作業をしている。ドラマを見る際、「自分ならどういった口調にするか?」などを考えながら視聴するのもおもしろいかもしれない。

★ドラマが好きなら、JVTA修了生の土橋秀一郎さんによるコラム「“Viewer Discretion Advised!”これがイチ押し、アメリカン・ドラマ」をぜひチェックしてもらいたい。注目の最新作や人気シリーズを独自の視点で解説し、先日100回目を迎えた人気コラムだ。
アーカイブはコチラ▶「“Viewer Discretion Advised!”これがイチ押し、アメリカン・ドラマ」


Q4: エンドロールは「見る」派?それとも「見ない」派?

こちらは90%以上が「見る派」と、全4問の中で最も大きく差がつく結果となった。「エンドロールを見ながら余韻に浸る」「エンドロールまで含めて作品」という意見から、「(洋画の)エンドロールで日本人の名前が見つかるとうれしい」という意見も。また、「昨今の映画はエンドロールで終わるとは限らない」という、近年の作品事情を踏まえた意見も興味深かった。

洋画の場合、エンドロールがすべて終わった後に「字幕 ●●」のように映像翻訳者の名前が出ることが多い(昨今は上映前に出るケースも見られる)。そのため、映像翻訳者、もしくは映像翻訳を学んでいる人は、ついエンドロールまで見てしまう傾向にあるようだ。

そんな「映像翻訳者あるある」については、ぜひJVTAのYouTubeチャンネルにアップされている動画「映像翻訳者が主人公のドラマ『それでも僕らは走り続ける』の翻訳者像に物申す?!」を見てほしい。映像翻訳者が主人公となっている珍しい韓国ドラマを見ながら、プロの映像翻訳者たちが「こういうことある!」と語り合っている。

★動画「映像翻訳者が主人公のドラマ『それでも僕らは走り続ける』の翻訳者像に物申す?!」

一人で楽しむこともできる映画や海外ドラマの鑑賞では、他のファンがどのように作品を楽しんでいるかを知る機会がなかなかないだろう。今回の企画を通して、参加者の皆さんが新しい映像作品の楽しみ方を見つけてくれていたらとても喜ばしいことだ。今後もJVTAのSNSでは、情報発信だけでなく皆さんが楽しめる企画を考えて実施していく。今回の企画に参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

★映像翻訳に興味を持った方は、ぜひJVTAのオープンスクールや個別相談にご参加ください。「見て楽しむ」側から、「作品に関わって楽しむ」側へ、一歩踏み出してみるのはいかがでしょうか? 多くの映画好き、ドラマ好きの仲間と出会えるチャンスです!

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【吹き替え翻訳】映像翻訳者から声優へと台本の“バトン”が渡される裏側に迫った!

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、声優の榎本 雄二さん(写真右)と上原 かずみさん(写真左)をお招きした特別セミナー「みんなで吹き替え~プロの声優×翻訳講師と一緒に大勉強会!」を開催した。これは2022年夏のイベントの第2弾。好評につき、またお2人にご登壇いただき、今回も約170名が参加した。 

吹き替え翻訳とは、海外の映画やドラマに入っている外国語の音をすべて日本語に置き換え、スタジオで声優がアフレコをするための台本を作る作業。つまり、映像翻訳者が作成したセリフを声優が読むことで作品が完成する。訳文の長さをオリジナルの映像のセリフに合わせる尺合わせのほか、俳優の口の動きに合わせるリップシンクというスキルも求められる。 

声優のお2人が台本を受け取ってから収録に臨むまでの間には視聴者の目線で全体を見てから、演じる人物や登場シーンについて深く考えていくという。時代が古い作品なら当時の時代考証やイントネーションの確認、医療系など専門的な分野なら専門用語を調べて、今このシーンで何が行われていてどういう状況なのかを把握する。映像翻訳者もセリフを訳すだけではなく、その背景や歴史、用語などを調べるのが必須なだけにその点ではお互いに通じる点が多かった。 

セミナー開催に先立ち、約170名の参加者に任意の事前課題を送付した。そのうち、自主的に約70名が短編映画の2つのシーンの吹き替え原稿を作成し提出。JVTAの石井清猛講師が全員分を見て、気になったセリフをピックアップし、当日は、皆さんの原稿を組み合わせてブラッシュアップしながら、訳例を作り上げた。映像に映る人物の口元と声優が話すセリフがずれていると視聴者に違和感を与えてしまう。登場人物が話す呼吸を見極めるのも吹き替えならではのポイントだ。句読点などを意識して原音が2呼吸なら訳語も2呼吸で合わせていく。さらにキャラクターを想定した言葉遣い、語尾や言い回しなどについて榎本さん、上原さんのアドバイスも伺いながら、最適な言葉選びについて吟味していった。 

◆知っトクポイント◆吹き替えに適した、声優が読みやすい原稿とは
進行役 岩崎:吹き替えに敵した日本語について教えてください。 

登壇者 榎本雄二さん:

キャラクターが統一した一貫性があるといいですね。
途中でセリフの言い回し、このキャラクターのこの風貌のこの体形のこの雰囲気の人が本当にこういう言葉遣いでこういう喋り方をするだろうか?というセリフを台本の中で見つけた時に、自分の心の中でしっくりこない時もあって…。そういった場合は、もちろん翻訳していただいた台本は大事にするのは大前提なんですけど、演者としての気持ちは「あなた」より「あんた」のほうが演じやすいということですね。吹き替えに関して言いやすいセリフというとそういう感じですかね。最初から最後までキャラクターらしさを感じながら翻訳していただけると嬉しいですね。

登壇者 上原 かずみさん:

やはり、聞く日本語と字幕で見る日本語は違うので、同じ意味でも、聞いた時に「なんだ? この言葉?」と考える余地を与えない言葉選びがすごく大切だと思うんですよね。例えば、今回の題材のテキストの後半パートthe mocking spurnsというワードで、「嘲笑」とそのまま吹き替えにすると一瞬、「ん?」となると思うんですよ。吹き替えなら「あざ笑う」など聞いた時にすっと入る言葉のほうが良いと思います。喋っているときにも「何だ、この言葉?」というセリフがあったりするので、そういうところに気をつけると、よりよい言葉選びができると思います。

声優の息の演技が圧巻

そして、いよいよ、参加者の皆さんと石井講師が作り上げた台本が完成し、声優お2人による生のアフレコが実現! 台本上で文字として見ていたセリフに息吹が吹き込まれ、登場人物と一体化する。中でも圧巻だったのは、アクションシーンの息の演技だ。同じシーンを息の演技なしとありの2つのパターンで演じていただいた。「うっ」「あっ」など言葉にならない声が入ると一気に映像がより立体的になる。人物の動きや相手との距離感なども意識した臨場感のある演技に圧倒される。最後のQ&Aでも多くの質問が寄せられた。参加者には映像翻訳を学習中の方やすでにプロとして活躍する方も多く、「正直、吹き替え翻訳は難しくて苦手意識をもっていたのですが、今回のセミナーに参加して、吹き替え翻訳に対する挑戦意欲が俄然湧いてきた」「今日のこのセミナーを見て、吹き替えの楽しさを実感した。声優の方の話しているところを想像すると、翻訳を頑張ろうと思えるようになった」などの感想が届いた。

登壇者 お2人からのメッセージ

◆榎本雄二さん
今回はたくさんの方にみていただいて本当にありがとうございました。
改めて皆さんの努力やセンス、いろんなことでお時間をかけていただいて日本語訳の台本にしていただいていることが分かり、我々はそのバトンを受け取ってよい作品にできるようにしたいと感じました。また、台本を受け取る前の皆さんのお仕事を知ることで、私自身いろいろな視野や見方ができました。素敵な大勉強会に皆さんとご一緒できて嬉しかったなと思っております。本当にありがとうございました。

◆上原かずみさん
自分も今回、(なんちゃってなんですけど)グーグル翻訳を駆使して翻訳をやってみたんですが、やっぱり直訳するだけではない言葉がすごくたくさんあって…。それこそ、役者でいうところのセンスだと思うんですよ。言葉選びのセンス、翻訳するセンスだと思います。今回70名の方は(事前課題として)それをやってくださったということで、皆さんすごく英語も勉強しているし、センスも磨いていてすごいな!と思いました。これからもよろしくお願いします。
 


第2弾の今回も大盛況となった吹き替えセミナー。翻訳者と声優がそれぞれの仕事を理解し、リスペクトし合える貴重な機会に早くも続編を望む声が多く寄せられている。今回見逃してしまった方はぜひ次回、ご参加ください。

【関連記事】
【サマスク2022】 映像翻訳者×声優がつくる「吹き替え」の世界
https://www.jvta.net/tyo/voiceover-seminar-r/

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【Twitter特別企画!】参加者大募集!フォロー&リツイートキャンペーン開催!

公式Twitter(JVTA_TOKYO)にて、フォロー&リツイートキャンペーン「みんなはどっち派? #JVTAなんでもアンケート」を開催します!開催期間は2023年2月6日(月)から2023年3月29日(水)までです。

本キャンペーンはJVTAの公式Twitter(JVTA_TOKYO)をフォローしアンケートに参加、さらに該当ツイートをリツイートもしくは引用リツイートしていただく企画です。ツイートは2週間毎に、映像翻訳に関するアンケートから映画やドラマに関するアンケートなど幅広く投稿されます。フォロー&リツイートをしてくれた方の中から抽選で計5名様に、JVTAに関連した書籍をプレゼントします!

プレゼント①:『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』(静山社)

ルイス・キャロル 作/
ミナリマ デザイン&イラスト
小松原 宏子 訳/静山社刊

キャンペーン期間中に投稿される4回のアンケートツイートのすべてをリツイートしてくれた方の中から抽選で1名様に、『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』(静山社)をプレゼント!本作はJVTA修了生であり、翻訳者そして児童文学作家として活躍する小松原宏子氏が翻訳を担当し、「ハリー・ポッター」映画シリーズのグラフィックデザインでおなじみのデザインスタジオ・ミナリマがビジュアルを手がけた注目作です。

プレゼント②:『はじめての映像翻訳』(アルク)

キャンペーン期間中に投稿される4回のアンケートツイートを1回でもリツイートしてくれた方の中から抽選で4名様に、JVTAが執筆した映像翻訳の入門書『はじめての映像翻訳』(アルク)をプレゼント!JVTAで講師を務めるプロの映像翻訳者が、映像翻訳の基礎知識やその魅力について解説した入門書です。大ヒット洋画や日本のテレビドラマ、アニメ作品等、国内外の人気作品を題材にした演習も豊富で、映像翻訳の世界を体験する第一歩に最適です。

JVTAの受講生や修了生はもちろん、JVTAの授業に興味がある方、映像翻訳のことを最近知った方、映像翻訳に少し触れてみたい方…など、どなたでも参加可能です。たくさんのご参加、お待ちしております!

「みんなはどっち派? #JVTAなんでもアンケート」開催概要

■開催期間:2023年2月6日(月)~3月29日(水)

■参加方法

1.公式Twitterアカウント(@JVTA_TOKYO)をフォロー

2.期間中に投稿されるアンケートツイートをリツイートもしくは引用リツイート

■賞品

①書籍『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』(静山社)

期間中に投稿される計4回のアンケートツイートのすべてをリツイートしてくれた方の中から抽選で1名様

②書籍『はじめての映像翻訳』(アルク)をプレゼント

期間中に投稿される計4回のアンケートツイートを、どれか1回でもリツイートしてくれた人の中から抽選で4名様

※①②ともに発送は日本国内に限ります。

■当選通知

当選された方には、JVTA公式Twitterアカウントからダイレクトメッセージにてご連絡します。

■応募規約

こちらからご確認ください。

※ご参加にあたり、必ず上記の企画概要と応募規約をご確認ください。
ご応募いただいた方は、企画概要と応募規約に掲示されている各事項を理解いただき、「同意」いただいたものとみなします。

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【2022年サマースクールレポート】語学、翻訳、SDGs、エンタメ…JVTAならではの多彩なラインナップでセミナーを開催!

JVTAでは受講生や修了生、映像翻訳に興味がある人、エンタメ業界に興味がある人に向け、様々なイベントを開催している。2020年夏から開催している「サマースクール」は、人気イベントのひとつだ。

2022年のサマースクールは「~1つの授業に必ずヒントがあるーー。この夏だけの厳選リモート15講座~ 」と題し、プロの声優をゲストに招いた吹き替えセミナー、需要が高まる映像のバリアフリー化について深掘りするセミナー、さらには社会的にも大きな関心事となった難民問題への理解を深めるセミナーなどを開催。映像翻訳スキルを磨くものから社会問題を考えるものまで、JVTAならではの多種多様なラインナップに約1000名の参加者が集まった。

ここではサマースクールで開催したセミナーの取材記事を紹介する。(※各画像をクリックで記事にリンクします)

◆2022年7月29日(金)開催
3択クイズで学ぶ日英翻訳! ~プロが伝授する日常的な日本語表現の訳し方~

【サマスク2022】曖昧な日本語のセリフを、英語字幕で表現するには?

◆2022年8月5日(金)開催
【国連UNHCR協会・中村恵氏と考える】難民問題の現状と支援のためにできること

国連UNHCR協会 中村恵さんに聞く】 緒方貞子さんのバトンを引き継ぐ 今私たちにできる難民支援とは?

◆2022年8月10日(水)開催
フリーランスの新・常識 2022 夏 ~‘今まで通り’が生む大失敗!? 乗り越えるための10の知識

【サマスク2022レポート】フリーランス・ブーム到来 「選ばれる職業人」であるために

◆2022年8月17日(水)開催
夢の競演!生アフレコも?!声優と翻訳者で「吹き替え」の世界を徹底解剖

【サマスク2022】 映像翻訳者×声優がつくる「吹き替え」の世界

◆2022年8月21日(日)開催
~ドキュメンタリー監督と字幕翻訳者が語る~「もしも世界に字幕がなかったら?」

【サマスク2022レポート】AIも遠く及ばない “言葉のプロ”の技と業(わざ)

◆2022年8月26日(金)開催
“映像のバリアフリー化”の今とこれから
ドキュメンタリー映画『こころの通訳者たち』の制作者と語る

【サマスク2022】 あらゆる人に楽しみを提供する、“映像のバリアフリー化”

◆2022年8月30日(火)開催
映画は翻訳で回ってる!? 制作過程から知る「映像翻訳者のおしごと」

映画は翻訳で回ってる!? 映画制作のあらゆる現場で修了生が活躍中!

◆2022年8月24日(水)開催 
プロの腕の見せ所!ハコギリ王決定戦! ~2022・夏~

※アーカイブ映像をご覧いただけます。

◆2022年サマースクールの詳細ラインナップはコチラ

今後もJVTAでは様々なセミナー、イベントを開催予定。最新情報は当WEBサイトやメルマガ、各種SNSでチェックを。

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世界的ベストセラー文学の翻訳と映像翻訳スキルのつながりは?

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、開校25周年記念 特別講演として、「翻訳家・児童文学作家、JVTA修了生の小松原宏子さんに聞く=世界的名作を翻訳する。『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』新訳版に込めた、7つの仕掛け~映像翻訳の学びから得た、ことばを紡ぎ、物語を編む力~」を開催した。

登壇者の小松原宏子さんはJVTAの英日映像翻訳コースの修了生。翻訳だけでなく大学や高校で翻訳を教え、さらに児童文学作家としても活躍している。そんな小松原さんがこの度翻訳したのが、世界的名作である『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』だ。聖書やシェイクスピア作品に次いで最も読まれていると言われる、言わずと知れた世界的ベストセラー作品である。

小松原さん曰く、「JVTAで映像翻訳を学び、培ったスキルが役立った」とのこと。講演会では、実際に映像翻訳のスキルがどのように今回の翻訳に役立ったのか、世界的名作を訳すことになるまでの道のり、そしてアリスならではの言葉遊びや世界観を現代の読者に伝えるための工夫などを伺った。

◆知っトクポイント◆アリスの翻訳時に役立った「映像翻訳のスキル」とは?

翻訳に重要な『日本語の特徴を意識する』

『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』
ルイス・キャロル 作/ミナリマ デザイン&イラスト/小松原 宏子 訳/静山社刊

◆『日本語の特徴を意識する』パートの様子を動画で見たい方は▶コチラ

進行役 藤田奈緒(以下、「藤田」):こちら(※画像)は日本語と英語の違いが顕著な例ですね。簡単に説明してもらっていいでしょうか?

登壇者 小松原宏子(以下、「小松原」):英語の文章だと「…said」がとても多いんです。それをそのまま訳すと、語尾が「~と言った」ばかりになってしまいます。

藤田:単調になってしまうんですね。

小松原:そうです。それでつまらなくなってしまう。だから文脈に合わせて、「~とつぶやいた」「促した」「とげとげしく言った」などのように言葉を足していきました。

藤田:そういった手法は映像翻訳の世界でもよくありますよね。そのまま訳すのでは日本語ならではのリズムや繋ぎ方にならない。語尾の話に限らず、例えば原文のセリフには接続詞がないけれど、日本語にする時には「そして」を追加したり、“but”と言っているけどこの流れでは「しかし」だとおかしくなるから変えて…、等々、いっぱいありますよね。

小松原:いーっぱいありますね。

藤田:最終的には日本語になって世に出ます。原文に沿うことは前提だけれども、日本語の読み物や映像として視聴者や読者に届けるために、日本語表現として自然なものをということですね。

長い歴史の中で、数多くの日本語訳が存在する『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』。だからこそ「他とは違うオリジナリティ」と「いま翻訳する意味」を追求して作業にあたったことが、小松原さんの講演内容から伺えた。その試行錯誤と工夫の連続に、参加者からは「『今の子供が読んで面白い』訳がどのようにされたのか、具体的な説明でとても参考になった」「『不思議の国のアリス』に興味があり参加した。(英語力に自信がなく)翻訳は無理かなと思っていたが、小松原さんの話を聞いて『挑戦してみたい』と思った」などの感想が届いた。

また「40歳を過ぎて映像翻訳の学習をはじめ、60歳を過ぎてこのアリスの新訳という大役を担うことになった。次は80歳までに英語をネイティブレベルに話せるようになりたいと思っている」と、次々に新しい夢に向かう小松原さんの姿に「自分よりも歳上の方が夢を叶える姿に大変感銘を受けた」という声も多かった。「何事も始めるのに遅すぎることはない」という小松原さんのイキイキと夢に向かう姿に、視聴者全員が刺激を受けた。

最後に、動画で小松原さんからメッセージをいただいた。

◆小松原宏子さんからのメッセージは▶コチラ

翻訳の奥深さから夢を追って楽しく生きる大切さまで幅広く語られた本講演会。映像翻訳学習者のみならず、夢に向かって進んでいるあらゆる人が勇気づけられる講演だった。

『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』(静山社)の情報はコチラ

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◆【修了生・小松原宏子さんインタビュー】「児童書の創作にも映像翻訳の学びが役立っています」

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【※4月期に向けた開催は終了しました】映像翻訳のことが分かる「リモート・オープンスクール」

【2023年4月期受講生募集】
快適なリモート環境が整ったJVTAで
映像翻訳のプロを目指す!


英日・日英コース 4月10日の週から開講

◆英日総合コースⅠ

開講日:水曜クラス4/12、木曜クラス4/13、土曜クラス4/15、日曜集中クラス4/16

◆日英総合コース

開講日:火曜クラス4/11、土曜クラス4/15

※第2講(4/17の週)、第3講(4/27の週)からの入学も可

入学をご検討中の方は、リモート個別相談にお申し込みください。

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、字幕・吹き替えの翻訳者として活躍するために必要なスキルを学ぶ職業訓練校です。英語から日本語へ翻訳する英日映像翻訳と日本語から英語へ翻訳する日英映像翻訳があり、目的に合わせたコースを選んでいただくことができます。コース修了後、当校独自のトライアル(プロ化試験)に合格すれば、併設する翻訳受発注部門よりお仕事を紹介させていただくので、学んだスキルを実践で生かしていただくことができます。プロとして活躍できるスキルを身につけるチャンスです。
 
映像翻訳にご興味をお待ちの方は、JVTAが主催する無料イベント「リモート・オープンスクール」にご参加ください。当日は業界ガイド、字幕体験レッスン、スクール説明を実施。映像翻訳の世界を深く知っていただくことができます。

2023年4月期に向けた開催は終了しましたが、入学は4月21日まで受け付けています。入学をご検討される方はリモート個別相談をお申し込みください。


 個別相談ではスクール説明はもちろん、様々なご質問にお答えします。リモートで行いますのでご自宅から気軽にご参加いただけます。


【こんな方はぜひご参加ください】
・映像翻訳に興味がある
・語学力を生かせる仕事に就きたい
・好きな映画や海外ドラマに関わる仕事に就きたい
・プロの映像翻訳者を目指したい
・フリーランスとして活躍したい
・手に職をつけたい
・映像翻訳の需要に関して知りたい
・字幕翻訳にチャレンジしてみたい


英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ(コースの詳細▶こちら
日英映像翻訳 総合コース(コースの詳細▶こちら
その他、コースや入学に関するよくあるご質問は▶こちら
会社概要▶こちら

【動画で解説!】字幕と吹き替えはどう違う? 2分半で知る「映像翻訳の世界」

映像翻訳のすべてが分かる!

オープンスクール 詳細

【日程】
※4月期に向けた開催は終了しました。次回開催は2023年7月頃を予定しています。
※第1講は4月10日の週からですが、第2講・第3講からの入学も可能です。個別相談を受け付けています。


▼当日のタイムスケジュール

9:00~10:10   業界ガイド「映像翻訳の“いま”と“これから”を知る」
当校代表である新楽直樹が映像翻訳の基本的知識やプロとして求められるスキル、今後の業界の行方などについて解説するセミナーです。「翻訳ってどんな仕事?」「どんな人が向いている?」「活躍の機会はあるの?」といった、さまざまな疑問が解消されます。
10:20~11:10プロが指南!日本語字幕体験レッスン(英語→日本語)
本科でも教えている講師が映画のワンシーンの字幕翻訳を通して、基本ルールから字幕作りのテクニックまでをわかりやすく、丁寧に解説します。英語力や映像翻訳の経験は一切問いません。
11:20~12:10はじめてでも安心!英語字幕体験レッスン(日本語→英語)
本科でも教えている講師が映画のワンシーンの字幕翻訳を通して、基本ルールから字幕作りのテクニックまでをわかりやすく、丁寧に解説します。本科の雰囲気を味わっていただくため、レッスンは英語で行われますが、日本語で質問していただくこともできます。
12:20~13:05スクール説明会
コースの概要やカリキュラムの特徴、英日・日英映像翻訳科の入学に関する詳細、入学までのステップ、就業サポート体制、JVTAならではの活動についてご案内します。その他、専任のクラス担当のサポート体制、修了後のトライアル制度、プロデビューした修了生の活躍などについてもご紹介します。
※入学にはスクール説明への参加が必須です。
13:05~質疑応答
JVTA代表や講師に直接質問していただけます。(自由参加)

 ※日英体験レッスン以外は日本語で行います。
 ※体験レッスン参加に英語力/日本語力の基準はありません。
 現時点で語学力に自信がない方でもお気軽にご参加ください。
※映像翻訳のプロとして仕事をする際の目安となる英語力については▶こちら


★参加者特典として、昨年のサマースクールで大好評だった特別セミナー「映画は翻訳で回ってる?!映像翻訳者のお仕事」の期間限定視聴URLをプレゼント!

【参加費】
無料
 

【参加条件】
英語力・翻訳経験不問
※パソコンやタブレットなどで安定して動画配信サービスなどを視聴できる環境が整っていれば、どなたでも無料でご参加いただけます。
 

【参加形式】
リモートのみ
※音声を聞き取りやすくするために、イヤホン・ヘッドホンの使用をお勧めします。また質疑応答のタイミングもありますので、マイクをお持ちでしたらご用意ください。
 

【参加方法※必ずお読みください
当日はJVTA独自のシステム「JVTA Online」を使用し、参加していただきます。下記フォームにて、「登録済み」または「未登録」のどちらかを選択してください。
登録済みの方は、当日までに視聴できるイベントページをご用意いたします。
未登録の方に関しては、後日フォームにご入力いただいたメールアドレスへ「JVTA Online」のログイン情報(IDとパスワード)をお送りします。当日は「JVTA Online」にログインし、「リモート・オープンスクール」のページにあるボタンをクリックしていただければ、参加していただくことができます。


■オープンスクール当日は「JVTA Online」から参加可能!登録も簡単です
JVTAは2015年から双方向型のリモート授業を正規講座に導入し、2020年よりすべてのコースを完全リモートで行っています。2020年10月からは独自に開発したラーニング・マネージメント・システム「JVTA Online」を導入。授業への参加から課題の受け取り及び提出、講師やスタッフとのコミュニケーションまでのすべてを1つのシステムで完結することで、より快適で効率的なリモート学習環境を提供しています。教室と国内外のご自宅をライブ配信で繋ぎ、教室での授業とまったく同じように質疑応答、講師のフィードバックが可能です。
JVTA Onlineは受講生以外の方でも登録していただくことができます。登録後は、ログインするだけで講座・セミナーのお申し込みや参加が可能。その他、JVTA Onlineでしか視聴できないセミナー動画もご用意しております。
「リモート・オープンスクール」もワンクリックで参加していただけます。この機会に「JVTA Online」を試してみませんか?
「JVTA Online」についてもっと詳しく知りたい方は▶こちら


 【動画で解説!】現役受講生が答える!受講にまつわる5つの質問


【お問い合わせ】
電話 03-3517-5002
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    ●ご参加される日程をお選びください。(必須)

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    未登録登録済み

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    英日映像翻訳科日英映像翻訳科ロサンゼルス校映像翻訳Web講座バリアフリー講座その他

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    【備考】ご要望・連絡事項・体験レッスンのご相談内容などあればお書きください。

    ※お申し込みされた方には、JVTAや映像翻訳の最新情報をお届けするメールニュースに登録させていただきます。

    •  

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      【件名】:●月●日オープンスクール参加希望
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    ◆月曜・水曜・金曜に開催!
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    はじめて学ぶ「バリアフリー字幕の世界」<音編>
    ~講師と考える音の表現方法~

    『JVTAリモートセミナー・シリーズ Winter 2023
    ~もっと知りたい!メディア翻訳の世界~』<全セミナー無料>

    2023 年3月6日(月)19:30~20:30 日本時間
    リモート開催/参加無料

    ※受付は終了しました※

    作品を視聴者に伝えるキーワードは「音」
    あなたならどう表現しますか?

    ドアが開く音、紙袋を振る音、波のさざめき…。映画やドラマ、アニメを見ているとき、私たちは必ず「音」に触れています。翻訳字幕ではセリフがメインですが、聞こえにくい人や聞こえない人のために施すバリアフリー字幕ではセリフだけではなく音情報も文字にして伝えます。このセミナーでは映像のワンシーンを見ながら、作中のあらゆる音に注目。その音に作者が込めた想いや意図を理解し、どのような表現で伝えていくべきかをバリアフリー字幕を教える講師と一緒に考えます。講師からの呼びかけで皆さんに映像の音に適した字幕を考えてもらうセッションも設けます。映像の新たな楽しみ方を知る貴重な機会となるはずです。

    ※このセミナーは要約筆記による生字幕対応をします。

    【こんな方におススメ!】
    ・バリアフリー字幕にご興味をお持ちの方
    ・映像関連の仕事に興味をお持ちの方
    ・英日/日英映像翻訳者、あるいは勉強中の方
    ・映像の“アクセシビリティ”を高めることに興味のある方

    【内容】
    ・音の表現方法を考える―この音、あなたならどんな言葉にして伝える?
    ・バリアフリー字幕制作にチャレンジ
    ・バリアフリー字幕の事例紹介

    【登壇者プロフィール】

    【進行役】

    小笠原尚軌

    JVTAバリアフリー事業部ディレクター。「週刊TVガイド」「テレビブロス」などを発行する東京ニュース通信社で記者職・編集職に従事。その後、“映像のバリアフリー化”という言葉に引かれてJVTAの「バリアフリー講座」を受講。入社後、広報・PRの部門を経て、現在はバリアフリー事業部 ディレクター。字幕ライターと音声ガイドディスクライバーに必要なスキルを習得した修了生の就業サポートを行っている。

    講師:渡辺三奈

    JVTAの「バリアフリー講座」を受講、バリアフリー字幕ライターとして活動。現在は、JVTAでディレクターとして原稿チェックや受発注業務に携わっている。アニメを得意ジャンルとし、動画配信サイトに配信されている作品などを手掛けている。

    日程:2023年 3月6日(月)19:30~20:30  ※日本時間※受付は終了しました※


    参加費:無料
    参加方法:リモート(ZoomリンクまたはJVTA独自のLMS「JVTA Online」経由のZoom)
         ※ウェビナー使用
    参加受付期限:2023年3月6日(月)18:30
    対象者:どなたでも参加可(海外からの参加も可)
    申込方法: 以下の申し込みフォームからお申込みください。送信後に届く自動返信メールに当日のご参加方法に関する詳細が記載されていますので、必ずご確認ください。

    その他のお問い合わせはこちらのアドレスにてメールで受け付けております。
    seminar(at)jvta.net
    ※(at)は@に置き換えてください。

    ■当日は「JVTA Online」から参加可能!登録も簡単です

    JVTA は 2015 年から双方向型のリモート授業を正規講座に導入し、2020 年よりすべてのコースを完全リモートで行っています。2020 年 10 月からは独自に開発したラーニング・マネージメント・システム「JVTA Online」を導入。授業への参加から課題の受け取り及び提出、講師やスタッフとのコミュニケーションまでのすべてを1つのシステムで完結することで、より快適で効率的なリモート学習環境を提供しています。教室と国内外のご自宅をライブ配信で繋ぎ、教室での授業とまったく同じように質疑応答、講師のフィードバックが可能です。

    JVTA Online は受講生以外の方でも登録していただくことができます。登録後は、ログインするだけで講座・セミナーのお申し込みや参加が可能。その他、JVTA Online でしか視聴できないセミナー動画もご用意しております。

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    『JVTAリモートセミナー・シリーズ Winter 2023
    ~もっと知りたい!メディア翻訳の世界~』<全セミナー無料>

    2023年3月10日(金)19:30~20:30 ※日本時間
    リモート開催/参加無料

    ※受付は終了しました※

    日本語の「ミスを減らす」「書く時間を短縮する」

    今回のセミナーは「日本語のライティングを勉強してみたい」「これから翻訳者を目指したい」という日本語ライティングの初級者に向けたセミナーです。日本語ライティングの基礎となる考え方、テクニック、学習法を伝授します。「そもそも日本語を書く際にどのようなことを意識すればいいのか?」「日本語字幕で注意すべきことは?」といった翻訳を含む日本語ライティング全般の考え方や注意点から「Webの辞書はどれを使えばいいのか?」「誤字脱字はどうチェックすればいい?」といった日々の学習などに役立つ内容まで網羅しています。映像翻訳だけでなく、仕事上のメール、書類の作成などビジネス上にもきっと役立つプログラムです。

    【こんな方におすすめ】
    ・日本語に苦手意識がある
    ・映像翻訳者、表現者を目指したい方
    ・日本語ライティングの基礎を学んでみたい方
    ・日本語の表現力をアップさせたい方

    【内容】

    ・日本語を書く際にまず意識するべきこと
    ・主語の扱い方を考える
    ・表現力を高めるための考え方
    ・Web辞書の正しい使い方
    ・誤字脱字の防ぎ方
    ・今後の学習法

    【講師】


    丸山雄一郎(「日本語表現力強化コース」主任講師)

    学生時代からJVTA代表である新楽直樹に師事し、ライターとしてデビュー。小学館「DIME」「週刊ポスト」「週刊ビッグコミックスピリッツ」などでライター、編集として活動後、講談社「週刊現代」「FRIDAY」「セオリー」などで執筆。現在は、映像翻訳本科のほか企業の社内研修でも講師を務める。

    日程:2023年3月10日(金)19:30~20:30 ※日本時間
    料金:無料(※録画対応はおこなっておりません。)
    参加方法:リモート(ZoomリンクまたはJVTA独自のLMS「JVTA Online」経由のZoom)
    定員:なし
    申し込み期限:2023年3月10日(金)18:30  ※ 締め切りました
    対象者:どなたでも参加可(海外からの参加も可)

    申込方法:

    以下の申し込みフォームからお申込みください。送信後に届く自動返信メールに当日のご参加方法に関する詳細が記載されていますので、必ずご確認ください。

    その他のお問い合わせはこちらのアドレスにてメールで受け付けております。
       seminar(at)@jvta.net
       ※(at)は@に置き換えてください。

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    JVTA は 2015 年から双方向型のリモート授業を正規講座に導入し、2020 年よりすべてのコースを完全リモートで行っています。2020 年 10 月からは独自に開発したラーニング・マネージメント・システム「JVTA Online」を導入。授業への参加から課題の受け取り及び提出、講師やスタッフとのコミュニケーションまでのすべてを1つのシステムで完結することで、より快適で効率的なリモート学習環境を提供しています。教室と国内外のご自宅をライブ配信で繋ぎ、教室での授業とまったく同じように質疑応答、講師のフィードバックが可能です。

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